【先週読まれた人気記事】アニメ『怪獣8号』最終話 怪獣8号こと日比野カフカに下された処遇とは…「ここまでハマったアニメも久々」
2024.7.20 11:15アニメ『怪獣8号』の最終話、第12話『日比野カフカ』が6月29日に放送された。第3部隊の面々がカフカ助命のために奔走する一方、有明りんかい基地では怪獣8号と功の死闘が続いていた。
(以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます)
◆暴走する怪獣8号をカフカは止められるのか?
カフカの処分が決まる日、レノは何かを忘れようとするかのように過酷なトレーニングを積んでいた。「俺は急いで強くなりたい」「今度は俺が先輩を守れるように」とトレーニングに没頭するレノを見守る伊春。そんな時、斑鳩(いかるが)ら先輩隊員が現れ、本部に隊長のミナが呼び出されたと告げる。
一方、有明りんかい基地では怪獣8号と功の死闘が続いていた。かつて防衛隊史上最強とうたわれた実力をいかんなく発揮する功。しかし、カフカによるコントロールを失い暴走した怪獣8号は肉体を再生させることを前提とした捨て身の攻撃をどんどんと繰り出す。あまりの無茶な戦いに、最初は圧倒していた功もだんだんと気おされるように。
そんな2人の激しい戦闘を息をのんで見守るキコルと防衛隊幹部たち。しかし幹部の伊丹は、わざわざカフカが人間から怪獣8号になるまで待ってやった功の行動に疑問を持つ。キコルは、功はあえてカフカに生き延びるチャンスを与えているのではと感じる。
そして暴走する8号の強度は功の想定の範囲を越え、どんどんと功を追い詰めていく。このままではキコルの前で父親である功を殺してしまうと、なんとか8号の暴走を止めようとするカフカ。しかし、彼の抵抗も及ばず、8号は暴走する狂気に飲み込まれていく。しかし、8号が功にとどめの一撃をくらわせようとしたその瞬間。カフカの脳裏に浮かんだのは幼少期のミナとの約束だった。
8号のとどめの一撃は、功ではなく自らの腹部を貫いた。人間の自我を取り戻したカフカは「俺は怪獣8号じゃない、日比野カフカだ」と言い残し、倒れ込んだ。功は医療班にカフカの収容を命じる。
◆カフカを生かすか殺すか…四ノ宮功が下した判断とは
その後、ミナは防衛隊の幹部会議に呼ばれ、カフカの処遇についての意見を求められる。
ミナはカフカが人間か怪獣かは専門家の意見を仰ぐしかないとして、彼女は“隊員”としてのカフカについて語る。怪獣処理業者としての知識をいかして余獣の処理に貢献したこと、そして怪獣に変身し、余獣爆弾から隊員を救ったことを話す。
そしてミナは「日比野カフカが信頼にたる隊員かどうかを判断する決め手はなんなのか。それは”心“だと私は信じます」と言い切った。カフカを全面的にかばう意見に幹部から非難も飛び交う中、功は一人で考え込んでいた。
SNS上では「ミナの言葉でこらえきれず大号泣」「カフカとミナの幼なじみ絆(きずな)のアニオリをありがとうございます」とアニメオリジナルのシーンに対する声が上がっていた。
病院のベッドで目覚めたカフカ。その隣には彼の目覚めを待っていた功がいた。功はカフカに今後の処遇を伝える。それは「カフカを“怪獣8号”として戦力化する」ことだった。功は怪獣8号は第3部隊と数か月任務を共にしているため「制御可能」と判断し、駆除して兵器化してもあれほどの力を出せるかも定かではないため、手に入れた戦力は最大効率で運用する、という決断を下した。怪獣を生きたまま運用するなど前例がないという部下の意見に対して「そんなものこの国の防衛に比べれば瑣末(さまつ)なものだ」と功。部下の反対意見を押し切っての判断だった。自分は兵器として生かされたと知ったカフカは、功の前で「絶対に防衛隊員としても認めさせます」と誓ったのだった。
カフカが生かされたという知らせは第3部隊の面々にも届く。知らせに喜びながらも、いざという時、8号を止めてあげられるように自らも強くなると誓うキコル。静かに喜びをかみ締め「今よりもっと、ずっと強くなって待ってますよ先輩」とカフカを思うレノ。怪獣が防衛隊の一員になるということについて「日比野カフカは、誰が見ても納得できるくらいの結果を出さなあかんってことや」と冷静な副隊長の保科。
そんな中、マンションの1室では謎の怪獣が「人間の手におちた怪獣の力を、怪獣の元に取り戻すとしよう」と新たな陰謀のスタートを匂わせた所で物語は終了した。
SNS上では、「続編もやるの嬉しい!」「ここまでハマったアニメも久々」「続きはよ観たい」と第2期に対する期待の声が多く上がった。