山崎育三郎「今、もう“時の人”みたいな方ですけど…」最新アルバムでデュエットの幾田りらの“ストイックさ”に驚く

2024.5.8 11:55

山崎育三郎が4月24日(水)日本テレビ系情報番組『DayDay.』(月~金/あさ9時~)の『boom boom!』コーナーに初の生出演。世界で最もハンサムな結婚詐欺師の物語を描いた最新アルバム『The Handsome』から、『Witch GAME』を生歌披露。entaxでは出演直後、独自インタビューを行った。

◆『Witch GAME』生歌披露

この日、最新アルバム『The Handsome』をリリースした山崎は、アルバム収録曲『Witch GAME』を生歌披露した。このアルバムは、10の楽曲がひとつの物語を紡ぐ作品で、山崎が演じる“この世で最もハンサムな詐欺師”の主人公・ハンサムという人間模様が描かれている。

◆番組出演直後、entaxは山崎育三郎に独自インタビュー

――初出演となった『DayDay.』はいかがでしたか?

山里さんと武田さんがいらっしゃったので、『おしゃれクリップ』で共演した時にわりと2人ともじっくりお話ができたので心強かったです。本当に楽しめました。

黒田みゆ、武田真一、山崎育三郎、山里亮太

――今回披露された楽曲『Witch GAME』が収録された6年ぶりのオリジナルアルバムについて、楽曲で物語を伝えていくアルバムは珍しいと思ったのですが、制作のきっかけを教えてください。

“日本のオリジナルミュージカルを作りたい”という目標があって。今回のアルバムのコンセプトも“1つの物語”にして、さまざまなアーティストの方がその楽曲に携わってくれました。今回のアルバムは、“この世で最もハンサムな結婚詐欺師”のハンサムという人物が主人公で、この人の人生をたどっていくお話なんです。自分自身ではなくて“何かに入り込んで歌う”ことが、やっぱりミュージカル俳優でもあるので、自分にとって一番しっくりくるというか…。自分の良さが一番出るアルバムになるんじゃないのかなっていうことで、今回物語がベースのオリジナルミュージカルのようなアルバムを作りたかったからですかね。

――劇作家・演出家として多方面で活躍する根本宗子さんがプロデュースされていますが、きっかけを教えてください。

根本さんが、劇作家として演劇界で最も注目されている方ですし、以前ご一緒する機会があったんですけど、スケジュールがうまくまとまらなくて結局なくなってしまって。リベンジということもあり、最も尊敬する人っていうのもあったので、ぜひ今回お願いしたいなと思いました。

――アルバム1曲目『神に生かされた俺』が6分30秒の大作となっていて、衝撃を受けました。手掛けられたOKAMOTO’Sさんとの共演はいかがでしたか?

“1つの物語っていうところからこのアルバムができている”とか、すごくちゃんと理解してくださって。“ハンサム”の心情とかキャラクターとか、全部音楽に落とし込んでくださいました。本当にミュージカルを制作するような感覚で一緒に作れたなと思います。ボーカルのショウさんともレコーディングスタジオで一緒に0から作りました。実際に歌ってもらったり、一緒にディレクションして作っていけたので、すごく新鮮でしたし、僕はもうずっと楽しかったです。

――『LIKE、重ねていく』では幾田りらさんとのデュエット曲で、“いくいくコンビ”にファンの方も「うれしすぎる」「りらママありがとう」など歓喜の声が上がっています。レコーディングなど、幾田さんとのエピソードはありますか?

レコーディングに挑むときに、ブースの中で発声練習を1時間くらいされていて。そこまで発声するのってミュージカル俳優くらいしか見たことがないので驚きました。ストイックだし、音楽に対する情熱とか、誠実な気持ちで挑んでいる姿が印象的でした。今、もう“時の人”みたいな方ですけど、そういうところとは関係なく、ブレずに自分を持っている姿がとても魅力的に感じました。

――5月から始まるツアー“山崎育三郎 全国TOUR 2024 『THE HANDSOME』”について、アルバムの物語がどう表現されていくのか、注目が集まっています。

今回のツアーは1部2部みたいなイメージがあって、1部ではこのアルバム“ハンサム”の物語をミュージカルのように、お客様にはストーリーをちゃんと追っていただけるような構成にしています。この舞台を見ていただいて、この物語が完結するといいますか…。多分楽曲で聴いているだけだと“どういう風につながっていくんだろう”って、皆さんいろいろ想像したり、イメージされていると思うんですけど、その1つの形を舞台で提示したいなと思っているし、ミュージカル俳優の自分ならではの表現がそこにあると思うので、本当にミュージカルを見るような感覚で来ていただきたい。でも、楽曲自体はすごく音楽的に、音楽ファンにも楽しんでもらえる楽曲ばかりなので、どっちの良いところもとったようなステージになると思います。

――ファンの皆さんへメッセージをお願いします。

自分のずっとやりたかった“オリジナルミュージカル”の第1歩っていうところでいうと、今自分ができるエンタメとして、素晴らしいクリエイターの皆さん、根本さんをはじめ音楽家の方々と最高の作品を作れたので、みんなにこの“ハンサム”という物語を楽しんでもらって、“ハンサム”を愛してもらって。僕は舞台の人間なので、ライブっていうものが、自分にとって輝く場所であり、好きな場所。ライブ会場でみんなとひとつになれるのを楽しみにしています!

【リリース情報】
オリジナルアルバム 「The Handsome」発売中

【山崎育三郎 Profile
12歳の時に初めてオーディションに挑戦。3000人の中から主役を勝ち取り、舞台デビューを果たした。2007年には『レ・ミゼラブル』で当時世界最年少でマリウス役に大抜擢(てき)され、2010年には主演を務めた『モーツァルト!』で『菊田一夫 演劇賞』を受賞。今年主演を演じた『トッツィー』では、一人二役の男女を演じた。演技の幅を広げ、今もなおトップを走り続けている。さらに、30歳でドラマや映画にも出演し、映像の世界へ。今年2024年には自身初の全国27ヶ所30公演という最大規模のライブツアーを開催するなど、ソロアーティストとしても活躍している。

写真:©entax

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