松岡修造 熱く語った錦織圭選手とのエピソード「最も幸せな時間だったかもしれない」
2023.3.14 15:00「“松岡修造”って書く時、変換が“酒造”になることがめちゃくちゃ多くて…」
酒造メーカーの発表会に登場するやいなや、ダジャレで会場の笑いを誘った元プロテニス選手でスポーツ解説者の松岡修造。酒造メーカーからのCMを待ち望んでいたという松岡は、自ら“松岡酒造”と名乗り、いつものテンションで熱い“松岡節”を繰り広げた。
CMの商品が、キレのある辛口ノンアルコール飲料ということで、“自身にキレがないと感じることは?”との質問に、「(テニスの)ジュニア合宿を始めて24、5年になるんですよ。あの錦織選手も含めて伝えていた“本気出せよ!”っていうところの“キレ”っていう意味では、(キレの)継続時間は短くなってきた気がするんですよ。昔は朝から晩までだったんですけど、キレてる時間が少なくなったかな」と語った。
55歳となった今、衰えを実感している松岡だったが、そんな中でも幸せなことがあったという。「ちょうど数日前まで(ジュニア)合宿やってた時に錦織圭選手がいらっしゃって、彼が“世界に行くには”って、びっくりするくらい良い話しをてくれたんです。むちゃくちゃ錦織圭、キレがあるなと思った。最も幸せな時間だったかもしれませんね。自分のキレが少し弱まったとしても、周りのキレに支えられてるなって感じた」と、かつて自ら育て上げ、世界的プレーヤーとなった錦織選手とのエピソードを明かした。
そして、CMの商品を一緒に飲みたい人を聞かれ、「一緒に飲みたいのは、まず(妻の)松岡恵美子さんですか。びっくりしたんですよ。(商品を)家に持って帰って冷やして。(妻が)飲んだ後の…。子育てで相当疲れてて、恵美子さん、めちゃくちゃキレッキレでした」と、妻思いの一面を見せた。
さらに、司会が「では、以上で…」とイベントを締めようとすると、「えっ? 終わりなの?」と松岡。まだまだ話足りないようで、福岡から取材に訪れている記者に、「KBC(福岡の放送局)から来てるんでしょ? ひとつ質問して終わりなさい」と、自ら質問を要求。
すると記者はとっさに絞り出し、「福岡の料理では何と飲むと一番合うと思いますか?」と質問。身構えながら質問を待っていた松岡は、「やっぱり、うなぎのせいろ蒸しじゃないですか。柳川の。せいろ蒸しって、甘いタレで煮込んで(蒸して)いくでしょ? それとこの辛口がピタッとキレとともに。うなぎ上り!」と、ドヤ顔で締めた。
こうしてイベントは終了。ところが、まだしゃべりたいのか一向に退場しようとしない松岡は、司会のマイクで「今日は雨も降っているのでお気を付けください。どれだけ今日は伝えられるものがあったのか非常に心配でございます。ぜひともキレッキレの記事、よろしくお願いします」と、最後の最後までしゃべり足りない様子だった。
タカラ・辛口ゼロボールCM『飲んでみます』編は現在放映中。