アニメ【推しの子】トラウマを抱えるアクアに寄り添うあかねにSNS騒然「アイの瞳だったのにゾクッと来た」
2024.7.27 15:00アニメ【推しの子】の第十五話(第2期4話目)が7月24日に放送された。GOAが手掛けた舞台を観劇し、彼を信じることにしたアビ子。そのかわり脚本執筆に関してひとつの条件を出す。そしてついに完成した脚本が、出演陣に試練をもたらす。
(以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます)
◆GOAとアビ子がついに和解。しかし新たな問題の種が…
前回、先輩漫画家の頼子から「歩みよりなさい」と言われたアビ子は、降板させた脚本家GOAの手がけた舞台『SMASH HEAVEN』を見にいく。『SMASH HEAVEN』のプロデューサーを務める雷田は、早速アビ子を捕まえると、漫画原作者が持つ著作者人格権と同一性保持権について語りだした。「先生が書いた脚本は、マジのマジでそのまま使う可能性があるということを」「先生が著作者人格権を振りかざすなら、僕らはそのまま採用する可能性がある」とアビ子に強い口調で迫る雷田。
雷田の言うことに納得したアビ子はある条件と引き換えに、GOAに脚本を任せることにする。その条件とは、脚本の修正をGOAと共同で、リアルタイムに編集し合うこと。こうして始まった脚本修正作業。「もうこれ以上悪くなることもないだろうし、失うものもないし、好きに戦ってくれや」と2人を見守る雷田。しかし、『SMASH HEAVEN』を見て感動したというアビ子は、GOAにもかなり友好的に。そんな2人はどんどんと脚本を修正していき、ついに新脚本が完成。しかし、雷田は完成した脚本を見て、頭を抱えていた。
GOAとアビ子が書き上げた改訂版の脚本を読んだかなは「全くとんでもない脚本が上がってきたわね」とつぶやく。改訂版の脚本は、説明セリフが大幅に削減しており、役者の動きやセリフだけで様々なことを表現しないといけない“キラーパス脚本”だったのだ。自分の演じる鞘姫(さやひめ)の解釈があうことに、喜ぶあかねだったが、演技の経験が少ないメルトやアクアがついていけるのか、不安になる。
◆トラウマを抱えるアクアを抱きしめるあかね、そしてその瞳には…
こうして、再び稽古がスタート。鞘姫との重要なシーンの稽古中、演出家から「もっと感情を引き出せ。ここは感情演技のシーンだ」と言われたアクア。休憩時間、アクアは彼女のあかねに励ましてもらうが、かなは「甘やかしちゃダメ」「アクアは普段から感情を表に出さない。だから演技にも感情が出てこない」と厳しく指摘する。さらにかなは「この中でアクアと一番付き合い長いの私だし」「最近知り合ったどこぞのビジネス彼女とは話が違うのよ」とあかねにマウントを取るかな。
アクアはどうやって泣く演技をしているのか、かなに質問するが、かなは何の悪気もなく、子役の世界でよく使われている「アクアくん、もしお母さんが死んじゃったらどうする?」とアクアの耳元でささやく。その発言にアイのことを思い出してしまうアクア。アイが殺された記憶がフラッシュバックしたアクアは稽古中に突然倒れてしまう。
アクアはルビーに知られたくないと言い、あかねと一緒に恩人である五反田のもとで看病してもらうことに。ここで、あかねは五反田から、アクアの母親が目の前で殺されたことを聞かされる。あかねがアクアの元に行くと、アクアはアイの名前をうわ言でつぶやきながら、悪夢にうなされていた。
アクアの過去や、兄妹共々にアイに心酔していること、2人が星野姓を使っていること、アイの名字が公表されていないことなど、多くの点が線になり、アクアはアイの子どもかもしれないとあかねは仮説をたてる。
アクアが目を覚ますと、目の前にはあかねがいた。「ちょっとね、怖い想像しちゃった…」「もしそうだったらって考えたら、悲しくて…誰にも言えずに孤独だっただろうなって」と泣き出したあかねは「私は何があってもアクアくんの味方だよ」とアクアを優しく抱きしめる。その目は、まるでアイのような輝きだった。
SNS上では、「優しさなのか、はたまたあざとさなのか…」「アイを演じたときの瞳なの、やば過ぎない?」「アイの瞳だったのにゾクッと来た」とラストシーンのあかねに対する声が多く上がった。
『【推しの子】』の第十六話(第2期5話目)は7月31日(水)、TOKYO MXほかにて放送予定。