伊藤沙莉 「この後の仕事は?」次の仕事が決まらず悩んだ当時と、不安から救ってくれた『言葉』を明かす
2023.9.25 12:15俳優の伊藤沙莉(29)が9月22日放送の日本テレビ系『Google Pixel presents ANOTHER SKY (アナザースカイ)』に出演。俳優人生20年の歩みを振り返った。
この旅で、長編映画で初主演を務め、初めて海外の映画祭に参加した場所“イタリア”を訪れた伊藤は、当時の記憶がよみがえる中、「1作品1作品終わるのが怖いっていう状態でしたね、常に」と、順風満帆だったわけではなかった俳優人生を回顧。
その“怖い”という感情について、「終わる時に、特に学園ものとかだと、“みんなこの後何やるの”とかAP(アシスタントプロデューサー)さんとかが聞くんですよ、“この後の仕事は?”みたいな。無いから。答えられる子がいると、“すごいな、いいな”って思ってたし」と、撮影終わりに聞かれる何気ない一言への思いを振り返り、「自分の中ではそこまで執着しているつもりもなかったんですけど、この仕事に。だけどそれでも怖かったです、戻るのが」と、当時の葛藤を打ち明けた伊藤。
そんな辛い時期に支えてくれたのが家族だと明かし、その存在については「大きいです。大柱」と話した伊藤は、「“いつ辞めてもいいんじゃない”って言われたのは大きかったです」と、家族からの言葉が、俳優としての自分を支えてくれた事を告白。
さらに「9歳からやらせていただいてて、すごく家族が喜ぶのとかもうれしかったですし、友達が誇らしく思ってくれることとかもうれしかったですけど。中学生とかそのくらいになってきた時に、“これ辞めたら全員いなくなる”っていう意識になって、自分の価値というか、出てるからみんな“すごいね”ってなるけど、これがなくなった時、“私への質問とか私との会話ってあるのかな”とか」と、自分の価値が不安になった当時を思い起こした。
「実際これを続けていくかどうかって悩んでた時も家族に相談して、そしたら“いや良いんじゃない”って、“自分の人生なんだから、やりたいことがあるなら違うことでもやればいいし、無いならもう続けるなり、別に一回サラッと全部辞めてみるでも良いし”」と肩の力が抜けるような言葉をかけてくれた家族への感謝の気持ちを明かした伊藤。「“いつ辞めてもいい”って思うと続くんですね、意外と」と笑顔を見せ、締めくくった。
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