話題沸騰!福島県葛尾村の国産羊肉『メルティーシープ』こだわりの飼育法を公開!極上のうま味&とろける食感の秘密に迫る

2024.8.25 07:00
ガクテンソクと宮川大輔

お笑いコンビ・ガクテンソクのよじょうと奥田修二が8月24日放送の『満天☆青空レストラン』に出演。宮川大輔とともに、福島県双葉郡葛尾村(かつらおむら)を訪れ、希少な国産羊肉『メルティーシープ』のおいしさの秘密を探った。

番組への出演を熱望していたというよじょうは「こんないい番組ないですよ」と初出演を喜んだ。本日の食材について、名人が「お肉系」「よじょうさんの髪質に似てるかな」とヒントを出すと、3人は一斉に「羊!」と答え、見事に正解した。

傘をさすガクテンソクと宮川大輔

名人は、畜産歴32年の黒毛和牛の生産者。数々の品評会で受賞歴がある和牛のスペシャリストだったが、2011年の東日本大震災で村からの避難を余儀なくされた。5年後、村に戻ると、約1200頭いた和牛は数頭にまで減少。そんな中、出会ったのが国産の羊肉。名人は「これから葛尾村で活かせるものを作りたい」と、国内シェア1%未満の国産羊肉の生産に挑戦。黒毛和牛の生産で培ったノウハウを活かし、7年間の試行錯誤の末『メルティーシープ』という画期的な羊を生みだすことに成功した。

まるで和牛のような極上のさしと、とろける(Melty)ような脂からその名がついた『メルティーシープ』。脂に含まれるうま味成分のイノシン酸は一般的な羊の20倍以上もあり、羊肉の常識を覆す旨味と甘いくちどけが特徴。(スライス時)1kgあたり約14000円にもかかわらず、注文が殺到し、ふるさと納税では現在最大9か月待ちの状態だという。

一行は、標高600mの山中にある名人の飼育場を訪れた。名人が育てるのは、肉質のよさで人気のサフォーク種や、健康的で育てやすいコリデール種などの一般的な品種。名人は和牛生産で培ったノウハウを活かし、驚きの肉質に変貌させるという。

メルティーシープ

ガクテンソク

名人は「一番重要なのはエサ」だと説明。牛も羊も草食動物で体の仕組みが似ているため、同じエサを食べると同様の効果が得られるという。一般的に羊の飼育は放牧で、青草をエサにするのが主流だが、名人が与えるのは、黒毛和牛と全く同じ配合飼料。トウモロコシや大豆、麦などが入った穀物飼料で、脂の融点を下げる効果が期待できるリノール酸と呼ばれる脂肪酸が豊富に含まれている。説明を聞いた宮川は「とろけるんだ」と驚くと、名人は「上品にとろける」と自信たっぷりに答えた。

さらに、エサの食いつきをよくするため、与えているのが、パイナップルの搾りかす。腸内環境を整え、健康な羊に育てることで食欲が旺盛になるという。

エサをあげるガクテンソク

3人はエサやりを体験させてもらうことに。勢いよく食べる羊に「わ~すごいすごいすごい」「食欲すごいっすね」と3人は大興奮。

さらに、名人が「うちだけの特権です」と胸を張るのが、獣医師歴13年の妻の存在。羊は非常にデリケートで、体調を崩しやすいため、妻が一頭一頭毎日こまめに体調をチェックしているという。

ガクテンソク奥田

羊の食欲がすぐれない時は、まず聴診器でチェックすると聞き、奥田も試してみることに。奥田は「呼吸の音と心臓の音しますね」と真剣な表情で答えると、その様子に「名医みたい」とよじょうからツッコミが入った。

特別な飼育法で育てた名人の羊は、ホゲットと呼ばれる生後1年から2年未満のものを出荷。生後1年未満のラムの柔らかさと、生後2年以上の濃厚な味わいのマトンのいいとこどりだという。

名人がここまで手間暇をかけるのは、一度失われたふるさとを取り戻すためだという。「ゆくゆくは和牛の和に羊とかいて、“和羊”と日本のブランドに向かっていければいいな」と語った。

写真提供:(C)日テレ

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