保育園児を襲う謎の呼吸疾患 抗菌薬も効かない症状の原因を医師の小芝風花が暴く『突破ファイル』

2024.7.12 11:25

俳優の小芝風花が、7月11日放送の『THE突破ファイル2時間SP』の再現VTRに出演。原因不明の病に立ち向かい、その謎を究明する医師を演じた。
 
ある日、小芝のもとへ診察に訪れたのは咳(せき)に苦しむ保育園児のあずさちゃん。熱はなく呼吸音も正常で、インフルエンザなどの検査も陰性だが、咳だけが続いている。「この年齢なら肺炎球菌感染症の可能性もありますね」と、主に5歳未満がかかる感染症の可能性を疑った。あずさちゃんの母親は、肺炎球菌のワクチンを打っているとしたが、小芝は「ワクチンは一部の種類の菌には対応していない場合があるので、全くかからないとは言い切れない」と返した。しかし肺のレントゲン写真からも肺炎などの症状は確認できず、小芝の処置は咳止めの薬を処方するにとどまった。

柳原可奈子の写真

ところが2日後、あずさちゃんの容体が急変。高熱と低血圧をともなう危険な状態で、病院に緊急搬送された。呼吸音も乱れており、どうやらただの風邪ではないようだ。一時的な処置を施した小芝は、病気の原因を突き止めるべく調査を開始。まずは、あずさちゃんが通う保育園を訪れ、普段のあずさちゃんの行動を調べた。あずさちゃんが最後に登園した日、保育園では庭の花壇にあさがおの種を植えたそうで、先生によれば花が好きなあずさちゃんは熱心に世話をしていたのだとか。

ぽんぽこの高木ひとみ○の写真

ここで小芝は野良猫などに潜む寄生虫がフンを介して土に紛れ込むことで、人に伝染する“トキソカラ症”の可能性を疑ったが、保健所の調査の結果は問題なし。最悪の場合、死に至ることもある病気ではなかった。その後も、遊具の金属によるアナフィラキシー反応や、ハトなどの体内に生息する病原体の感染などを疑った小芝だったが、どれも確証には至らず。
 
その間も症状が悪化するあずさちゃん。ついに気管支が閉塞し呼吸が弱まる事態に陥ってしまう。「抗菌薬で咳が止まらないどころか、呼吸は弱まってきている…」と頭を悩ませる小芝だったが、ついに「そういうことか!」とひらめき、気道の異物を取り除く手術を開始。気管支鏡であずさちゃんの気管支を調べると、そこには発芽したあさがおの種があった。
 
どうやら種を植えた際に、誤って飲み込んでしまったものが、気管支の湿度と温度の影響で発芽。日増しに成長したことで、徐々に呼吸困難を引き起こしていたのだ。あさがおの種は小さくいびつなため、誤飲すると気管支内に残ってしまうケースがあるという。
 
一連の突破劇に、スタジオゲストの清野菜名は「私も保育園の時に、鼻の穴に植物の種を何個入るかっていうのを友達とやってた時があったので、みんな気をつけないとなって」と驚いていた。

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写真提供:(C)日テレ

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