自然界では神出鬼没!最大30cmにもなる食用きのこ“仁王しめじ”を栽培する名人の工夫が詰まった栽培法とは

2024.9.14 19:00

モデル、俳優の箭内夢菜(やない・ゆめな)が21日放送の『満天☆青空レストラン』に出演。MCの宮川大輔とともに、茨城県東茨城郡城里町を訪れ、全長約30cmの巨大きのこ『仁王しめじ』の収穫を体験した。

今回箭内らが訪れた『七会きのこセンター』では、王道から激レアな品種まで10種類のきのこを栽培しているそうで、センターを“きのこワールド”と称する名人による案内のもと、2人は所狭しと栽培されているきのこたちの生育環境を見学。箭内は、“アワビタケ”などなかなか目にすることの出来ない品種の数々を、食い入るように見つめていた。

10年前から、このきのこセンターの管理を行っているという名人のもとに、ある日送られてきたというのが今回の食材・仁王しめじ。日本最大級の食用きのこで、あまりの大きさから仁王様にあやかりその名が付けられたという。自然界にも存在するきのこだというが、一般的なきのこが一度生えた場所で何度も生え続けるのに対し、仁王しめじはその土地の栄養を使い尽くし同じ場所にはほぼ生えないため、名人いわく“神出鬼没”なのだとか。そのあまりの大きさに宮川は「ウソモノみたい」と驚いていた。

そんな仁王しめじは、その栽培方法も独特。一般的なきのこが20度前半の温度で栽培されるのに対し、仁王しめじはおよそ30度の温度で育てられる。かつては沖縄県などで露地栽培をされていたそうだが、そのコストの高さから徐々に栽培は衰退。それでも名人は、「大きさばかりが気になってしまうところなんですけども、非常に繊細で上品な味」と中身にもこだわり、4年前に本格的な室内栽培を成功させたそうだ。

名人から、木の皮を発酵させた堆肥を使用するなど、栽培のために凝らした工夫を聞いた2人は、いよいよ仁王しめじの収穫に挑戦。包丁で石づきを切り取り収穫すると、箭内は思わず爆笑しながら「めちゃくちゃ重!」とリアクション。プランターで育てられる姿に「観葉植物みたい」とリアクションした宮川は「うわーきれい」と名人が虜(とりこ)になった仁王しめじの美しさを実感した様子で、カメラに仁王しめじの姿を見せつけていた。

マニアの中で注目を集めているという仁王しめじについて、名人は「(きのこ)業界全体として元気がない。ぜひこの味を暑い時期の風物詩として」と、さらなる知名度向上に向けて栽培を続けていくと語った。

写真提供:(C)日テレ

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