ひき逃げ事故した車を見事に特定!…決め手は電話中に聞こえた、“聞こえないはずの音”?

2024.1.26 09:15

お笑いコンビ・タイムマシーン3号の関太と山本浩司、モデルで俳優の柳美稀が1月25日放送の『THE突破ファイル 空港税関&交通事故鑑定人 悪党のウソを見破れSP』の再現VTRに出演。証拠隠滅を図るひき逃げ犯のウソを、自動車にわずかに残された痕跡から見事に見破った。

交通事故の状況を調査し、原因を正確に判断する敏腕交通事故鑑定人である関の元に入ってきたのがひき逃げ事故の鑑定。ある女性が夜道で婚約者と待ち合わせをしていたところ、婚約者がひき逃げに遭ってしまったという。事故の直後、すれ違った犯人の顔と車を女性は見ていたが、事故の瞬間を見ていなかったため決定的な証拠にはならず、逮捕には至らなかった。

被害者の婚約者を演じた私立恵比寿中学・星名美怜

唯一残されていた証拠は、車にひかれた際に被害者の服に残されていたタイヤの跡。これが犯人の車のタイヤと一致すれば動かぬ決め手となるのだが、既に車は犯人によって売却された後だった。鑑定人たちは警察が調べていた車の戸籍にあたる車台番号と車種を頼りに中古車販売業者、さらに車を解体してパーツを輸出する業者「ヤード」をしらみつぶしに探してみたが、同じ車種の車の数があまりにも多すぎて途方に暮れてしまう。

そんな時、事故直前に被害者と電話していた女性の「車の音が聞こえてきて…」という言葉で鑑定人があることに気づく。通常、電話では周波数の関係で車の排気音は聞こえてこないのだが、電話越しに排気音が聞こえたということはマフラーを改造している可能性が高かったのだ。一気に捜索範囲が狭まったこともあり、解体される直前に犯人の車を発見することができた。

ところが肝心のタイヤの跡が、被害者の服に残されていたものと一致しない。既にタイヤが交換された後だったのだ。これが一致しないと証拠にすることはできない。

あきらめかけたその時、関はある場所にわずかに残されていた交換前のタイヤの跡を発見した。その場所とは「タイヤハウス」と呼ばれるタイヤの上部にあたる車体内側の部分。車が障害物などの大きいものを踏み越えると、タイヤのサスペンションが大きく沈み込み、タイヤ上部が内側にぶつかって跡が残る場合があるのだ。そして犯人の車の内側にも、被害者をひいた時についたと思われるタイヤの跡がくっきりと残っていた。これが服に残った跡とぴったり一致し、決定的証拠を突き付けられたひき逃げ犯はついに観念した。

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写真提供:(C)日テレ

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