『笑点』新メンバーに春風亭一之輔「老人ホームで落語してくる」いきなりの発言に爆笑

5日放送の『笑点』に新メンバーが登場した。司会の春風亭昇太が「新メンバーはこの方です！」と呼び込むと、客席からの歓声に包まれて登場したのは、春風亭一之輔。ネットでは本命視されていたものの、日本一忙しい落語家とも言われているだけあって、レギュラーメンバーになるのは難しいのでは？との声も多かった。

大喜利前のあいさつでは「（メンバーになることを）子どもにも黙ってました。今日も老人ホームで落語をしてくるとウソをついて来ました。でも、あながちウソじゃないか」と言って、さっそく笑いをとった一之輔。また、バスケットボールの被り物をしたお題では「被り物はNGと言ったんですが」と言った後「でも、楽しい～」と言うと客席は爆笑。初登場で、強烈なインパクトを残した。そんな新メンバー・春風亭一之輔について、笑点メンバーに聞いた。

まずは、司会の春風亭昇太。
――新メンバーは一之輔さんでした。意外でしたか？予想通りでしたか？
「まさかこの仕事を受けてくれるとは思っていなかったんですよ。多忙だし、十分に知名度もあるから、笑点に出なくても何も困らない落語家ですからね」

――大喜利はどうでした？
「もうすでに“自分の色”を持っている方なので、やりやすかったですね。大喜利の答え以外でも、やりとりにソツがないし、司会のボクのこともいじってきましたから（笑）。でも、こうして、昔から知っている落語家と仲間としてやれるのはうれしいですね」

続いて、笑点の最年長・林家木久扇に聞いた。
――一之輔さんの大喜利はどうでした？
「度胸が据わってますよ、あの方は。大喜利のお題とキチンと向き合って盛り上げてくれてました。たくさん答えを言ってくれそうなので、私は楽になりそう（笑）。一之輔さんが答えて盛り上げてる隙を突いて、私が面白い答えをポロッと言って、爆笑を持ってさらって行きますよ。美味しい所をね（笑）」

新たな“後輩”ができた、林家たい平は･･･。
――隣に新メンバーが座りましたが、いかがでした？
「楽しかったなあ。一之輔さんは、型が出来上がっているから安心してやれました。これから宮治と共に大喜利を盛り上げて行きたいですね」

――今後、どんなメンバーになって欲しいと思いますか？
「いや、もう、自分を持っている人ですから。やりたいようにやってくれれば、自然と盛り上がりますよ」

笑点の“先輩”となった桂宮治にも聞いてみた。
――仲の良い、一之輔さんが新メンバーになりましたね。
桂宮治「（噺家の序列を表す）香盤が近い人、初めて“あにさん”と呼べる人がメンバーになってくれたので、うれしかったですね。大物感があって、ふてぶてしさを醸し出してたけど、ちょっと緊張していたと思いますよ（笑）」

――笑点の先輩としてアドバイスは？
「そんなものなんかありませんよ。一之輔兄さんの高座そのままの大喜利をやってくれれば、絶対に面白くなりますから」

メンバー誰もが“安心して期待する”という新メンバーの春風亭一之輔。超人気者の加入によって、『笑点』は、ますます演芸番組のトップランナーとして走り続けそうだ。

写真提供：（C）日テレ