【独自コメント】吉柳咲良がドラマ『褒めるひと褒められるひと』に“褒められたくない”大学生役で出演
2023.7.17 15:006月からNHKで放送中の夜ドラ『褒めるひと褒められるひと』(毎週月曜〜木曜22:45〜23:00)。entax取材班は7月17日からゲスト出演する吉柳咲良に、独自のコメント取材を実施。演じる役柄や見どころについて聞いた。
■褒めるドラマに“褒められたくない”大学生役で登場
――NHK夜ドラ『褒めるひと褒められるひと』にゲスト出演されますが、どんな役柄ですか?
吉柳 ドラマの舞台であるおもちゃメーカーの総務部に、インターンとしてやってくる大学生の役です。このドラマは川崎鷹也さん演じる坂東さんが、森川葵さん演じる後輩の市川さんを独特な褒め方をするところが面白く、タイトル通り“褒める””褒められる”、というのがテーマになっています。でも私が演じる大学生はちょっとクセがあるというか、「私は褒められたくないので、褒めないでもらっていいですか」という子。でも、褒められたくないのはなぜなのか、という理由がちゃんとあって、そこが大切なところなんです。
私はわりとクセがある役を演じることが多いので、またちょっとクセがある子の役が来たな、と思いました。今度もやはり、心に秘めているものや抱えているものがあるんだなと。でも「わかるな」と共感できる部分もありました。褒められたり「期待しているよ」などと言われることの怖さを知っているので。
■失敗してもそこで終わりじゃないことを教えてくれる物語です
――吉柳さんから見た、このドラマの見どころを教えてください。
吉柳 このドラマの醍醐味(だいごみ)は、坂東さん(川崎鷹也)がものすごく独特な褒め方をするところ。そこが本当に面白いですよね。私が登場する部分で言いますと、演じたのは失敗するのが怖い大学生だったのですが、もし失敗したって一人じゃなくて周りの人も助けてくれるよ、ということを教えてくれるパートでした。
どんな社会で生きていく人でも一人ではどうしようもできないことがあって、でもそれを一緒に抱えてくれる人がいるから、どうしようもなくなったからってそこで終わりじゃないよ、ということを教えてくれる、前向きになれるストーリーです。過去に失敗したこと
が心に残っているような方にはぜひ見て欲しいです。そして私の特技をちゃんと生かしたシーンがあるので、そこも見ていただきたいです。
川崎さんは歌手ですがお芝居もナチュラルで素敵ですし、森川葵さんはひたすらかわいいので、主演のお2人にもぜひ注目してください!
【吉柳咲良(きりゅうさくら)Profile】
2004年4月22日生まれ、栃木県出身。第41回ホリプロタレントスカウトキャラバン「PURE GIRL 2016」にて、歴代最年少となる12歳でグランプリを獲得し、芸能界入り。2017年〜2022年の6年間、ミュージカル『ピーター・パン』で10代目ピーター・パンを務めた。映画『初恋ロスタイム』(2019年)ヒロイン役で映像作品初出演。アニメ映画『天気の子』(2019年)、『かがみの孤城』(2022年)では声優キャスト。2023年はドラマ『星降る夜に』(テレビ朝日)出演に続き、『リズム』(フジテレビ火曜深夜)メインキャスト、夜ドラ『褒めるひと褒められるひと』(NHK)ゲスト出演などが待機中。
【作品情報】NHK夜ドラ『褒めるひと褒められるひと』
(総合) 毎週月~木 夜10:45~11:00 / (再) 毎週金曜 夜11:45~翌0:45
<あらすじ>
おもちゃ会社の総務部に務める市川詠子(森川葵)。あることをきっかけに先輩の坂東さん(川崎鷹也)から“褒められる日々”が始まった。
「忍者的な仕事ぶり!」
「君の仕事、無駄がない、回らないお寿司屋さんって感じ!」
「その熱気、さながらねぶた祭だね!!」
坂東さんの褒めはかなりズレていて、市川さんは素直に喜べない……と思ったのだが、次第にその奇妙な褒め方が心地よくなる市川さん。そして、この2人の「褒める」「褒められる」コミュニケーションが総務部や会社全体に様々な奇跡を呼び起こしていく。