映画『キングダム2 遥かなる大地へ』製作の舞台裏を語る「360度異世界を作りあげる」
2023.4.14 09:00山﨑賢人、吉沢亮が出演し大ヒットした『キングダム2 遥かなる大地へ』。作品に関わるクリエイターを迎えて、ここでしか聞けない貴重なトークがWOWOWオリジナル配信番組『シネマセッション』で4月15日まで配信されている。
番組は、佐藤信介監督、作曲家・やまだ豊、松橋真三プロデューサーが登場。今回は、その中から厳選したトークをダイジェスト版『シネマセッション』から配信する。作り手が製作の舞台裏を語る、貴重なトークは、松橋プロデューサーから始まる。
「『キングダム』をやりたいプロデューサーや監督はたくさんいると思うのですが、まずはお金もかかるし、すごいロケーションが必要だし、美術から何から全部作らないといけないしと、おいそれと手を出せる作品ではなかったんです。ハリウッドでサンフォード・パニッチさんという『タイタニック(1997)』を作ったプロデューサーが、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント映画部門の代表になっていて、アメリカ本国以外の世界中のコンテンツをローカルプロダクションとして日本映画を作っていくとなったときに、一緒にやらないかと相談を受けたんです。(年に何本か枠があってビジネスをしたいというのではなく)“日本映画界に革命を起こしたいのであれば、私が素晴らしい企画をお持ちします”と提案し、じゃあ『キングダム』をやりましょう! となったのが一番最初だったんです」と松橋プロデューサーは語った。
佐藤監督は、「『キングダム』を映画化するといいんじゃないかというお話は、何年も前に話をしたことがあったんですが、360度異世界を作りあげるというのが、当時は予算的なものも含めてまだ企画が早すぎて、日本の映画のチカラとして無理じゃないかなと思っていたんです。そこから何年も色々な作品を手掛け(経験し)ていく中で、そろそろ異世界の中で真実味を持たせたストーリーを作れるんじゃないかと思い始めたころに松橋さんからお話をいただいた。どのくらいの気持ちで取り組もうとなるのか、まさに革命に裏打ちされたお話だったので、今だったらできる!」というのが、最初に抱いた感想だったという。
作曲家・やまだは、「『キングダム』といえば、やっぱりロックだなと思った。一番イメージされる音楽は壮大なオーケストラで歴史の重みを表現できるような音ですが、『キングダム』の並みの人間では志せないようなところを走り続ける音楽。それは僕の中ではロック的だなと思ったので、絶対くじけないという“前進感”と“疾走感”がテーマになりました」と音楽への思いを語った。
『信』役の山﨑賢人と監督の出会いや、若き国王を演じる吉沢亮とのキャスティング秘話、製作の舞台裏は、WOWOWオンデマンドで配信中のオリジナル配信番組『シネマセッション』で見られる。
映画『キングダム(2019)』4月15日(土)午前10:20~WOWOWにて放送
映画『キングダム2 遥かなる大地へ』4月15日(土)午後0:35~、5月10日(水)午後4:35~WOWOWにて放送
<番組サイト>https://www.wowow.co.jp/detail/184910/-/01
「シネマセッション」オンデマンド限定映像 | WOWOWオンデマンドで見る
https://wod.wowow.co.jp/content/125262