アニメ『夜桜さんちの大作戦』“歩く情報漏えい”夜桜万が暴走!「これぐらいおもしろい爺さん目指してえな」 

2024.6.28 16:45

アニメ『夜桜さんちの大作戦』の第12話『プリズン・ジジイ・ブレイク』が6月24日にBS日テレにて放送された。下校中、太陽のスクールバッグの中から突如謎の人物が出てくる。その不審人物の正体は、六美の祖父・夜桜万だった。孫夫婦の結婚を祝うために刑務所から脱獄してきたという万は、凶一郎の包囲を難なくかいくぐり、太陽を強引に連れ出してナイトクラブへ。“歩く情報漏えい”こと万を捕まえるべく、凶一郎の指示のもと太陽は様々な手段で捕獲を試みる。

(以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます)

◆突然登場した謎のおじいさんの正体は…六美のおじいちゃんだった!

ある日、太陽の鞄の中から謎のおじいちゃんが現れる。彼は六美の祖父の万(ばん)。なんと孫夫婦のお祝いのためにこっそり太陽の鞄に潜んでいたのだという。万は太陽を食事に連れ出そうとするが、突然凶一郎が万を捕縛する。凶一郎いわく、万は情報収集の任務で刑務所に収監されているが、そこから脱獄したため、今すぐ戻せと命令が出ているのだという。さらに万は女性にモテるためなら秘密もペラペラしゃべるため“歩く情報漏洩(ろうえい)”と言われているのだ。

しかし凶一郎の捕縛をすり抜けた万は、太陽を連れ夜の街へ。凶一郎は太陽に万の捕獲を命じる。早速夜の店を訪れた万は店のホステスに機密情報をペラペラと話し出す。太陽はなんとか捕まえようとするが、年寄りとは思えないフットワークでそれらを全てかわされてしまい、「本当に年寄りか、この人…」と絶句する。

◆万が脱獄してきた理由とは…

酒が入り、上機嫌になった万は妻の京子との思い出を語り出した。身寄りもおらず、誰にも心を開かなかった万が初めて心を開いた相手が京子だと聞いて、自分との共通点を見つける太陽。万は「愛は無限でも命は有限だ。後悔のないよう今を大切にしてくれ」と太陽に話しかける。太陽は「六美は俺をこれ以上ないほど幸せにしてくれました。後悔することは一つもありません。六美にもそう思ってもらうよう全力で頑張る、俺にできることはそれくらいです」と言い切った。

すると、突然万の手首に手錠がかけられる。そこに立っていたのは万の妻の京子だった。六美がおばあちゃんの京子と共に、万がいそうな夜のお店を巡って探していたのだ。

万は京子に抱きつき、「今日こそデートしよう!」と叫ぶ。実はこの日は二人の結婚記念日だったのだ。「結婚記念日くらい京子とイチャイチャしたーい!」と叫びながら、万は連行されていった。

万の乗ったパトカーを見送りながら、六美は万にきっぱり言った太陽の言葉を思い出し、太陽と手をつないだ。一方、そのパトカーの中でも、万は「いい婿(むこ)をもらったな」と京子に話しかけ、二人の手も重なっていた。

SNS上では「万さんカッコイイ」「これぐらいおもしろい爺さん目指してえな」「スパイなのに歩く情報漏洩…」と万のキャラの濃さに驚く声が多く上がった。

『夜桜さんちの大作戦』第13話
6月30日(日)午後5時〜 MBS/TBS系にて放送
7月1日(月)夜10時30分〜 BS日テレにて放送

©権平ひつじ/集英社・夜桜さんちの大作戦製作委員会・MBS

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