注目の“演歌・歌謡第7世代”の新浜レオンが告白 『ら・ら・ら』の歌詞が真っ白に…大黒摩季&倉木麻衣との交流秘話

2022.9.27 10:00

“演歌・歌謡第7世代”と呼ばれ話題となっている注目の歌手・新浜レオン(26)が9月28日、新曲『ジェラシー〜運命にKissをしよう〜』のCDをリリース。entax取材班の単独インタビューではB’zや大黒摩季、倉木麻衣らが所属するレーベル『ビーイング』からデビュー当時からの先輩たちとの交流秘話を語ってもらった。

■新浜レオン(26)に単独インタビュー

令和元年5月1日にデビューしました“きょうも1日がんばレオン!”新浜レオンです。父親が演歌歌手(髙城靖雄)ということもあって、根っから演歌歌謡が大好きだったんですね。ビーイングからデビューできたのは僕も今でも驚いているぐらいなんですけど、とにかく演歌歌謡を知ってもらうために、演歌歌謡にとらわれない活動をできるのがビーイングの強さだと思っているので、どんどん演歌歌謡初を目指して行く歌い手を目指します。演歌歌謡の伝統歴史がたくさんあって、演歌だとこの番組は出られないとか、こういうのはできないよねとかを超える存在になりたいなというのが大切な目標にしているところですね。

――演歌歌謡だけでなく挑戦したいジャンルは?

やっぱりビーイングと言えばロックにポップスに、本当に大先輩がいらっしゃるので、そういった意味ではロック、ポップスには挑戦したいなと思っていますし、憧れは新御三家(郷ひろみさん、西城秀樹さん、野口五郎さん)の皆さんです。それこそ西城秀樹さんが今年3月25日50周年ということで名曲の数々を僕自身もカバーさせていただいているんですけど、秀樹さんもやっぱり根はロックみたいな部分があるので、僕もそういった要素を大好きな演歌歌謡でも取り入れながら歌っていけたらなと思っていますね。

大黒摩季と一緒に歌った『ら・ら・ら』でハプニング!?

■大黒摩季と共演したエピソード

あの横浜アリーナでイベントだったんですけど、大黒摩季さんと『ら・ら・ら』を一緒に歌わせていただきまして、これは本当に緊張して、デビューしてわりとすぐだったので、右も左もわからずあの大舞台で、リハーサルから大黒さんとご一緒させていただいたんですけど、まあ怖かったですよ。大黒さんがいい意味でたくさんご指導していただいて、厳しいところは厳しく、座長である姿というのを背中で教えていただいて、終わったあとには「人前に立つということは、こういうことだからね」と温かく声をかけていただいたりとか。今でも会社ですれ違ったりとか、いろんなところで会うと、まずは梨をあげています。僕、千葉県の白井市出身でして梨が有名なんですね。今(取材時)まさに梨のシーズンなので、大黒さんに少しでも喜んでいただけるように梨をプレゼントしています(笑)。

――お客さんの前で『ら・ら・ら』を合唱して

すごかったですね。「息子のようにかわいがっている新浜レオン君です」と呼び込んでいただいて『ら・ら・ら』を歌ったんですけど、リハーサルで本当に緊張しすぎて、歌詞とかが真っ白になっちゃって頭が。全然出てこないんですよ。ら・ら・ら~誰もがわかるじゃないですか。やばい、れ・れ・れ~だっけ?とか(笑)あれ何・何・何だっけ?というぐらいに、本当に緊張したのを今でも覚えています。

――『ら・ら・ら』の歌詞が出てこなかった?

出てこなかった(笑)大黒さんこれ見ていたら怒るだろうな、また。まずいよ。でも本当にあの現場があったからこそ今があるなって思っているので、財産ですね。

梨をプレゼントしたら、倉木から直筆の手紙が…

■倉木麻衣との交流エピソード

デビュー前から倉木さんのコンサートを見させていただいたりしていて、ご挨拶もさせてもらっているんですけど、あの大スターの倉木さんがお客様ひとりひとりに頭下げて「ありがとう、心から感謝」と伝えているのを僕もまじまじと見させていただいて、その姿に本当に日々感動していますし、同時にあの倉木さんでさえ感謝と気持ちを何より大切にしている姿を見て、僕もやっぱり、皆さんがいるからこそ新浜レオンがあるというところは、倉木さんからたくさん勉強させてもらっていますし、会う度にいつも喉を気遣っていただくんですね。「レオン君、喉が命だから。喉を温めてね」とか「大事にしてね」とかすごく言っていただけるんですね。なので、倉木さんにもですね、梨をあげています(笑) 本当にビックリなことに、梨を昨年プレゼントしたら、なんと、ここだけの話ですよ、直筆のお手紙を頂きまして、本当にうれしかったですね。その内容は秘密です(笑)。

小学校から高校までは野球少年だった

デビューが令和元年5月1日ということで、その年は地元・千葉からスタートして全国各地、直接皆さんに会って歌を届けて、その成果として第61回日本レコード大賞新人賞を頂きまして、本当にさあこれから新人賞を頂いてもっともっと全国の皆さんに新浜レオンの歌を届けるというところでコロナ禍にぶつかってしまって、正直すごく悔しくて。改めてスタートなのに自分は何もできない、どうしようどうしようって辛い日々が流れていたんですけど、そんな中でもSNSやお手紙を通じて「レオン君の歌を聴いてこのコロナ禍でも頑張っている」、「生きていける原動力になっているのはレオン君の歌声だよ」と会えない時間でもたくさんメッセージを頂いて、そのときにやっぱり下を向いている場合じゃないと思いまして、コロナ禍直後は自分の歌を今一度見つめ直して、腹式呼吸であったり滑舌、歌を磨くことに専念しまして、ある意味コロナ禍が明けたときに、みんなが用意ドンでスタートしたら、これは差を付けられるチャンスなんじゃないかなと思っていたんですね。

そんなときこそずっと小学校から高校まで野球をやっていた魂を使って、体をしぼることとか、いざスタートしたときに「ああ、成長したな」と思ってもらえる機会にもなりましたし、会えない期間でもSNSやインターネットサイン会とか無観客の生配信とかもたくさん、とにかく今できる100%をモットーにずっと過ごさせてもらって、たくさん応援を頂いて、ようやく今年から全国各地皆さんに直接お会いできる機会を頂いているので、こうしていろんな皆さんに直接会うと、歌い手にとって何より幸せなのが皆さんの顔を見て、目を見て歌えること、これなんだなって今改めて思っていますね。

――『ジェラシー ~運命にKissをしよう~』を歌うときに大切にしていること

このジェラシーを一言で言うのであれば、極上の幸せ、あふレオンソングとなってますね(笑)ジェラシーの歌詞の世界は切なかったりもするんですけど、それをも超えて僕の中ではジェラシーは憧れとしているんですね。ジェラシーと聞くと皆さん最初にイメージするのがヤキモチ、恋愛の嫉妬を連想すると思うんですけど、それをも超えて、恋愛ももちろん日常生活って隣の人がうらやましかったりとか、そういう思いって必ずあると思うんですね。それを憧れに例えて、グッと自分の中で悔しさ、憧れを秘めて絶対に上書きしてみせる、その熱い思いを大切にしてこの『ジェラシー』を歌っていますね。

将来の夢はプロ野球選手になることだった

――趣味、最近ハマっていることは?

野球を小学校から高校までずっとやってきたので、今実はお仕事にも少しずつ結びついていて、野球系YouTuberの方とコラボさせていただいたり、昨年は日本ハム対楽天戦で始球式をやらせていただいたりもしているので、少しでも、本気で僕も野球をやってきたので、野球に関するお仕事もしたいですし、力になりたいんですよね。少年野球とかが野球の人口が減っているという話も僕も聞いたりとか、あとは女子野球とかもすごく応援したいと思っています。僕も大切にやってきたので、少しでも力になりたいなという思いはすごく強いですね。

目標にしているのは紅白歌合戦出場

――来年5月の渋谷コンサートへ向けて

本当であれば今年やる予定だったんですけど、こういうご時世で、本当に悔しくも延期という形になってしまったんですけど、だからこそパワーアップした姿を5月にはお見せしたいですし、やはりLINE CUBE SHIBUYA(旧・渋谷公会堂)でコンサートをすることにすごく意味があると思っているんですね。というのもずっと目標にしているのがNHKの紅白歌合戦出場、何としても今年出場するというのが一番の目標ですけども、渋谷公会堂がNHKのすぐそばにあるということで、大きな王手をかける意味でも大成功させたいですし、憧れの西城秀樹さんが渋谷公会堂でコンサートをやられている映像を見つけたんですね。それが大好きで、あの秀樹さんへの感謝そしてリスペクトの意味を込めて渋谷公会堂でのライブを大成功させたいなという思いでいっぱいですね。

【Profile】
■新浜レオン 1996年5月11日、千葉県白井市出身。小学、中学、高校と野球一筋に打ち込み将来の夢はプロ野球選手だった。高校在学時はキャッチャーでキャプテンを務め、千葉県ベスト4。2019(令和元)年、『離さない 離さない』でメジャーデビュー。第61回日本レコード大賞新人賞を受賞。演歌歌謡第7世代の代表として注目され、9月28日に新曲のCD『ジェラシー ~運命にKissをしよう~』(海峡レコード)をリリース。2023年5月には自身初となる東京・渋谷のLINE CUBE SHIBUYA(旧・渋谷公会堂)で5周年記念コンサートを開催する予定。

新浜レオンの過去インタビュー:初ステージの観客はハト3羽編はこちらから

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