赤楚衛二主演『こっち向いてよ向井くん』　途中で目線が変わる演出に「画期的！」「ただの恋愛ものじゃなかった」の声

2023.7.14 16:30

7月12日に日本テレビ系新水曜ドラマ『こっち向いてよ向井くん』がスタート。

10年間恋をしていない向井悟（赤楚衛二）の前に新しい恋の予感が訪れ、順調に進むのかと思いきや…まさかの展開に。そしてなんと後半では、相手の目線からの“実はこう思われていた…”というシビアな“答え合わせ”が繰り広げられ、その斬新な構成にSNSでは「画期的！」「これもしかして、めっちゃ新しい恋愛ドラマじゃない？！」「ただの恋愛ものじゃなかった」「男目線と女目線の違いが面白い」「A面とB面じゃまったく物語が変わるのもおもしろいしリアル」など様々な反響を呼んでいる。

実家暮らしの向井は、33歳の会社員。元カノの藤堂美和子（生田絵梨花）との別れを今も引きずって、気づけば10年間恋をしていなかった。そんなある日、職場にやってきた派遣社員の中谷真由（田辺桃子）が、自分に好意があると感じ始める。「あれから10年、給料も上がったし、仕事も余裕出てきたし…今の俺なら…」と恋へ前向きに。中谷へ強引にアプローチを続ける後輩・河西翔太（内藤秀一郎）から彼女を守るために2人の間に割って入ったり、営業部の誕生日会に向けて一緒にプレゼント選びに出掛けたり…。中谷も「向井さんが助け舟を出してくれるから…」と頼ってくれている。決定的になったのは、「元カノ（美和子）から誕生日プレゼントで“鹿の角”をもらったことがある」と切なそうに話した向井に、中谷が“鹿の角”を贈り「楽しい思い出で上書きしてあげたくなった」と言ったことだった。

間違いない…中谷さんは俺のことが好きだ…10年ぶりにカノジョができると確信した向井は余裕しゃくしゃくで中谷に「付き合いますか」と告白。しかし、返ってきたのは「あ、そういうのじゃないです。私、河西さんと付き合うことになったんです」という仰け反りながら拒否するセリフ―。

まさかの展開に「な、な、な、中谷さん？？？？」「私も中谷さんは向井くんが好きだと思ってたから衝撃的過ぎてリアルに『え”え”え”え”え”』って変な声でた」とSNSでも驚く人たちが続々。

さらに向井へ中谷が贈った元カノとの思い出の品が“鹿の角”だったことから、「好きじゃない相手だとしても誕生日プレゼントに鹿の角をあげるの、まじでサイコパスかと思った。。こわすぎ」「鹿の角で上書きは引く。気もないくせにお前がやるなよ。性格わる」など中谷の行動についても様々な声が寄せられていた。

そしてドラマは彼女の視線での振り返りブロックへ。実は向井の知らないところで中谷はずっと河西のことが気になっていた…。勤務初日、河西から「顔、タイプです」とストレートに告白された中谷は、驚きながらもその言葉が頭から離れず、帰り道でも考えながら歩いていた所を向井に呼び止められた。流れで仕事の相談に乗ってもらうが、向井は優しくていい人、ただそれだけ。

翌日、仕事終わりに河西から食事に誘われ、いきなり2人きりだと緊張してしまうから、向井も一緒なら…とＯＫした。食事の後、向井のいない場で河西から、2人きりで喋りたいとアプローチされ、一緒にタクシーに。せっかく2人で帰れると思って喜んでいたのに、向井が割って入ってきた。「いや、もう邪魔―！」

このどんでん返しの展開に、「中谷さん目線だと、向井くん全然眼中にされてない脇役の勘違い男になる笑」「向井くん、すごくかわいそう（笑）」「絶対向井くん好きだと思ってたわ。視点変えると納得感」などの声が。

さらに、相談相手の坂井戸洸稀（波瑠）が「その子のこと好きだった？いけそうだからいったろってなったんじゃないの？」と混乱中の向井の図星を突く。イメージや一般論だけで“女の子”をひとくくりに考えていたことに気付いた向井は、恋愛…ひいては自分自身の将来と真剣に向き合わなければと考え始める。一方、そういう洸稀も、会社の先輩・環田和哉（市原隼人）とのアブナイ恋に溺れそうになる自分と必死に闘っていた…。

洸稀が辛辣な言葉で向井を諭すシーンに「グサグサ刺さる洸稀さんの言葉たちww」「まあ確かに、中谷さんのこと好きっていうよりはいけそうだからって感じだからそこは洸稀さんの言う通り」「洸稀さんの答え合わせはちょっと言い過ぎかもだけど向井くんには丁度良い！」など支持する声が多数見られた。

そのほか、この斬新な構成のドラマに「1度最後まで見て知ってから、もう一度見ると河西くんの表情もより楽しめる」「もう1回見たくて、TVerで。今回は中谷さん目線で見ようと思って」など別の楽しみ方を見つけた人も多かったようだ。