“高校吹奏楽の巨星”の熱血指導を現役部員と一緒にプレイバック!今の高校生たちにも刺さりまくりの『吹奏楽の旅』
2024.10.11 11:5510月9日放送の『1億人の大質問!?笑ってコラえて!2時間SP』では、人気企画『吹奏楽の旅』の特別編を放送。“高校吹奏楽の巨星”と呼ばれた指導者の在りし日の姿を振り返った。
2022年11月20日、大阪城ホールには大勢の観客が詰めかけていた。この日行われていたのは“高校吹奏楽の巨匠”と呼ばれた指導者・丸谷明夫さんの追悼コンサート。丸谷さんは1964年から大阪府立淀川工科高校吹奏楽部を率い、指導者として歴代部員たちを熱く、厳しく指導し続けてきた。その指導力で、全国約1500校中わずか30校しか出場できない『全日本吹奏楽コンクール』に41回出場、金賞を32回獲得する快挙を成し遂げた名指導者だ。
番組では2004年11月3日に『吹奏楽の旅』コーナーで丸谷さんが指導する大阪府立淀川工科高校吹奏楽部(通称・淀工)を取り上げていた。丸谷さんは亡くなる前まで淀工で指導を続けていたが、その最後の教え子もこの春卒業。そこで今回は丸谷さんの指導を知らない現役の淀工吹奏楽部員と一緒に当時の映像を鑑賞することに。
現在、淀工吹奏楽部を指導している出向井誉之先生も淀工OBで、丸谷さんの指導を受けていた1人。後に教員としてこの学校に戻り、丸谷さんが亡くなる前まで一緒に淀工吹奏楽部を指導していたという。さらに今回はゲストとして、世界的指揮者の佐渡裕さん、“シンクロの母”として知られるアーティスティックスイミングコーチ井村雅代さんも一緒にVTRを見ることに。2人とも生前の丸谷さんとは交流があり、意気投合していた間柄だ。
VTRでは時折怒鳴り声をあげながら熱く指導する丸谷さんや、厳しい部内オーディションの様子、コンクールの数日前から当日の早朝、さらに会場入り直前まで続く猛練習が次々と描かれていく。部員たちに厳しい言葉を飛ばし、自分たちで考えさせ、曲に思いを込めていく様子に、VTRを見ている全員が引き込まれていく。そしてコンクール本番、素晴らしい演奏を披露した淀工吹奏楽部は見事全国大会への切符を手にした。帰りのバスの中で満面の笑みを浮かべながら部員たちに「当然じゃ!」と言い放った丸谷さんの姿でVTRは終了。