大分県中津市のマッチョなカキ!? 殻が盛り上がるほど身をパンパンにさせる日本初の養殖方法に驚き

2024.2.24 19:00

タレントの村重杏奈が2月24日放送の『満天☆青空レストラン』に出演。MCの宮川大輔とともに大分県中津市の新たな名産物、ブランドカキ『ひがた美人』の収穫に挑んだ。

ブランドカキ『ひがた美人』

宮川が「耳がちぎれるで!」と言うほどの大寒波のなか、海で名人と待ち合わせ。宮川から「海の食材なら何が(思い)浮かぶか?」と聞かれた村重は、「この季節だったらカキ?」と予想するも、「大分はカキのイメージがない」と話す。予想は見事に正解し、名人が育てているのは日本初の干潟(ひがた)養殖のカキ。

もともとはアサリの日本一の産地にもなった中津市。しかし、温暖化の影響やナルトビエイの食害などでアサリが取れなくなったという。そんなとき、名人たちが目を付けたのがオーストラリアなどで行われている干潟でのカキの養殖。この干潟で養殖するカキが世界中でブランド化していると情報を得た名人たちは、オーストラリアへ行って技術を学び、試行錯誤すること約3年。2014年に日本初の干潟で育てるカキが誕生した。その名も『ひがた美人』。

『ひがた美人』の育つ中津干潟は、山国川(やまくにがわ)という一級河川から栄養分が流れてくるため、カキの養殖には恵まれた場所。一般的なカキの養殖は24時間エサが食べられる海中で育てるが、干潟でのカキ養殖は長い日には4~5時間もカキが水上に出て空気にさらされる。そうした過酷な環境下では、カキは身が乾燥しないように殻を固く締めるので、貝柱が大きくなり、プリっとした歯ごたえと強い甘味が生まれるという。

名人が「人間でいうと筋トレをしている。カゴの中で」とたとえると、「実がマッチョなんですね」と期待を寄せる宮川。収穫した『ひがた美人』と対面した宮川と村重は、「キレイ!肌もツヤツヤ」「マッチョ!パンパンマジで」と大興奮。名人いわく、潮の干満でカゴがゆすられたことで、なかの殻がキレイになり、深みのある身のプリっとしたカキに育つという。

一般的なカキより小ぶりだが、殻が盛り上がるほどの身の詰まりが特徴だ。

生ガキを食べ驚いた様子の宮川

生カキを試食した村重は、一口で食べると目を見開いて驚きの表情。宮川は「味が濃いし、後味は甘いし、雑味がない。甘いスープみたいな感じ。普通の海水?スープではない?」とコメント。名人は「筋トレの成果です」と胸を張った。

写真提供:(C)日テレ

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