木村拓哉・信長に押し倒される場面で森蘭丸・市川染五郎「木村さんの後ろに炎が…」

2023.1.13 17:45

映画『レジェンド&バタフライ』(27日から公開、大友啓史監督)のジャパンプレミアが12日、都内で開催され、キャストの木村拓哉、綾瀬はるか、宮沢氷魚、市川染五郎、音尾琢真、伊藤英明、中谷美紀が勢ぞろいした。

織田信長役を務めた木村拓哉

誰もが知る歴史上のレジェンド・織田信長と、謎に包まれた正室・濃姫(別名“帰蝶”)の知られざる物語。信長役の木村は満杯の客席を見わたし、「時代劇ですが、今の皆さんに共通する深い、普遍的なものが必ず作品の中に描かれていると思いますので、そちらを深く受け取っていただけたらうれしいです」と呼びかけた。

総製作費は約20億円。「ヘアメイクさんだけで200人くらい、いました」(中谷)という規模の撮影で、この日は主演の木村がいかに先頭に立って現場を引っ張っていたかがうかがえる話が共演者の口から次々と飛び出した。

“木村拓哉愛”を熱弁する伊藤英明

濃姫の侍従・貞家を演じた伊藤は「現場の木村さんは信長そのもので、その場を支配するというか、リードする力がものすごくて。さっきも(このイベントステージの)幕が上がる前、氷魚君と『木村さんのすごさ』を話していたんですけど、信長と木村さんに共通するのは、ものすごく愛情深いということ」などと“木村拓哉愛”を熱弁。さらに伊藤は「この信長は…」と話を続けようとしたところで我に返ったかのように「すいません、話が長くなっちゃって…」と謝罪し、「端的にいうと、ホントに素晴らしい映画です」とまとめ、木村ら共演者をも爆笑させた。

明智光秀役の宮沢は木村とは初共演だが、すっかり木村に心酔している様子。「現場での立ち振る舞いや、スタッフ・キャストへの気配りがホントに素晴らしくて。毎朝、起きて木村さんに会いたくなっている自分がいて、早く現場に行きたいと思える存在だったので、そういう方が先頭に立っていると、全体的にチームとして『木村さんや綾瀬さんのために、いいものを作りたい』っていう方向に向く。そういう愛情深い方です」と木村をたたえた。

市川染五郎の印象的な場面は「殿に押し倒されるシーン」

信長の世話係・森蘭丸役の市川は木村との印象的な場面を聞かれると、「殿に蘭丸が押し倒されるシーン」と返答。それは信長が自分の力を誇示するため蘭丸に強く当たるという設定の場面で、市川が「自分がクランクインさせていただいた時に初めて撮影したシーンで、予告編にも入っているんですけど、ホントにその時、木村さんの後ろに炎が見えた。信長が鬼というか、魔王になっていく気迫を感じさせていただいて、とても貴重な時間でした」と話すと、壇上の木村は自分の後ろを振り返って炎があるかどうか確認する素振りを見せて笑いを誘った。

写真提供:2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会

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