永瀬廉「上手くない、俺?」119館の全国同時生中継の締めを自画自賛 映画『法廷遊戯』イベントリポート
2023.11.7 14:1511月5日に、映画『法廷遊戯』先行上映舞台挨拶<「愛し生きること」LIVE TOUR 2023〜ピース〜STAGE Ver.>上映&全国同時生中継のイベントが都内で行われ、主演の永瀬廉(King & Prince)が登壇。
King & Princeが主題歌を務めた『愛し生きること』についての思いや撮影での裏話を語った。
■永瀬廉「毎日ワクワクします」
上映終了後に、大きな拍手と歓声に迎えられ永瀬が登壇。119館の劇場で生中継されていると聞くと「119!?やば、すご!」と驚きながら慌てて中継用のカメラに手を振るかわいらしい一面も。上映後のイベントだったこともあり、冒頭のあいさつでは「(見終わって)ほやほやだ!こういう会をするとようやく公開が近づいてきたなってスタートの感じがすごいします。毎日ワクワクします」とうれしそうに話した。しかし、連日の忙しさからか日にちが曖昧になっていたようで「今日は、5日?6日?5、4、3?5か!ってことは、あと5日で皆さんの元に届けられるっていうその喜びも含めワクワクしてます」とファンに話しかけながら公開までの日数を確認する場面も。
主人公の久我清義を演じると決まった時の話では「弁護士役ってことでシンプルにセリフが難しそうだなって。役作りをする上で裁判所に傍聴に行きたいなと思ってた。役作りをしている期間は撮影が楽しみだった」と語った。また、クランクイン時の話を聞かれると「クランクインは僕が最初でした。僕だけのシーンで、お墓参りのシーンですよね?」とファンに思わず聞いてしまい「みんなが知ってるわけないか笑」と自分でツッコむと会場は笑いに包まれた。「クランクインの日にスーツ着てて、今思い出したんですけど、チャックが開いてた」と発言し会場が驚く中「私服でチャックじゃなくてボタンタイプを着る。ボタンタイプって閉めんの大変やから外さずに脱ぎ着する。だから、上げ癖と下げ癖がない」と自己分析する場面もあった。
イベントの途中で、司会の人との話に夢中になりすぎて横を向いて話してしまう永瀬に司会から「正面を向いてあげてください」と言われると「まじで普通に会話してました」と謝り、正面を向くと記者席が一斉に写真を撮り始め「うわ!すげ!すみません、急にカメラが。ずっとこう(横向き)やったからごめんなさいね、前向いてしゃべります。申し訳ない。すんません」と記者にも優しさを見せる永瀬だった。
■「よりこの歌で『法廷遊戯』という作品をさらに良くできるなと」
主題歌の『愛し生きること』(King & Prince)についての話題になり、司会から「音源の録り直しをしたと聞きましたが」と裏話が語られると「録り直しましたね。まだいけるなって、よりこの歌で『法廷遊戯』という作品をさらに良くできるなと余白が見えた。特に落ちサビの後ろの音が静かで、自分の声の表現が生きてくる曲。あんまり普段は(録り直したいと)言わないんですけどね」とこの映画、楽曲にかける思いを熱く語った。また、今回のイベントでは『愛し生きること』を現在開催中のツアー『King & Prince LIVE TOUR 2023 ~ピース~』のステージを使用して特別に撮影された映像が流れる時間もあり、壮大な世界観で映し出されるパフォーマンス映像に大きな拍手が起こった。
見終わった感想を聞かれると「良かったわー。なんか良い歌っすねほんとに」と改めて曲の世界観に感動しつつ「新潟公演の時にパフォーマンスさせていただいたんですけど、わざわざこの曲をパフォーマンスする為だけに映像も照明も準備してくれた。すごい幻想的で感動的な雰囲気に仕上げてくださってより感謝の気持ちが強まりました。素敵なものをありがとうございます」と感謝の気持ちが止まらない様子だった。
その後も感想は止まらず「(歌番組のスタジオではなく)ライブ会場ってなると奥行きとかもあるので引いた時の画がきれい。僕らがステージに向かって歩いている時の画面に映し出されている絵はMVとつながりがあったり」と語る永瀬に司会からも「円盤化希望だと全員思っている」との言葉があり、客席からは賛同の拍手が起こった。その光景を見てうれしそうに永瀬は「あらーそれぐらい!?完成を今日楽しみにしてたんですよ私。とてもいい感じにしてくださっていたのでうれしかったです。競り上がりのところ良かった!落ちサビ(誰かを愛し生きて行くことは〜)の1番良いところ(粉雪が舞う頃〜)で白い紙吹雪降ってきてみたいな。最高でしたよね。なんか感動しました」と完成した映像に終始感動した様子だった。
また、今回の演出についてメンバーの髙橋海人と話したのか聞かれると「ステージングとかは海人と俺と振付師さんで相談して決めました」と裏話も語り、今後のライブツアーでも肝になりそうと言われると「せっかく『法廷遊戯』という作品で巡り会えた楽曲ですので、改めて大切にしていきたい」と静かに熱く語った。
■「主題歌の最後の1秒まで見逃せない作品になっていると思う」
ここで、全国同時生中継の終了時間が迫っていると伝えられた永瀬は「え?そっか時間ないんだ。2分、、カップラーメンも作れない。やばいよ、どうしましょ?」と司会に助けを求める場面もありつつも締めのあいさつへ。「直接皆さんとお会いできたらなと思っていたんですけど、全国各地の劇場でご覧になってくださってありがとうございます。もうすぐ『法廷遊戯』という作品が皆さんの元に届きます。この作品は本当に自分が持っている正義感とはなんだということも含め自分の中のものを貫く難しさ苦しさっていうのが共感できる部分だと思う。改めて僕自身もそうだったんですけど考えたことがなかったような、自分の正義ってなんだろう?とか、皆さんに問いかけている余白をだいぶ残している。僕たちの主題歌によってより救いのあるというか、主題歌の最後の1秒まで見逃せない作品になっていると思う」と冒頭からファン思いの永瀬らしい言葉であいさつするも、「あと何秒?20秒?上手くない、俺?上手じゃなかったですか?あとは手を振れる時間残してる。あと5秒!うわー、ありがとう!またね!」と最後はかわいらしくあいさつを締めた。
中継が終了すると同時に司会から「(時間)バッチリでした」と褒められ「自分の感覚の中でしゃべってました。良かった、東映さんを困らせないで。気持ちいい」と満足した様子だった。その後は、ファンをバックにフォトセッションが行われ記者からの「静止画だから手は振らないでほしい」というお願いに即座に対応し、その上ファンにも「手止めてー」と声をかける場面も。フォトセッションが終わると会場に流れていた主題歌『愛し生きること』を口ずさみ、映画・楽曲に対する思いが最後まであふれていた永瀬だった。
本作は、原作者の五十嵐律人が第62回メフィスト賞を満場一致で受賞後、現役司法修習生時代に刊行。裁判ゲームで実際に起こった殺人事件をきっかけに、3人の仮面の裏に隠された真実が暴かれてゆく。二転三転、四転五転する新たな真実、そして最も神聖な場のひとつである”法廷”で待つ、常識を覆す驚愕(きょうがく)の結末。実力派俳優を迎えたノンストップ・トライアングル・ミステリー。
映画『法廷遊戯』は11月10日(金)全国公開 配給:東映
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