『ゴジラ-1.0』昭和に似合う…?山崎貴監督が語った“神木隆之介と浜田美波をキャスティングした理由”

2024.11.1 09:30

日本テレビ系金曜ロードショーと、entaxがコラボレーション。金曜ロードショーのここでしか聞けない“とっておき情報”を紹介する。

11月1日は、日本にとどまることなく世界中で大ヒットを記録、第96回アカデミー賞Ⓡでは、邦画・アジア映画史上初の視覚効果賞を受賞した『ゴジラ-1.0』がノーカットで地上波初放送となる。

舞台は第二次世界大戦の敗戦ですべてを失った日本。そこに突如として現れたゴジラに「政府も頼れない、武器も弾薬もない状況で、いかにしてゴジラと戦うか?」という民間人たちのゴジラ討伐に向けた挑戦が、ドラマチックに描かれる。また、戦争を引きずり、多くのものを失ってもなお、強く生きていこうとする人間たちのドラマも描かれていく。

民間人が中心となってゴジラに立ち向かうストーリーになっている本作。キャスティングにおいて重要視されたのは、戦後まもなくという舞台でも、観客が身近に思えて感情移入できる存在であるかどうかだったという。企画・プロデュースを務めた岸田一晃は、メインとなった神木隆之介と浜田美波について、ほとんど迷わずオファーすることができたと話す。

また、同じく企画・プロデュースを務めた山田兼も「お二人の演技のおかげで終戦直後の日本でゴジラに立ち向かい生を追求する人々の物語に血を通わせることができました」と語っている。

一方、二人がキャスティングされたことについて、「昭和の世界に似合うと思ったんです」と語るのは山崎貴監督。神木については、「顔の作りが超現代的というのではなく、古い時代も似合う」とのことで、「昭和の舞台の中に置いた時に非常になじむ、自然と風情に溶け込む力を持っているなと思いました。そして、ゴジラとちゃんと対抗できるキャラクターを持っている人ということでお願いしました」とコメントしている。

また、浜辺については、「昭和の女優が持っていた魅力を、いまだに持っている人だと感じるんです。彼女には往年の東宝の女優が持つ匂いみたいなものがあって、これは俳優としての財産だと思いますね」と公開当時に語っていた。

その他にも、山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、佐々木蔵之介ら豪華キャストが出演。

ゴジラに翻弄されながらも、必死に立ち向かう人たちの脆(もろ)さや強さを描いた人間ドラマに注目だ。

【ストーリー】
第二次世界大戦末期、敷島浩一少尉(神木隆之介)は特攻に出撃するものの、大戸島に不時着する。その夜、島民に呉爾羅と呼ばれる、全高15mの恐竜のような謎の巨大生物が基地を襲撃。敷島を残し、隊は壊滅してしまう。戦争によって何もかも失い、焼け野原となった東京。空襲で両親を失ったことを知った敷島は、独りさまよっていた所、赤ん坊を抱えた女性、大石典子(浜辺美波)と出会う。

なんとか仕事を探し出し、3人で共同生活をしていく中で、敷島は毎晩悪夢にうなされ、生き残ったことに帰還兵の苦しみを感じていた。
戦争を生き延びた人々が日本復興を目指す中、追い打ちをかけるかのように、巨大生物ゴジラが出現、東京に上陸する。自前の軍隊を持たない日本は、武器も弾薬もない、民間人だけでゴジラに立ち向かうしかなかった。誰かが貧乏くじを引かなくてはいけない…。戦争を生き抜いた人々はゴジラと戦うことを決意する。

『ゴジラ-1.0』(2023)
◆監督・脚本・VFX:山崎貴
◆音楽:佐藤直紀
◆出演:神木隆之介、浜辺美波、山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、佐々木蔵之介

写真提供:(C)日テレ

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