エマ・ストーン主演映画『哀れなるものたち』興収1億円突破 オスカー最有力候補

2024.1.31 14:45

アカデミー賞®最多10ノミネート、全世界で大ヒットを記録した『女王陛下のお気に入り』のヨルゴス・ランティモス監督と『ラ・ラ・ランド』で、第73回ヴェネツィア国際映画祭女優賞、ゴールデングローブ賞主演女優賞、アカデミー主演女優賞に輝いたエマ・ストーンが再集結して描く映画『哀れなるものたち』が興行収入一億円突破の大ヒットスタートを記録している。本作は映画史上最も大胆で、空前絶後の感動作として絶賛を浴び、第 80 回ヴェネチア国際映画祭では《金獅子賞》を受賞。また、第 81 回ゴールデングローブ賞では作品賞(ミュージカル/コメディ部門)と主演女優賞(エマ・ストーン)の2部門で受賞。さらに先日のアカデミー賞®のノミネート発表では堂々の11部門へノミネートを果たし、ランティモス監督にしか成し得ない世界最高峰の才能を集めて構築された本作は早くもオスカー最有力候補作品として期待が高まっている。

昨年行われた第36回東京国際映画祭以外一切の一般試写を実施せず、1月19 日(金)に 1回限りの“有料試写”となる先行上映を全国 200 館で実施。上映後はほぼ同時刻に熱狂的な反響がネット上に溢れた。1月26日(金)に設定した公開日目前、1 月 23 日(火)のアカデミー賞®11 部門ノミネートによる期待の高まりの中、待望の劇場公開となった本作は、公開3日間(特別先行含む)で公開中洋画1位となる、興行収入96,150,800円/動員65,445 人を記録(355スクリーン。18Dolby Atmos含む)。先行上映を加えてすでに1億円を突破中である。アカデミー賞®受賞の『ノマドランド』(21)『ジョジョ・ラビット』(20)(ともに最終興収4.3億)を大きく上回り、『ブラック・スワン』(11)(最終興収23.9億)、『シェイプ・オブ・ウォーター』(18)(最終興収8.9億)に次ぐ、サーチライト・ピクチャーズ史上第3 位の大ヒットスタートとなった。

また、映画レビューサイトFilmarksでは平均4点を超える高評価を獲得(1月29日時点)。更にSNS上でも「問答無用の大傑作!!」、「映画館で観て良かったなあと心底思った」「間違いなくエマ・ストーンの代表作になる」、「美しく、痛快。」、「生涯ベスト級!」、「いろいろ話したくなる作品!」、「エマ・ストーンがかっこよかった。序盤の演技と終盤の演技の振り幅に痺れます」、「衣裳、美術、ストーリー何をとっても最高!」、「既に2024年の1位が決まってしまった」などといった絶賛と熱狂の声が駆け巡っている。なお、北米では公開8週目となる今週末に一気に2300スクリーンに拡大しランキング 7 位に浮上。同週末公開のスペイン、イタリア、メキシコも大ヒットを記録、公開中のイギリス、フランス、ドイツ、オーストラリアなどでも驚異的な支持で客足が衰えず、まさにこのヒットは世界的な現象となっている。

日本時間 3月11日(月)発表の第96回アカデミー賞®でも鑑賞者からはエマ・ストーンの2 度目の主演女優賞受賞を有力視する声が高まっており、作品賞も、ゴールデングローブ賞で作品賞を分け合った『オッペンハイマー』との一騎打ちに注目が集まっている。アカデミー賞各賞にもノミネート中の世界最高峰のスタッフが集結し、<生まれたての女性>という前代未聞の設定を持つベラのいまだだかつて観たことのない空前絶後の冒険を描いた『哀れなるものたち』。「世界を自分の目で見たい」という強い欲望に駆られて身を投じたベラのヨーロッパ横断の旅は激動の果てにどんな結末をもたらすのか。オスカーの最有力候補として世界中から期待が高まっている。

【ストーリー】
自ら命を絶った不幸な若き女性ベラ(エマ・ストーン)が、天才外科医ゴッドウィン・バクスター(ウィレム・デフォー)の手によって奇跡的に蘇生することから始まる。蘇ったベラは“世界を自分の目で見たい”という強い好奇心に導かれ、放蕩者の弁護士ダンカン(マーク・ラファロ)の誘いに乗り、壮大な大陸横断の冒険の旅へ出ていく。やがて貪欲に世界を吸収していくベラは、平等と自由を知り、時代の偏見から解き放たれていくのだった。

■監督:ヨルゴス・ランティモス『女王陛下のお気に入り』
■出演:エマ・ストーン、マーク・ラファロ、ウィレム・デフォー、ラミー・ユセフ ほか
■配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
■北米公開:2023年12月8日
■製作年:2023 年
■製作国:イギリス
■原題:Poor Things 原作:「哀れなるものたち」(早川書房刊)
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