“多数派”が○亡するアニメ『多数欠』第1話から主人公がまさかの…!?予想外すぎる展開に視聴者も「どうすんだこれ…」
2024.7.5 19:30アニメ『多数欠』が7月2日(火)深夜26時10分より、日本テレビ、BS日テレ、RAB青森放送他にて順次放送を開始した(第2話以降は深夜25時59分より放送)。“多数派が失われる”過酷な生き残りゲームに巻き込まれた少年少女たちが、ゲームを催す謎の存在・皇帝に立ち向かい、運命を切り開いていく姿が描かれる。第1話『明日』では、さっそくとある主要人物が“多数欠”の餌食に…。スピード感あふれる展開に視聴者からは「え?〇〇死んだ??」「1話とは思えない情報量と展開に驚いた」「これホントに1話なん?死にすぎじゃない?」「どうすんだこれ…」など驚きの声が多く上がっている。
(以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます)
原作は、現在マンガアプリ・GANMA!にて“第4部”が連載中の『多数欠』シリーズ。世界最大級のアニメイベント『AnimeJapan』では2019年と2020年の2年連続で「アニメ化してほしいマンガランキング」のトップ10入りを果たすなど、ファンの間で映像化が熱望されてきた作品。
アニメでは物語を盛り上げる豪華キャスト陣も要注目。主人公・成田実篤(さねあつ)役は、『文豪ストレイドックス』中島敦役や『シャドウバースF』天竜ライト役を務める上村祐翔。ヒロイン・藤代紗綾(さあや)役は『呪術廻戦』天内理子役で注目された永瀬アンナが演じている。
◆家族が、親友が、街の人が… 日常は突如終わりを迎える
成田実篤はいつも通り都内の高校に通い、いつも通りの日常をすごしていた。『情報』の授業で、パソコンが苦手な実篤はクラスメイトの佐藤一彦(CV:大鈴功起)からパソコンだけは“ダメ篤”などとからかわれる。ふとパソコンを見ると、そこには『今これを見ている YES or NO』というメッセージが。しかし、マウスを動かすと、スクリーンセーバーのようにすぐに消えてしまうのだった。
放課後、いつものように親友・一之瀬龍太(CV:浦和希)たちと一緒に帰る実篤だったが、この日は母親の命日のため、どこにも寄り道せず帰宅することに。父親は海外に住んでおり、実篤は母親が亡くなって以来、1人暮らしをしていた。そんな実篤に龍太は「困ったことがあったら何でも言えよ。俺たち親友だからな」と声をかけるのだった。
翌朝、実篤が目覚めると、なぜかテレビがつかなかった。海外にいる父親に電話しても出ない。通学途中の道も、異様に静かだったが、実篤はあまり気にせず近所に住んでいる龍太を迎えに行った。しかしインターホンを押しても誰も出ないため、まだ寝ていると思い、家の裏手に回って中の様子をうかがう。すると部屋の中には、目を見開いたままテーブルに突っ伏し、微動だにしない龍太の姿があった。必死に窓をたたいて呼びかけるも、龍太はピクリとも動かない…。そこへ、一彦から電話が──。眼前の惨状を伝えると、「龍太もか…。よく聞け実篤。たぶん、龍太はもう亡くなっている」と声を落とす…。
慌てて学校へ行くと、そこには一彦と、生徒会長の八木橋藤十郎(CV:小野大輔)、情報処理科教諭の篠崎宗太郎(CV:森嶋秀太)を含む9名が集まっていた。「結論から言うと、何がなんだか分からない」と落ち着いて話す八木橋。だが、家族も皆亡くなっており、学校の職員、生徒たちも、今ここに集まっているメンバー以外は生きてはいないと言う。それどころか、街中の人のほとんどが亡くなっている状況だったのだ。
そんな中、また新たなメッセージがパソコン画面に現れる。『東京都に住む日本人 YES or NO』というものだった。それを見た反応から、昨日現れたメッセージもここにいる全員が見ていたことが分かった。八木橋は告げる。「みんな自宅待機だ。明日になったら自分の活動に必要な荷物をまとめて、また集まろう。その代わり、必ず集まってくれ。君たちを守るためだ。明日になれば答えが出る」と──。
◆やってきた“明日”
翌日、再び学校にやって来る実篤。そこにいたのは一彦と、教諭の篠崎、生徒会役員で1年の藤代紗綾、同じく1年の神臣(じん おみ / CV:三上枝織)、2年の国後依恋(くなしり えれん / CV:中島由貴)と海藤美佳(CV:佐藤恵)、3年の須藤良平(CV:笠間淳)。全部で8名だった。……生徒会長の八木橋がいない。
すると、紗綾が“八木橋は亡くなった”と一同に告げる。原因は昨日のメッセージ『東京都に住む日本人 YES or NO』だれ。埼玉県から通学していた会長は、その質問のせいで命を落としたのだと。最初のメッセージも、2回目のメッセージもYESかNOの選択肢があるが、回答はしていない。しかし最初は‟これを見ていない人間“が、2回目は‟東京都に住んでいない人間”が亡くなっていくと考えると、これまでの出来事の辻褄(つじつま)が合う。──そしてまた、画面にメッセージが現れた。
『試運転終了 本日の23時40分よりルールをお知らせします』
夜まで待つと、謎のマークと共に音声メッセージが流された。
「おめでとう。あなたたちは偶然生きています。初めまして皇帝です。東京にいる100万人の生き残りの皆さん、試運転は終了しました。多数欠をとります」
画面に現れた“多数欠”という文字に、実篤は思わず口に出す。「多数、欠……欠ける……」
「ルールは簡単。皆さんは毎日変わる指定区域で青いポスト、または赤いパソコンを探しだし、回答の2択まで書いた質問を投じてください。特定個人の指定を含む質問、一度採用されたものと同様の質問は無効です。有効な質問を先着1件採用します。毎日23時55分に締め切り、58分から読み上げ放送を行います。そして毎日0時ちょうど。回答の2択のうち、多数派が亡くなります。質問の採用がなかった場合、ライブラリーからランダムに採用します」
「また、指定区域には“特権”と“権利”という不思議な力を獲得できる封筒が合計で65個配置されています。それぞれ1人1つずつ獲得可能です。獲得後の交換、変更はできません。ご活用ください。最後に1人生き残った時は、皇帝と面会する権利を与えます。それでは、明日の指定区域です」
謎の声の主“皇帝”が話し終えると、モニター上には“杉並区”と表示された──。
◆“皇帝”を倒す!実篤の選択がもたらす結果は…
翌日、一行はリーダーを生徒会役員で1年の紗綾に、副リーダーを教諭の篠崎に、参謀を3年で全国模試1位の須藤に決めると、指定区域になった杉並区で赤いパソコンか青いポストを探し始めた。「私たちは仲間!全員生き残りましょう!」と、紗綾は声を上げる。
街を捜索していくと、あるはずの死体がなくなっていることに気がついた。なおかつ、100万人が生き残っているとは思えないほどに閑散としている。一行がそれぞれバラバラに行動する中、須藤は偶然落ちている拳銃を見つける。いったい誰が、なぜ……。
一方、実篤は紗綾を呼び出していた。「会長の跡を継いだリーダーだから、藤代に話しておきたかったんだ。俺の考えを」。そう言うと、実篤は紗綾に「皇帝を倒す!」と宣言。これまでのことを整理しつつ、自身の考えを語り始めた。
「皇帝は最低限のルールしか通達していない。例えば多数欠の結果が真っ二つに割れたらどうなるのか?ノーカウントか両方いなくなるのか?なんらかの調整が入るのか?一番痛いのは、無効票の範囲が分からない事。回答が2択あれば該当は何通りあってもいいのか…?」
紗綾と話しているうち、実篤はある引っ掛かりを感じる。彼女によると、街の人たちが亡くなり始めたおとといの朝、生徒会長の八木橋の電話で呼び出され、生徒たちへの連絡作業をさせられたという。……実篤は思った。埼玉に住んでいる八木橋が、電車も動いていない中どうやって都内の学校へやって来たのか…。‟もしかして会長は多数欠が始まったことを知っていた?”。疑念が吹き出し始めた矢先、実篤は店の引き出しの中で‟権利”と書かれた封筒を見つけるのだった。
青いポストも赤いパソコンも見つからなかった実篤たちは学校に戻り、見つけた“権利”の封筒を前に、これをいつ開けるか考えていた。そんな時、校内に銃声が響き渡る。須藤が拾った拳銃を持って、仲間たちに襲いかかろうとしているようだった。国後が須藤の股間を蹴って攻撃するが、なぜか全く効かない。篠崎の運転する車で学校から脱出する一行。残された須藤は、どういうわけか“皇帝”の居場所を絞り込めている様子───。
──逃げ出した先で、時刻は“読み上げ放送”が行われる「23時58分」を迎える。紗綾と共にモニターを確認する実篤。すると画面には「男 or 女」というメッセージが現れた。それは紗綾と実篤、2人のうちどちらかが必ず死亡することを意味していた。誰かがこの極端すぎる2択を投じたのか、それとも…。そうして、時刻は午前0時に…。その場に崩れ落ちたのは、実篤だった。
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