乃木坂46・井上和 1年間の集大成に5期生全員で超ハッピーに熱唱「5期生11人だけで頑張ったわけじゃない」と振り返る

2024.2.19 15:00

2023年4月に始まった『超・乃木坂スター誕生!』(毎週月曜深夜1時29分~)。乃木坂46の5期生が昭和・平成の名曲や本格的なコントに挑戦したこの番組が、2月19日の放送で約1年間の区切りを迎える。番組の最後に5期生全員でサンボマスターの『できっこないを やらなくちゃ』を熱唱。entax取材班は、超ハッピーなはじける笑顔を見せてくれた井上和にこの1年間を振り返ってもらった。

――全員での『できっこないを やらなくちゃ』歌唱、楽しそうでしたね。収録を終えた感想をお聞かせください。

井上 いろいろ伝えたいことはあるのですが、今一番思うのは、姫奈(岡本)が活動休止で欠けていた時期はあるけれど、最後11人全員で歌えて、みんなで番組を頑張ってこられて良かったなということです。

だから『できっこないを やらなくちゃ』をみんなで歌うことは、一昨年の『新・乃木坂スター誕生!』から数えて2年間の集大成のような感じがしていました。でも歌い出したら「集大成を見せるぞ」というよりは、「みんなで楽しむぞ」という気持ちのほうが強くなって、とっても楽しかったです。

――entax取材班はこの1年間、収録を拝見していたのですが、皆さんがめきめき成長される姿に驚いています。

井上 ありがとうございます。『新・乃木坂スター誕生!』も『超・乃木坂スター誕生!』も、5期生11人だけで頑張ったわけじゃないという当たり前のことを今日、改めて感じています。

『できっこないを やらなくちゃ』を歌っている時に、スタッフの皆さんが私たちの歌に合わせて手を挙げて、応援してくださりながら踊っているのがカメラ越しに見えたんです。『乃木坂スター誕生!』という番組ってめちゃくちゃ温かかったなって、ジーンときちゃいました。

それは、5期生が温かい子ばかりだというのと同時に、番組や番組に関わってくださるスタッフの方々がとても温かくて……。皆さんと一緒にここまで頑張ってこられたことに感謝しかありません。

――そんな思いが『できっこないを やらなくちゃ』の歌唱の時の笑顔に現れていたのですね。

井上 いろいろな気持ちが混ざっていて、うまく言葉にできないのですが……分かりやすくまとめると、“愛”だなって思います(笑)。

『新・乃木坂スター誕生!』はデビュー間もなくの挑戦でしたし、不安があったり辛いなと思う時期もあったんです。でも今は全てがすごくきれいな思い出だし、そうやって「思い出だよ」って笑えるようにしてくださったのはスタッフさんだったなと思い返しています。

それに最近「この10人と一緒じゃなきゃここまで頑張ってこられなかった」とメンバーのことを思うことも多いです。「もう3年目だね」と言われるようになったことで改めて、自分、頑張ってきたなと振り返る機会もあって。先輩方に比べたらまだまだですけれどね。

――井上さんご自身、この1年で変わったなと感じることはありますか?

井上 言葉にするとニュアンスが伝わりにくいかもしれないのですが、私、人を信じられるようになったし、自分のこともちょっとだけ信じられるようになったなと思っています。

――信じられなかった?

井上 信じられないというか……。私、あまり器用なほうじゃないので、乃木坂46に加入したばかりの頃や番組が始まった頃は、人には頼れない、自分が何でもやらなきゃと思っていました。

ライブでのトークも、番組でしゃべるシーンも、掛け合って歌う時も人との関わりってとても大事になってきますよね。でも、それをどうしたら良いか分からないし、何をどう頼っていいのかも分からなくて。たぶん、誰かに頼ることが怖かったんだと思います。

自分の発言やそれまでやってきたことに自信がないために自分を信用できていなくて。そんな自分の不安のようなものを、頼ることでその人に押し付けてしまうんじゃないかと思ったりしていました。でも、5期生のみんなとたくさん話をして、信頼し合える関係になったなと今は思えるから、そこが変わった部分かなと思っています。

特にこの1年は、5期生のみんなとご飯もたくさん行ったし、収録中もたくさん話したし、オズワルドのお二人ともたくさんお話したんですよ。

――オズワルドさんはいつも、お父さんのように5期生の皆さんを見守っていらっしゃいましたよね。

井上 はい。この2年間、オズワルドさんでほんとうに良かったと思うような出来事が多くて。たくさんたくさん助けていただきました。

――先ほどおっしゃったように5期生は3年目に入ります。どんな未来を想像しますか。

井上 個人的には、人を信じられるようにさせてもらった分、私自身もっと頑張らなきゃ、信用してもらえるような人にならなきゃと思っています。

それから、5期生それぞれの“好き”をもっと出せるようになればいいなと思っています。みんなから出てくるものは絶対にいいものだって確信していて、だからメンバーのすてきな部分をたくさん見つけたいし、そうやってみんなで一緒に進めたらすごくすてきなものを生み出せる気がしています。

――最後にentaxの読者にメッセージをいただけますか。

井上 entaxさんには節目節目でインタビューをしていただいていたので、その時々の自分の言葉を読み返したりしています。

すごく印象に残っているのが、昨夏の『CAN YOU CELEBRATE?』に挑戦した時の記事と、年始にボカロ企画のプロデュースに挑戦した際の記事。自分の中で明確にいろいろなことが変わったと感じた時期だったので、読み返せる形で残していただけてほんとうにありがたいです。

entaxさんには他のメンバーのインタビュー記事もありますよね。乃木坂46に入ってきたばかりの頃から私たちは、それぞれが成長し続けているから、初めの頃の気持ちや感情に戻ることはできないし、その時にしか体験できないこともいっぱいある。それがentaxさんに残っているので、“5期生の成長物語”のような、アルバムみたいな気持ちで読ませていただいています。

読者の皆さんにも、そんな思いで懐かしいなと思ってもらえたらうれしいですし、これから先インタビューしていただいた際は、よりいろいろな方向から楽しんでいただけるようなお話ができるよう頑張りたいです。

【乃木坂46】
AKB48公式ライバルとして結成したアイドルグループ。グループ名の「乃木坂」は、最終オーディション会場の「SME乃木坂ビル」に由来する。「46」の由来に関しては、秋元康氏の「AKB48より人数が少なくても負けないという意気込み」から。

【井上 和Profile】
2005年2月17日生まれ。神奈川県出身。身長156cm。
2022年2月に応募人数87,852人の中から選ばれた乃木坂46の5期生メンバーのひとり。 長所は「大体のことはなんとかなると思っているところ」。

「超・乃木坂スター誕生!」Blu-ray 2024年4月10日発売
【映像特典】
・メイキング映像(歌)
・メイキング映像(スキット)
・未公開映像
・スタジオのメンバーリアクション全部見せます!
・超・乃木坂スター誕生!5期生の挑戦 #1~#20
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