スタジオジブリ初のフル3DCG 作品『アーヤと魔女』宮崎吾朗監督が語るCGの魅力とは?

2024.3.15 07:30

日本テレビ系金曜ロードショーと、entaxがコラボレーション。金曜ロードショーのここでしか聞けない“とっておき情報”を紹介する。

スタジオジブリ作品の世界を表現した公園施設『ジブリパーク』に新エリア『魔女の谷』が開園するのを記念して、金曜ロードショーでは2週連続で“魔女たち”が活躍するスタジオジブリ作品を放送。
1週目の3月15日は宮崎吾朗監督作品の『アーヤと魔女』が登場。

“子どもの家”で暮らす10歳の少女アーヤが魔女の家に引き取られることに…。魔女にこき使われ魔法を教えてくれないことに腹を立てたアーヤは、黒猫のトーマスの力を借りて反撃を開始する!

本作は、スタジオジブリ初のフル3DCG によるアニメーション作品。ジブリといえば、美味しそうな料理のシーンも有名。今回は、3DCGでその“美味しそう”な感じを表現するために、料理を実際に作り、3Dスキャンしてデータ化し、3D モデルを作成。その後ライティングなどで演出し、さらに手描きで加筆して美味しそうな料理に仕上げているのだそう。

「3DCGでやるっていう時点でジブリに対してみなさんが思っているイメージやコードから外れているかもしれない」と語る宮崎吾朗監督。『アーヤと魔女』は登場人物も少なく、舞台も限定されているため、3DCGで挑戦するのにぴったりだったという。

CGというと、大胆なカメラワークや派手なエフェクトのイメージがあるが、実は日常のお芝居の幅が広がるとのこと。例えば、ずっとしゃべりながら振り向いて戻るというような芝居は「絶対やめてくれ」と言われるような動きだったが、3DCGだとそれがまったく苦にならずにできるのだとか。宮崎吾朗監督は「CGでやるって決めたところで気持ち的に開き直れたので、音楽も自分の好きな70年代の英国ロックにしてしまえ!と振り切れた気がします」と語っている。

ちなみにジブリパークの新エリア『魔女の谷』には、アーヤが引き取られることとなる、「魔女の家」が登場し、魔女ベラ・ヤーガの作業部屋やアーヤの寝室などがあるとのこと。番組内ではジブリパーク新エリアの最新映像も放送されるとのことでこちらもぜひおさえておきたい。

【ストーリー】
赤ん坊の頃から「子どもの家」で育ったアーヤは、みんなを自分の思い通りにして快適に
暮らしている。だがある日、派手な女と長身の男に引き取られる。「あたしの名前はベラ・
ヤーガ。魔女だよ。あんたをうちに連れてきたのは、手伝いが欲しかったからだ」。そう名
乗る女に、アーヤは自分がおばさんの助手になるかわりに、魔法を教えて欲しいと取引を
する。しかしベラ・ヤーガはアーヤをこき使うばかり。長身の男マンドレークはいつも不
機嫌そう。生まれて初めて“思い通りにならない”壁にぶつかったアーヤは反撃を始める。

『アーヤと魔女』(2020)
監督:宮崎吾朗
企画:宮﨑駿
プロデューサー:鈴木敏夫
音楽:武部聡志
原作:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
声の出演:寺島しのぶ 豊川悦司 濱田 岳 平澤宏々路 シェリナ・ムナフほか

写真提供:(C)日テレ

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