チュートリアル・福田充徳、5歳息子の“育て方”の悩みを明かす 「俺もそうだった」とヒロミが共感
2023.11.17 19:00お笑いコンビ・チュートリアルの福田充徳が11月14日(火)放送の、日本テレビ系情報番組『DayDay.』(月~金/あさ9時~)のゲストの本気のお悩みをスタジオメンバーと視聴者が共有して解決するヒントを探る『お悩みチャットバ』コーナーに出演。子どもに対しての教え方について悩みを打ち明け、出演者から様々なアドバイスを受けた。
■福田充徳のお悩みは【できない子どもにムキになる】
5歳の息子を持つ福田は“子どもに対しての教え方”について悩んでいると告白。ある日、息子が公園で友人と遊んでいたところ、逆上がりをできていなかった場面を見てしまったという福田。それに対して息子の友人は「お前、こんなのできねえのかよ。逆上がりできないのお前くらいじゃない?」と言われたにもかかわらず、息子は「エヘヘヘヘヘ」と笑って何も言い返さなかった。そのことに福田自身は「お前悔しくないのかよ」と思ってしまい、息子と夕方の公園で体力の限界まで特訓。息子は「別に悔しくないけど」と言うが、福田は「お前あんなこと言われて悔しくないのか?悔しくないわけないだろ、絶対悔しいはずだよ」とムキになって言い返してしまうと明かした。
ほかにも、まだ自分の名前が書けない息子に対し息子の友人が「名前書けないの?俺なんか半年前から書けてるぜ!」と発言。息子はまた「エヘヘヘヘヘ」と笑って気にしていない様子に、福田はまたムキになってしまい、かなり強めの言葉で文字を書くトレーニングをしてしまったという。
そのことが仇(あだ)となり、息子から「パパにはもう教わりたくない」と言われ、妻からは注意されたと明かした。
MCの南海キャンディーズ・山里亮太が「(息子さんは)おだやかなおっとりしたイメージでしたけど」と問いかけると「おっとりしていて、一人っ子なので社交的で明るくて人見知りもしない」と話す福田だが、続けて「一人っ子だからなのか、負けん気がない、競争心があまりない。ほかの子と比べるのも良くないですけど、自分だけできないのが悔しいという感覚がまだないみたいなので、過剰になってしまう」とついついムキになってしまう理由を語った。逆上がりや鉄棒、字、絵など様々なことを教えてきたというが、「自転車を借りられて走れる公園があるんですけど、息子よりもちっちゃい子どもがすいすい乗っていたり、できちゃっているのを見ると…」と自転車の乗り方を教える際も熱が入ってしまうと話した。山里が「どんな感じなんですか?ムキになるって」と福田に尋ねると、「ちゃうちゃう!ちゃうちゃう!漕(こ)ぐねん!漕ぐねん!漕がへんから倒れるねん」と押している際の様子を再現。火曜メンバーのヒロミがすかさず「“漕ぐねん”がわからないんじゃないの?関西弁がダメなのかも。お前が関西弁をやめる」と笑いを誘った。
火曜メンバーの武藤十夢が「息子さんはイヤになったりしないんですか?」と質問。福田は「最初は楽しくやっているんですけど最終的に“もうやだ”」となってしまうと答えた。
アン ミカは「できることは褒めてあげているんですか?」と聞くと、福田は「褒めるのは褒めます、めっちゃ」と笑顔で答え、具体的には「プール教室で今までできていなかった、水の中で目が開けられるようになったことに対して、“すごいやん”“あんなんできるの?”」や「めちゃめちゃ今日かっこよかったな」など息子を褒めた時のエピソードを明かしたが、どちらかというと機嫌を取っているようになってしまう、とこぼした。
山里が「(福田さんは)いつもすごく優しくて冷静でいらっしゃるのに」と発言すると、ヒロミが「(息子に)できてほしいんだよな」とフォローする場面も。ヒロミも「俺もそうだったんだけど、遊びに連れて行ってキャッチボールをやったとしても、“もうちょっといい球よこせよ。ここ!ここ!”みたいな強めになる。それは上手くなってほしいからなんだよね。でもそんなことは向こうは求めてないの。同じ悩みがあったから」と過去を振り返った。ヒロミは息子が16歳になるくらいまで悩みがあり、「“よし、バイクの免許取ろう”っていって悩みがあった(息子を)教習所に連れて行ったら泣いて嫌がられた」とエピソードを披露し笑いを誘った。
■出演者から福田充徳へアドバイスは?
――火曜日メンバー・ヒロミ 『遊ぶのみ』
「教えようと思っちゃダメなんですよ、僕の経験上。遊びの延長で“あ、鉄棒あるじゃん。ちょっとやってみる?”など誘ってみる」
――火曜日メンバー・武藤十夢 『アメとムチを8:2にする』
「AKB48にいた時に、“メンバーのここをもっとこうすればいいのにな”と思った時に、嫌われたくないし聞いてほしいという思いがあったので、ここが良かったとたくさん褒めた後に、もっとここを良くしたらもっと良くなると思う、と話をすると聞いてくれるんですよね。褒めて褒めて、更にこうすれば良いよとプラスアルファの部分を言うと聞き入れてくれるのかなと思います」
――日替わりMC・藤井貴彦 『言葉を試着する』
「“自転車を漕ぐねん!漕ぐねん!”と言われた時に子どもがどう感じているか。“漕いでいるのにできないんだよ”と思っていると思うんですよ。それを自分に試着してみると、“絶対に後ろから支えてあげるから思いっきり漕いでみな!”と言った方が子どもは漕いでくれると思う。アドリブで言葉を出すのではなくて、言葉を試着してみてそれが子どもにフィットしているかどうかを確認してみる」
――火曜日メンバー・石田健 『のんびりした子という長所を応援する』
「自分ものんびりした子で、今考えると親のすごいところが、本当に何も言わなかったこと。(俺は)一人っ子なので競争しないタイプの子で。大学受験もなかったので、みんなが競争するポイントでは競争しなかった。そうなるとキャリアとか考える時に、なるべく競争しなくても勝てるところはどこだろうと考えるようになる。昔から“のんびりしてる子だね”と言われていたらしいんですけど、それが俺の長所なんだろうなと思うようになって今の自分がいるので、子ども視点から言うとそこを褒めてもらうのもうれしいんじゃないかと思います」
――火曜日メンバー・アン ミカ 『個性を信じて伸ばす』
「その子の個性を信じて伸ばすって考えた時に自転車がちょっと遅くても、水泳はほかの子よりできている。そのできているところを伸ばしてあげたり信じてあげる。私も5人兄弟で負けん気の世界で生きてきたので、ほかの子よりできないところから自分なりの個性を伸ばしてきて、それを導いてもらえたから今の仕事につながっている」
この日、夏休みだったMCの武田真一に代わり、日替わりMCを務めた日本テレビアナウンサーの藤井貴彦のアドバイスに対し福田は、「実演できるかな?」と不安な表情をしつつも胸を打たれた様子。アン ミカは「エヘヘヘヘヘと言えるのはすごい才能。良い育て方をされているんですよ」と感心。
福田は「良いところをポジティブに捉えて伸ばしていく」と出演者のアドバイスを自分自身に言い聞かせるように発言し、山里が「できそうですか?」と聞くと福田は「すぐにできるかどうかわからないですけど、素晴らしいアドバイスをいただいたので変わっていこうと思います」と決意を語った。
山里は「もし近所の公園とかで福田さんを見つけて“漕ぐねん”と言ったら僕はぶちギレます」と宣言し、福田も「激ギレしていただいてもオッケーです」と返し、スタジオは笑いに包まれた。