綾野剛「僕の私服を貸しました」主演映画『花腐し』雨天シーン撮影中のハプニングに男前対応

2023.10.2 12:40

俳優の綾野剛、柄本佑、さとうほなみ、監督の荒井晴彦が、10月1日(日)に都内で行われた、映画『花腐し』(はなくたし)の完成披露舞台あいさつに登壇。本作で印象的な“雨のシーン”撮影でのエピソードを語った。

撮影では、かなり多くの人工雨を降らせていたそうで、柄本は「たまに(他の作品では)よく見ると、“奥の方は晴れてるな”みたいなことがあるんですけど、本作はそういう粗は…探してみてください!ないです!」と、自信ありげに語った。

柄本佑 ©entax

さとうは、あまりの雨量に苦戦したらしく「上向くと溺れるんですよ。溺れて立ち上がっても(雨が続いているので)逃げ場がない」と、新宿ゴールデン街での撮影を振り返った。

さとうほなみ ©entax

そんなさとうが雨のシーンで着ていた衣装は、荒井監督の私服のジャケット。本来は別の衣装での撮影だったが、急きょ監督の私服での撮影となったため、監督が着て帰るはずだったジャケットが、雨のシーンの撮影でずぶぬれになってしまったという。さとうが「(荒井監督が着て)帰る服がなかったけど」と話し出すと、綾野が「僕の私服を貸しました」と男前な対応を告白。

綾野剛 ©entax

さとうが、衣装で監督の私服を着ることになった経緯についても、綾野が説明し「急に現場で、“なんかその服(元の衣装)よりも…これ着てみる?”って。着たらすごくよかった」と、現場で急きょ衣装チェンジが行われたことを明かした。また、綾野が監督に貸した私服については「返ってきました」と、きちんと返却されたことを報告した。

©entax

映画『花腐し』
芥川賞受賞の松浦寿輝による同名⼩説に“ピンク映画へのレクイエム”という荒井監督ならではのモチーフを⼤胆に取り込み、原作の“超訳”に挑んだ意欲作。廃れていくピンク映画業界で生きる映画監督・栩谷(綾野)と脚本家志望だった男・伊関(柄本)、そして2人が愛した女優・祥子(さとう)が織りなす、切なくも純粋な愛の物語。

映画『花腐し』は11月10(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。

©entax

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