『天空の城ラピュタ』を制作するために誕生した“スタジオジブリ” 名前の由来は宮﨑駿監督の勘違い!?

2024.8.30 10:55

日本テレビ系金曜ロードショーと、entaxがコラボレーション。金曜ロードショーのここでしか聞けない“とっておき情報”を紹介する。

“夏はジブリ!”ということで、金曜ロードショーでは、この夏2週連続でスタジオジブリ作品を放送。2週目となる8月30日は『天空の城ラピュタ』が登場。

空に浮かぶ伝説の宝島ラピュタ。冒険家だった亡き父の意思を継ぎ、ラピュタに憧れる少年パズー。空から舞い降りたラピュタ王家の血を引く少女シータ、肝っ玉母さんのドーラが率いる空中海賊、ラピュタの秘めたる力を狙う悪役ムスカなど、多彩なキャラクターが入り乱れる冒険活劇だ。

『スタジオジブリ』とは、この『天空の城ラピュタ』を制作するために立ち上げられたスタジオであることは、知る人ぞ知る事実。
“GHIBLI”とは、イタリアの軍用偵察機の名前でもあり、元々はイタリア語で“サハラ砂漠に吹く熱風”を指す言葉なんだそう。宮﨑駿監督が、日本のアニメーション界に旋風を巻き起こそうという意味を込めて名付けたという。
実は、この単語の発音、正しくは“ギブリ”なのだが、発案の際に宮﨑監督が勘違いしていて、“ジブリ”と名付けた。そのため海外では『スタジオギブリ』と呼ばれてしまったこともあるのだとか…。

実は、『天空の城ラピュタ』というタイトル、企画段階の仮題は『少年パズー・飛行石の謎』だったとのこと。
サブタイトルとして『空中城の虜』『空とぶ宝島』『飛行帝国』などが検討されたそうだ。また主人公の“パズー”は、宮﨑監督が学生時代に考えた船乗りの名前で、“シータ”は、数学で習った『シータ』という記号から思い付いたらしい。大学時代に書いた人形劇のヒロインの名前にも使われたという。

ちなみに名前の由来ではないが、空中海賊を率いる女ボスで肝っ玉母さんのドーラのモデルになったのは…なんと宮﨑監督のお母さん。
宮﨑監督は「男ばかりの兄弟4人そろってもおふくろに太刀打ちできなかった」と話しているそうだ。

そんな個性豊かなキャラクターがたくさん登場する本作。すべての世代に愛される不朽の名作をお楽しみに。

【ストーリー】
シータ(よこざわけい子)は小さな山里で暮らす少女。ある日、彼女はムスカ(寺田農)率いる謎の男たちによって巨大な飛行船に乗せられ、連れ去られてしまう。しかし飛行船を、空賊のドーラ(初井言榮)一家が襲撃!飛行船から逃げようとしたシータは、誤って落下してしまった。不思議な力で静かに降りていくシータ。彼女を助けたのは、炭鉱で働く少年・パズー(田中真弓)。パズーはシータを自宅に連れ帰るが、翌朝、ドーラ一家とムスカたち国防軍がシータを探して渓谷の町に現れる。
町の人たちの協力でなんとか逃げるものの、追い詰められた2人は深い谷底へ…!!その瞬間、シータのペンダントが光り輝いた!空に浮かぶ幻の王国・ラピュタで作られた飛行石の結晶が、秘められた力を発揮したのだ。無事に地下の坑道に降り立ったパズーとシータだったが…

『天空の城ラピュタ』(1986)
原作・脚本・監督:宮﨑駿
プロデューサー:高畑勲
音楽:久石譲
声の出演:
<パズー> 田中真弓
<シータ> よこざわけい子
<ドーラ> 初井言榮
<ムスカ> 寺田農
<ポムじいさん> 常田富士男
<将軍> 永井一郎
<親方> 糸博
<おかみ> 鷲尾真知子
<シャルル> 神山卓三
<ルイ> 安原義人
<アンリ> 亀山助清
<老技師> 槐柳二
<マッジ> TARAKO

写真提供:(C)日テレ

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