アニメ『多数欠』厨二病全開の新キャラ“ごぼう”が早くも人気!「声優さんも合いすぎ」と原作ファンからも推しの声

2024.7.27 10:30

毎週火曜 深夜25時59分より日本テレビにて放送中のアニメ『多数欠』(BS日テレ、RAB青森放送他にて順次放送)。ある日突然、“多数派”が死亡してしまうという過酷な頭脳戦ゲーム“多数欠”に巻き込まれてしまった少年少女たちの戦いを描く本作は、主要キャラクターが突然命を落としたり、仲間内から裏切り者が出たりと、先の読めないジェットコースター的なストーリーが話題。#03までは特にシリアスな展開が続いていた。そんな中、7月23日放送の#04『転』では、厨二病(ちゅうにびょう)の新キャラクター・護国鳳天寺 暴麟丸(ごこくほうてんじ ぼうりんまる/CV:藍原ことみ)、通称“ごぼう”が登場したことで、一気にコメディー色が濃厚に!原作ファンからも人気が高く、SNSでは「ついにごぼうがー!!」「ごぼうの声優さんが合いすぎて感動していた」「今後も見逃せない展開…!!」など歓喜の声が上がっている。

(以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます)

◆新しい仲間!その名は…“ごぼう”?

神 臣(CV:三上枝織)と佐藤 一彦(CV:大鈴功起)は走り続けていた…。迫り来る、篠崎 宗太郎(CV:森嶋秀太)の手から逃れようと──。しかし、篠崎は自身の持つ特権“視認権”を使い、臣たちの居場所を特定。もはや逃げ切ることは不可能と思われた…。が、その時、近くにあったテレビモニターに突如として“警告文”が表示。その内容は、篠崎の足を止めた。

アニメ『多数欠』#04『転』 一彦と臣を追う篠崎 金色に光る右目で“視認権”を操る
一彦と臣を追う篠崎 金色に光る右目で“視認権”を操る

『警告
 指定区域で今誰かを追う者は10秒以内に取りやめ練馬区へ移動せよ
 従わない場合 理由を問わず即刻処刑する』

そのメッセージには、“多数欠”が行われるときと同じ“皇帝マーク”の表示も…。戸惑う篠崎だが、モニターではカウントダウンが開始され、撤退を余儀なくされるのだった。臣たちにとってみれば、篠崎が追跡を中止した理由は分からない。だが、これはおそらく好機…。2人は恐る恐る周囲の様子を探り始める。その様子を、ビルのモニター室からじっと見つめる人物がいることも知らずに…。

「キッキッキ…。飛んで火に入る夏の虫だぜ、リアルに!」。監視カメラで臣たちの動向を追っていたその人物は、思いのほか早く現れた。臣たちの前に立ちはだかる、ひとりの少年。彼はまるで歌舞伎役者のように手を突き出すと、自らを“冥府の使者・護国鳳天寺暴麟丸”と声高に名乗った。臣たちは思わずつぶやいてしまう。「な、長い…」。結局、暴麟丸のことを“ごぼう”と呼ぶことに決めた臣たち。兎(と)にも角にもこちらには敵意がないことを伝え、彼と和解するのだった。

アニメ『多数欠』#04『転』 厨二病の少年 護国鳳天寺暴麟丸
厨二病の少年 護国鳳天寺暴麟丸

話を聞くに、ごぼうは“多数欠の試運転”で家族や友人を失い、一人ぼっちになったようだ。家に閉じこもっていたが、なんとか指定区域である杉並区に向かうと、そこでいるはずのない“ドラゴン”の姿を目撃…。その場から逃げる途中である“特権”の封筒を見つけたという。それは、“表示権”。臣たちが篠崎に追われていたとき、突如モニターに現れた“警告文”はごぼうの能力だった。

コレは使える…。そう思った上に、彼が悪い人間ではないと感じた臣は「一緒に皇帝と戦う気はねぇが?」とごぼうに問いかける。すぐには勇気を出せないごぼう。だが、一彦の「一人じゃない。強い仲間がいるから俺も強くなれるし、笑えるし、戦える」「運命のハンドルを取れるのは足掻(あが)いたやつだけだ。生きてるっていうのはそういうことじゃねぇの?」という言葉にハッとする。

「その通りかもしんねぇ…。最低は、何もしないで死ぬこと。最高は、何かして生きること。オイラも最高に命かけてみるぜ!」。一歩を踏み出し、ごぼうは臣たちと行動を共にすることを決めるのだった。

アニメ『多数欠』#04『転』 ごぼうの“表示権”を使えると判断した臣 果たしてどう活用するのか
ごぼうの“表示権”を使えると判断した臣 果たしてどう活用するのか

◆“暗号”の解読…“表示権”の使い方

23時55分──。まもなく“多数欠”が行われようという中、一之瀬 龍太(CV:浦和希)、八木橋 藤十郎(CV:小野大輔)と合流した成田 実篤(CV:上村祐翔)は、別れた臣たちとどう合流すべきか考えていた。すると、0時前にも関わらずモニターにメッセージが…。『明日Aいっぴこ爆誕dayだべ マイク焼くっしょ!』。一見、なにを言っているかわからないが、実篤だけはピンときた。“いっぴこ”は一彦のあだ名。“だべ”は臣の口グセ。このことから、メッセージの送り主が2人であることがわかる。おそらくこれは、自分たちチームメンバーへ向けた新たな合流場所・日時を知らせる暗号だ。

例えば“爆誕day”はそのまま、一彦の誕生日。ただ、“デー”を強調した書き方であることから、月ではなく日にちの方に注目させたいのだろう。一彦が生まれたのは4月28日。この28を“明日A”、つまり明日のAM(午前)と組み合わせると時刻になる。通常、午前28時という言い方はしないので、2と8を足した午前10時と読み取るのが自然だ。そして、“マイク焼くっしょ!”は、マイ区役所。一度で合流できない場合を見込んで、“毎(マイ)度、明日から毎日AM10時に指定区域の区役所で集合”…これが臣たちが伝えたかった内容だろう。

そうしているうちに、時刻は深夜0時に──。いつものように皇帝からのメッセージが届いたのだが、その内容は一同をひどく困惑させる…。『時間になりました。“多数欠”は……採りません』

アニメ『多数欠』#04『転』 一彦と臣の無事を喜ぶ実篤と紗綾 2人の“関係”を察した龍太が冷やかしている
一彦と臣の無事を喜ぶ実篤と紗綾 2人の“関係”を察した龍太が冷やかしている

『明日0時より“多数欠”はセカンドステージに移行します。ルールの一部は変更されます。
 質問の受付は赤いパソコンのみ。質問が受理されるまで多数欠の採決はありません。
 ノートパソコンのバッテリーは残量は約1時間。充電出来ますが、ACアダプターの場所は別々です。
 パソコンは毎日23時55分に一度回収します。 区域内にあるパスワードを入力した場合は、回収を24時間延長します』

それを聞いた実篤たちは、これから起こりうる事態を懸念する。おそらくノートパソコンの争奪戦になり、これまでくすぶっていた“特権利保持者”たちも舞台に上がってくる…。「覚悟を決めよう!」。実篤はセカンドステージに向けて気持ちを新たにしながらも、皇帝の思惑が読めないことに不安も募らせる。ステージの移行は計画通りのことなのか、それとも……。

翌朝、指定区域の区役所で、実篤と龍太は臣たちと無事合流。護国鳳天寺暴麟丸こと“ごぼう”が持つ “表示権”のおかげであることに感謝しつつも、彼の“自己紹介”には思わずハテナマークを浮かべるのだった。

アニメ『多数欠』#04『転』 ごぼうの厨二病っぷりに呆気(あっけ)にとられる実篤たち 名乗られた名前は「ラッハツェルト・護国鳳天寺・ディ・ラ・森鴎外(もりおうがい)正宗・エル・暴麟丸・オブ・ザ・ダークネス」
ごぼうの厨二病っぷりに呆気(あっけ)にとられる実篤たち 名乗られた名前は「ラッハツェルト・護国鳳天寺・ディ・ラ・森鴎外(もりおうがい)正宗・エル・暴麟丸・オブ・ザ・ダークネス」

◆皇帝と臣に関係が…!?まだまだ謎が残る“多数欠”

実篤たちは、臣たちからの暗号メッセージが他チームの人間にも解読されている可能性を考慮し、足早に区役所をあとにする。すると、一行の前に杉並第二高校2年・入賀 煉(CV:KENN)が現れる。彼は“多数欠”初日以来、姿を消していた…。「みんなのとこに戻りたかったんだ」と、気さくに近づいて来る入賀。優しそうなオーラをまとう反面、どこか不穏さを隠している。「(この感じ、嫌だ…。空気が気味わりィ…。酸素が腐ったみてぇだ…)」。龍太の直感が、“コイツを信じるな”と警告していた。

入賀は握手をしようと手を伸ばす。実篤もこれに応じようとしたそのとき、「ようこそ入賀先輩」と一彦が口にしたことで、すぐさまその手を止める。その名前は、一色 美和(CV:前田玲奈)との会話で出てきた名前。「御堂と入賀煉…、あの2人は危険だわ」と…。

アニメ『多数欠』#04『転』 実篤たちの前に姿を現す入賀
実篤たちの前に姿を現す入賀

直後、特権“融合権”を使い、自らの腕を剣に変えた龍太が入賀に切りかかる。剣は入賀の首を横断したかに見えた。が、そう見えただけ。入賀は何食わぬ顔で笑っている。「(コイツ、何をした…“特権利”か!?)」。警戒を続ける龍太をよそに、入賀は「まぁまぁ落ち着きなって」と、自身の目的を語り出す。

「“拒否権”の子、貰(もら)えないかな〜って──」。実は、入賀の目的は実篤たちと同じく、皇帝を倒すことだった。そのために、“拒否権”を持つ臣を手に入れる必要があるという。ただし、一色の件も含め、入賀は“殺し”を手段の一つにしていた。

さらに、入賀は不可解なことを言う。「“拒否権”の保持者から何も聞いてないんだ」。なぜ今、臣の話が出てくるのか…。理解の追いつかない実篤たちに、入賀は新たな情報を突きつける。入賀と臣、そして皇帝は、みな同じ“収容所”の出身者なのだと──

アニメ『多数欠』公式HP
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画像提供:©宮川大河/COMICSMART INC./多数欠製作委員会

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