出口夏希「途中から全然理解できなくて…」永瀬廉の“熱い想い”伝わらず…
2024.6.21 16:1518日(火)にNetflix映画『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』の配信記念イベントが行われた。主演の永瀬廉をはじめ出口夏希、三木孝浩監督が登壇し、印象的な共演シーンやヨルシカ・suisがカバーした『若者のすべて』についての思いを語った。
原作は、新人作家・森田碧のデビュー作で2021年に発売されるとSNSを中心に「号泣必須!」と話題になった『余命一年と宣告された僕が、余命半年の君と出会った話。』(ポプラ社 刊)。現在『よめぼくシリーズ』として6冊にわたって刊行され、シリーズ累計50万部を突破中の大ベストセラー。
主人公の余命一年の宣告を受ける・早坂秋人を演じるのは、Netflix作品初参加となり俳優としても活躍している永瀬廉(King & Prince)。ヒロインで余命半年の少女・桜井春奈を演じるのはドラマや映画に引っ張りだこの出口夏希。そして、監督には『ソラニン』『今夜、世界からこの恋が消えても』などの恋愛映画を世に送り出してきた三木孝浩が務める。
冒頭のあいさつで出口は「やっとみなさんにお披露目できる日が来て、やっとこの日を迎えられてうれしいです」とにこやかにコメント。
本作を見ての感想として、永瀬は「まぶしいよ…まぶしい!画面の明るさとかじゃなくて(笑)まぶしい!17歳だからこそのピュアさとか、真っすぐさとか、素直さとか…。ちょっとしたボタンの掛け違いみたいなことが起こってっていう切なさだったり。高校の時のシーンの文化祭とかすごい青春っていう感じもあった。秋人が感じている表情の切り取り方とかも三木さんが伝わるように切り取ってくださるので、ほんまにいろんなパズルが上手くハマった作品やなと思います」と冗談を交えつつ作品の“まぶしさ”を解説。
印象的な共演シーンについて永瀬は「文化祭のシーン。高校生活を楽しんでほしいっていうことで、すごいめっちゃ手込んでた。普通の高校生に戻った気分というか…。今後、取材で高校時代の思い出なんですか?って聞かれたら、ここの文化祭をあげます、俺。それぐらいリアルでキラキラしてた文化祭だった!」とコメントし三木監督を笑わせていた。そんな永瀬は、さらに「クランクアップの時に、みなさんへの感謝とか、これからも頑張ります的なことを長々としゃべって、でぐ(出口)とそのあと話してたら“あれってどういうこと?”って、全然伝わってなくて(笑)」と出口とのやり取りを暴露。出口が「絶対言わないで!」と必死に制止するも永瀬は暴露を続け「難しい言葉使ってるつもりなかったんですけど、僕が発した言葉8割ぐらい理解できてなかったみたいで(笑)」と明かした。
そんな出口は「最後の打ち上げの時に永瀬さんがすごい高い台に立って、作品に対しての熱い思いを言ってて、最初は“うんうん”って聞いてたんですけど、選ぶ言葉が私が普段選ばない難しい大人の言葉で…。途中から全然理解できなくて」と苦笑。「でぐ(出口)にだけ俺の感謝伝わってない」と落ち込む永瀬に対して、出口は「でも、表情で伝わりました!」とフォロー(?)した。
本作の主題歌『若者のすべて』はフジファブリックの代表楽曲であり、これをヨルシカのsuisがカバー。フジファブリックが歌う『若者のすべて』は劇中歌として使用されている。この楽曲について三木監督は「最初にこの映画を作るときに、みんなが聞いたことあって思い出の引き出しを開けられるような曲を一曲モチーフに置けないかなとプロデューサーと会話。出てきたのが『若者のすべて』。僕もすごい大好きな曲」とコメント。永瀬は「歌う方によって歌の聞こえ方、歌から見える表情が変わってくる。suisさんのバージョンだと、太くはないんですけど心にスって入ってくる。凝り固まっていた心をほぐしてくれるような優しい歌声」と主題歌を絶賛。
出口は「元々プレイリストに入っていたくらい聞いていた曲。実際エンドロールで聞いた時にすごい、この作品のエンドロールに合っている曲だなと。想像がすごい膨らむ!エンドロールなのに“春奈、天国で元気にしてるんだろうな”とか“辛い思いしてきたけどすごい幸せだったんだろうな”とか余韻に浸れるような終わりになっていて。みなさんも最後の最後まで余韻に浸って見てほしい」と作品のエンドロールに対しての思いを語った。
永瀬は出口の思いを聞き「(エンドロールで)歌終わっちゃうのが寂しい気持ちになるなって」と共感した上で「監督がずっとカラオケで歌ってた。行く度にずっと。その監督の『若者のすべて』バージョンも入れたい。スペシャルバージョンでエンディングに監督バージョンいけないですかね?suisさんのあとに監督の(笑)」と監督をいじり会場を和ませイベントを締めた。
Netflix映画『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』は6月27日(木)よりNetflixにて世界独占配信。