カズレーザー　異常繁殖で思わぬ目トラブルを引き起こす“まつ毛ダニ”への対策術に興味

カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が20日に放送された。今回は『現代人を襲う目のトラブルの予防法』と題して、夏の今こそ気をつけたい目に関するトラブルとその対策法を専門家たちが解説。『夏場の異常繁殖に要注意！まつ毛ダニ　デモデックス』という講義では、ドライアイ研究の第一人者が日常的な目元のケアについてアドバイスを送った。

慶應義塾大学医学部特任講師で眼科医の内野美樹氏は、目のかゆみや充血、まぶたの腫れなどに“まつ毛ダニ”と呼ばれる常在菌『デモデックス』の存在が影響していると提言。このデモデックスは人間の顔に必ず生息する常在菌で、皮脂を食べて分解する作用を持っているため、通常は肌の健康を守ってくれる存在だというが、エサとなる皮脂が過剰に分泌された不衛生な状態が続くと、異常に繁殖し、アレルギーや炎症、目ヤニやかゆみ、ドライアイの原因にもなるという。さらに悪化すると、まつ毛が切れたり抜けたりすることで目に菌を寄せ付けてしまい、最悪の場合は角膜炎や結膜炎、視力低下を生じさせる可能性があるという。

こうした“まつ毛ダニ”の異常繁殖の背景には、油分を多く含む食生活や不衛生なメイク道具の使用、さらには不十分な目元の洗浄があるとした内野氏。メイクを毎日欠かさず落とすことや、コスメの使用期限を守り、他者が使ったメイク道具を使用しないことなどをアドバイスした。

さらに内野氏は、まつ毛周辺の衛生状態を保つために、専用のアイシャンプーを紹介。目に入ってもしみにくい、涙に近い弱アルカリ性の成分で作られており、薬局やネット通販などでも買えるという。目元を強くこすると皮脂が過剰に分泌されてしまうことから、夜に優しくアイシャンプーを使って目元を洗うことをすすめた。

一連の講義を受けて、タレントの武藤十夢は「女性って毎日メイクするじゃないですか。ちゃんとキレイにしようって思いました」とコメント。カズレーザーも、「目って敏感、繊細な部分だから、あんまり触らない方がいいっていうイメージがあった」というが、「それなりにやらなきゃいけない部分はあるんですね」と納得。目に入ってもしみないというアイシャンプーに興味を示していた。

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写真提供：（C）日テレ