映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』ヒロイン役・畑芽育を単独取材 高橋恭平の背中は頼もしかった
2023.3.2 18:00映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』(3月3日全国公開)とentaxがコラボ! ヒロインとして出演した畑芽育に単独インタビューを実施した。映画は、人気コミックを映像化した胸キュン必至の青春ラブストーリー。なにわ男子の高橋恭平演じる主人公・千輝くんと“片想いごっこ”を通して距離が近づく同級生の真綾役を演じた畑に、同世代が多かった共演者の印象について聞いた。座長・高橋恭平の現場での姿とは……?
(Part1~3の2/Part1はこちら)
■高橋恭平さんは座長に徹してくれて頼もしかった
――共演シーンが一番多かった千輝彗役・なにわ男子の高橋恭平さんはどんな方でしたか?
畑 本当に優しい方だな、という印象です。本業がアイドルの方ですし、お芝居経験がきっとたくさんあったわけじゃないだろうから、最初は「私がどうにか引っ張らないと」と思っていたんです。でも実際には高橋さんが現場を引っ張って、すごく現場を盛り上げて下さいました。ご本人は人見知りのようなんですけれど、多分がんばってみんなに話しかけて場の雰囲気をつくって、座長に徹してくれたんだと思います。すごく頼もしい背中で追いかけたくなるような感じでした。
■板垣李光人さんとは同じ星に生まれているかも!?
――クラスメイト・手塚颯馬役の板垣李光人さんはいかがでしたか? entaxの未来予知インタビューでお聞きした様子だと、映画の共演がきっかけで、莉子さんと3人で週1回ペースでごはんを食べに行くくらい仲良くなったそうですね。
板垣さんはおしゃれが本当に好きな方で、普段からヒールのある靴を履いたりしているんです。それがすごくかっこよくて、ヒールの音がコツコツと聞こえて「誰?」と思って見たら「板垣さんだ!」となりました。そこでご挨拶させていただいたのですが、はじめは全然心を開いてくれないからどうしよう、と思っていたんです。でも、私は前から板垣さんのお芝居が大好きでよく観ていたので、過去の出演作の話などをしながら徐々に仲良くなり、撮影が終わる頃にはすっかり打ち解けて、今では週1回ごはんに行く仲になりました。でも(現場で)何を話していたかというとあまり覚えてないんですけどね。
板垣さんとよく言い合うのは、「同じ星に生まれているよね」と。何かすごく近いものを感じるというか、多分私が男性だったら板垣さんみたいな感じだっただろうし、板垣さんが女性だったら私みたいな感じだっただろうね、という話をよくするんです。不思議な友達です。ある意味、同性の友達に近いような感覚でお話しできる方です。
■「陽」キャな莉子ちゃんからは元気をもらえる
――真綾の親友・小原知花役の莉子さんとも、この映画が初共演だったのですよね?
畑 はい、そうなんです。莉子ちゃんは、一言で表すと「陽」の人間。太陽の光を浴びて育ちました、みたいな女の子です。私はけっこうネガティブなところがあって考えこんじゃうタイプなので、私にはないものを持っているから話していてすごく楽しいし、莉子ちゃんからしかもらえない養分があるくらい、会う度にいつも元気をもらっています。
(莉子さんと板垣さんと)3人でよく一緒にいるんですけど、すごくいい感じなんですよね。バランスが取れている感じがします。
――もしかして高橋恭平さんは何で仲間に入れてくれないの?と寂しく思っているのでは?
畑 高橋さん! そうですよね(笑)。現場ではよく一緒にいたんですけどね。高橋さん……私達と一緒にごはんとか行きたいのかなぁ?
■自分にはなかった高校生らしい青春を疑似体験できた
――他のキャストの方も含めて同世代の役者さんが多い現場だったと思います。雰囲気はどうでしたか?
畑 とても楽しかったです。青春時代を思い出す……でも私、高校時代にあんな青春してなかったですね。私になかった高校生らしいキラキラしたものを疑似体験できました。撮影中に箭内夢菜ちゃんがお誕生日を迎えられて、みんなで現場近くのケーキ屋さんでバースデーケーキを買って、クラッカーを用意してサプライズバースデーを行いました。めちゃくちゃ楽しくて、青春だなぁって。
――今回女子高校生役でしたが、何歳くらいまで制服を着たいと思いますか?
畑 何歳でもやりますよ。制服を与えられる限り、ずっと着続けます。「これを着てください」と言われるものは文句を言わず着ます!
■まじめで心配性なところはヒロインと似ているかも
――演じた真綾に一番共感したポイントはどこですか?
畑 まじめさや、一つの物事に一生懸命に集中するところは、ちょっと近いなと思いました。私自身、幼い頃から芸能の仕事をやってきて、途中挫折しそうにもなったけど、今の年齢になっても周囲に恵まれながらここにいるということは、少なからず自分がひたむきに一生懸命に(仕事に対して)向き合ってきたからなのかな、と、最近思えるようになって。なので、まじめ過ぎて周りが見えなくなってしまう部分や、心配性な部分は自分と近いのかな、と思います。
インタビューPart3に続く
【畑 芽育(はた めい)Profile】
2002年4月10日生まれ、東京都出身。NHK大河ドラマ『青天を衝け』(2021年)などの出演を経て、先日放送されたTBS系ドラマ『Get Ready!』(2023年)7話の出演では衝撃のラストシーンが話題に。映画『森の中のレストラン』(2022年)に続きヒロイン役を務めた映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』(2023年)の公開を3月3日に控える。1st写真集(タイトル未定)が4月10日発売予定。
【作品情報】
『なのに、千輝くんが甘すぎる。』
3 月 3 日(金)全国ロードショー
人生初の告白に見事に玉砕した高校2年生の失恋女子・真綾(畑芽育)。親友の小原知花(莉子)に慰められるも、落ち込んでいるところを陸上部のエースで学校一のイケメン・千輝くん(高橋恭平)に見られてしまう。モテモテなのに周囲には塩対応な千輝くんが、なぜか真綾に提案したのは、“片想いごっこ”!
「好きな人、無理に探すくらいなら、俺に片想いすれば?」。
片想いごっこの条件は、絶対に好きにならないことと、まわりにバレないこと。好きになってはいけない約束なのに、自分にだけ優しくて甘すぎる千輝くんに、真綾の気持ちは次第に揺れ動いていく…。そんな中、真綾に密かに想いを寄せるクラスメートの手塚(板垣李光人)に、秘密の関係を知られてしまい…。千輝、真綾の片想いごっこの行方は――?!
出演:高橋恭平(なにわ男子)、畑 芽育、 板垣李光人、莉子、曽田陵介、中島瑠菜、箭内夢菜、鈴木美羽
原作:亜南くじら 「なのに、千輝くんが甘すぎる。」(講談社「月刊デザート」連載)
監督:新城毅彦
脚本:大北はるか
音楽:fox capture plan
主題歌:なにわ男子「Special Kiss」(ジェイ・ストーム)
配給:松竹
公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/chigirakun-movie/
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