偶然が生んだ“奇跡の米”岐阜県下呂市の自然が育む超大粒米『龍の瞳』の誕生秘話とは
2024.10.19 19:00お笑いコンビ・ニッポンの社長の辻皓平とケツが、19日放送の『満天☆青空レストラン』にゲスト出演。番組MCの宮川大輔とともに岐阜県下呂市を訪れ、全国から注文が殺到する超大粒米『龍の瞳』を発見した名人のもとで、ブランド米誕生の歴史を学んだ。
全国各地でそれぞれの特徴をいかしたブランド米が多く開発・栽培されるなか、岐阜県で生産され密かに注目されているのが、今回の食材『龍の瞳』。そのブランドによって様々な個性を持つ日本の米だが、『龍の瞳』の特徴は他に類を見ない“粘り強さ”と“コシヒカリの1.5倍を誇るしっかりした粒感”を両立しているそうで、日本人の好みに合った味わいなのだという。名人はその完成度の高さについて「ポイントを全部兼ね備えた米」と語った。過去には数々の米に関するコンテストで、グランプリに輝いた実績も持つという。
早速名人に案内され、収穫時期を迎えた稲田へ足を運んだ一行は、その稲穂の高さに驚愕(がく)。宮川は「見事に育ってますね。高さも均等で、倒れてもいなく、やっぱり強い稲ですね」と反応しつつ、『龍の瞳』の粒の大きさに触れながら、粒付きの良さについてリアクションした。
ここで話題は、『龍の瞳』誕生までの歴史について展開。元々農林水産省に勤めつつ、兼業農家をしていたという名人は、24年前のある日育てていたコシヒカリの稲田のなかから、異常に伸びた稲を発見したそうで、これまで見たことのない超大粒米を食べた名人は、その味に衝撃を受けたという。米を炊いている最中「まさにポップコーンのような」香りの良さを感じた名人は、以来偶然出会ったこの品種の研究を開始。一般的なブランド米が優秀な品種を掛け合わせて作られるのに対し、『龍の瞳』は、その交配過程が不明。名人たちは奇跡的に見つけた2本の稲から、5年をかけ試験栽培を繰り返し本格的な栽培にたどり着いたそうだ。