『世界一受けたい』意外と知らないドイツを学ぶ…3年間の育児休暇と“両親手当”に驚き

2024.2.3 20:54

古今東西の名物講師が登場し自ら“使える学問”を講義する『世界一受けたい授業 あなたの常識は古い!知らないと恥をかくアップデートSP』が2月3日に放送された。『日本がドイツから学ぶ5つのこと』という講義では、2023年の名目GDPのランキングで日本を抜いて世界3位に躍り出ることが濃厚なドイツの生活ついて、ドイツ・フランクフルト在住のモデル、タレントの佐藤ありさによるリポートを交えつつ、解説がなされた。

ドイツの人口は約8400万人で日本のおよそ3分の2。また年間の総労働時間も1341時間で、日本より266時間も少ない。それでも国民1人あたりのGDPはドイツの方が上だという。

講義ではそんなドイツから学ぶこととして、暮らしの時間の使い方・リサイクル好き・働き方・休み方・子育てという5つのテーマが登場。暮らしの時間の使い方に関しては、ドイツの夕食に関する習慣として火を使った調理をあまりしないことが明かされ、パンとハムやチーズが一般的だという紹介がなされた。また法律によって、日曜日にはほとんどのお店が営業されないそうで、佐藤は「スーパーもやってなくて買い物もできなくて、私もドイツにきて一番衝撃を受けたことです」と当時の様子を振り返った。ドイツの人々は、休みの日をカフェや公園で過ごしているという。

リサイクル好きというテーマでは、街なかにある電話BOXなどを活用し設置されている、本のリサイクルBOXが登場。佐藤は「いらなくなった本を入れられて、誰でも持っていくことができる」とその魅力を語った。専門家によれば「ドイツ人はいかに賢くお得に生活しているかを自慢したい国民性」なのだそうで、ゴミの回収が有料であることも相まってリサイクルが活発に行われているようだ。

また、ドイツは子育てに関する制度が充実しており、育児休業制度も手厚いという。育児休暇は法律によって最高3年と定められており、期間中は政府から「両親手当」という補助金も支給されるのだとか。

そんなドイツでは、子どもが誕生日パーティーをする時、自分の誕生日をプロデュースしておもてなしをする決まりがあるそうで、自ら考えてパーティーを企画するという。また親は子どもの誕生日に合わせて、ケーキを学校で配るために用意するそうだ。この風習に、堺正章校長は「苦労が絶えないわ、こりゃ」としつつも、「ドイツの誕生日会はすごいですね。祝ってもらうよりはむしろお返しするというか」とコメント。この発言を受けて、専門家は「子どもの時だけじゃなくて、大人になってもやっぱり友達とかお世話になった人を家に呼んで盛大におもてなしをするっていうのがドイツ流なんです」と言葉を重ねた。

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写真提供:(C)日テレ

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