BALLISTIK BOYZ タイでの武者修行を終えロングインタビュー「もしホワイトデイにお返しするなら?」7人の真剣回答に妄想が止まらない

2024.3.1 19:15

EXILE TRIBE初!メンバー全員がマイクを持ちパフォーマンスするグループとして注目の集まるBALLISTIK BOYZ。グローバルな活躍を視野に武者修行で半年間タイに住み、現地のアーティストとのコラボレーションなどワールドワイドに活躍をしてきた彼らが2月21日、約2年ぶりとなる3rd ALBUM『Back & Forth』をリリース。さらに3月14日からは地上波初の冠番組をスタートさせる。3月2日(土)深夜放送(1:19~)の『バズリズム02』に登場するBALLISTIK BOYZにentax取材班が話を聞いた。

■男性側の思いをド直球に書いた失恋ソング

―――ニューアルバムのリード曲「In My Head」は、メンバーのみなさん自ら作詞を行なったそうですね?

深掘:この曲はデモ音源を聴いた時点でちょっと切ないサウンドだったので「失恋ソングにしよう」とメンバーで話し合って、今までとは違ってよりストレートに自分たちの気持ちがあふれるような歌詞の内容にしようというところから始まりました。

僕が書いた部分でこだわったところはラスサビだけ歌詞が変わっているところです。次第に覚悟が決まっていく、切り替えていく様子を表現するべく冒頭とは違う気持ちの自分たちがいるというような伝え方をしたくて変えてみました。

奥田:今回恋愛に対して作詞をさせていただいたんですけど、僕は流星のパートで「~♪冷えきった風と共に香るよ 君のPerfume」というところが気に入っています。冬の寒い時の方が悲しさだったり、香りだったり、いろんな感情をより感じられる気がすると日頃から思うところがあって。歌詞を通してなにかみなさんに共感してもらえたらいいなと思っています。

松井:今までの曲では自分たちに関することを書いて来たんですけど、今回は初めて恋愛をテーマにした曲を書こうとなり、ドラマとか映画の様に一つのストーリーをつくって書き出すというのは僕たちにとっては新しい挑戦でした。失恋ソングで行こうとなり、何も包み隠さずただ失恋に対する男性側の思いをド直球に書こうとこだわって作詞しました。

左から時計周りの着席順に 加納嘉将、砂田将宏、日髙竜太、松井利樹、海沼流星、深堀未来、奥田力也

―――MVでは相手役の女性も登場し、ファンの方はドキッとしたと思います。撮影現場はどのような雰囲気だったんでしょうか? メンバーの新しい一面が見えた瞬間などありましたか?

海沼:撮影は2日間ありまして、初日は女性キャストの方と各メンバーが一対一で撮影。2日目はダンスをメインに撮影しました。女性キャストの方にご出演いただいたMVは今回が二度目ではあるのですが、今回は各メンバーによりフィーチャーして表情などを見られる瞬間が多いですし、初めてドラマっぽい演技に挑戦したのでそういう部分を楽しんでいただけるのかなと思います。ファンの方のコメントや意見を見ていていると「自分がその女性になった気分になれてよかった」という声も多かったのでうれしいです。

―――それぞれのシーンの撮影時もメンバーのみなさんは現場にいらっしゃったんですか?

海沼:ほとんどのメンバーは各自それぞれの撮影でした。メンバー同士が一緒のシーンもありましたけど、僕は一人でしたね。完成してから「こんな感じだったんだ」って見ました。

砂田:僕は力也のシーンを現場で見られました。こっちが恥ずかしくなるくらい素敵なシーンで、きゅんとするような切なさもあったり。そういう演技をするメンバーを見るのが初めてだったので「これは早くほかのメンバーのも見たい」と、出来上がりが楽しみでしたし、撮影しながら「これはいい作品になるのは間違いない」という自信や確信があったくらい撮影のときから良い手ごたえがありました。

実際リリースされてみなさんのリアクションを見ていると、女性キャストの方がいたおかげでよりこの作品の良さが出て、みなさんに伝わりやすくなっていたんじゃないかなと思いました。

―――確かに。そしてファンの方のコメントの中にはみなさんの演技がうまいとの声も寄せられていました。BALLISTIK BOYZの新たな魅力が発見されたMVになったのではないですか?

海沼:うれしいですね。ありがとうございます。今まで僕たち、演技が出来ることを隠していました(笑)。

―――メンバーのみなさん同士で演技のアドバイスや相談などもあったんでしょうか?

海沼:特になかったです。というのも、当日までどんな演出があるかは知らずでしたから、監督さんに現場で指示を頂いてやった感じなんです。むしろ使われてないシーンもたくさんあって。使われてないところでいいシーンもいっぱいありました。

―――それは今後ビハインドとして何かで見られるといいですね。

海沼:そうですね!是非機会があれば。

左から 砂田将宏、日髙竜太、松井利樹

■「BALLISTIK BOYZ」地上波初の冠番組がスタート!

―――そして、3月14日から地上波初の冠番組が始まるとのこと。メンバーの案内で、タイのさまざまな注目スポットを巡るそうですね?

加納:そうなんです。現地に半年間住んだことで、僕らもいろんな場所を知っているので、観てくださる方にタイの魅力をお伝えできればいいなと思いますし、自分たちの魅力も知っていただけたら嬉しいです。是非、チェックしてほしいです。

―――番組内では“最高のお土産”をゲットするミッションがあったそうですね? 選ぶのは悩みましたか?

加納:個性が出るところで面白いんですけど、かなり悩みました。みんな本気で選びましたよ! 期待してください。

―――パフォーマンスも毎回見られるとのこと、楽しみですね!

加納:はい。これを見て僕らのことにも興味を持っていただけるとうれしいです。是非楽しみにしていてください。

■タイでの活動ではカリスマラッパーF.HEROらとの交流も

―――そもそもタイへはどのような経緯で行くことになったのですか?

砂田:デビューした2019年にプロモーション活動でアジアのいろんなところに行かせて頂いて、その中でもタイは人々の熱気を強く感じて可能性が見えた場所の一つでした。若者が多かったり、最先端の物がたくさん集まっていたりとか、アメリカなど海外のカルチャーを積極的に取り入れているところがあったりして、東南アジアがこれからどんどん盛り上がっていく勢いの中で僕たちも活動してみたいという気持ちがありました。

最初は日本とタイを行き来して活動予定だったんですが、コロナ禍になり、なかなかそれが難しくなったので、コロナ禍が明けて「よし、再スタートしよう」と半年間拠点を移して武者修行としてタイでの活動に挑戦してきた経緯があります。

そんな中で色々な方との出会いがあったり、様々な環境でパフォーマンスをさせていただいて、現地の同世代のアーティストの方々とコラボ楽曲を制作できたことは、僕らにとっては大きなターニングポイントになったと思います。

全部を英語で歌ったりラップしたり。TRINITYという同世代3人組と初めてコラボさせていただき、そこから新たな僕たちの強みや武器が生まれた気がしますし、この経験で自分たちの強みを知れたのはよかったと思います。

左から 松井利樹、海沼流星、深堀未来、奥田力也

―――タイのカリスマラッパーF.HEROとの交流もあったそうですね。

海沼:見た目はラッパーなんですけど、いざ話しかけてくれるとすごく優しい方で。仲間や家族思いの方で、僕たちのことを常に気にかけてくれました。僕たちも半年間タイに住む中で「今何をすべきか」すごく考える時間があり、F.HEROさんに直接相談したり、活動を見てもらったりしました。

僕たちのことをとても理解してくれて「どんどんパフォーマンスしたらいいよ」と言ってくださったりと励みになりました。F.HEROさんのおかげで僕たちの半年が濃いものになったのは間違いありません。本当に感謝しています。

奥田:現地のラッパーたちも彼をとてもリスペクトしていました。そんなタイの音楽シーンのトップにいる方と一緒に仕事ができることが僕たちにとっては大きかったですし、音楽以外のこともお話を通して色々感じることもあったので、今後もいろんなことを相談していけたらいいなと思っています。

松井:僕はタイにいるときに「パパ」と呼ばせてもらっていて、予定のない日にもメッセージで「困ってることはないか?」と連絡くれたり、そのくらい一番お世話になったというか常に気にかけてもらいました。「パパ」のおかげで僕たちこんなに活動させてもらい本当に感謝していますし、それに報いるためにも頑張りたいです。

左から 奥田力也、深堀未来、松井利樹、海沼流星、砂田将宏、日髙竜太、加納嘉将

■7人の個性がさく裂! BALLISTIK BOYZの「ホワイトデイのお返し」

―――ここで、メンバー7人のキャラクターを探るべく、質問です。3月と言えばホワイトデイですが、もしみなさんが恋人にバレンタインのお返しをするとしたら何をお返ししますか? そのときのシチュエーションも是非教えてください。

全員:うわー、めっちゃ悩む。恋人ですか? 場所も? ザワザワ

―――では、ご準備できた方から挙手でどうぞ(笑)

砂田:僕はですね、もちろんホワイトデイデートもするんですけど、その日1日余すとこなくずっとハッピーでいたいから、プレゼントは朝に渡したいです。プレゼントはお花で!

メンバーたち:お花かぁ。お花いいなぁ。

海沼:僕もお花です! おしゃれなレストランを予約して、ワインを飲みながら感謝の思いも伝えたいです。

メンバーたち:大人だなぁ。いいね。

奥田:僕はですね、まずイタリアのベネチアに行きます。あの船に乗って…

メンバーたち:え?急にイタリア?待って、船って釣り船?

奥田:違います。ゴンドラです。ゴンドリエが漕ぐゴンドラに乗ってグラスしばいて「乾杯――!」って、わーと盛り上がったところでお花を渡しますね。

メンバー:グラスしばかないで(笑)そうか、イタリアにも行っていいのか。また想像が広がって悩むなぁ。

深掘:僕は、そうですねバレンタインに思いがけず相手から告白をされましたー、しかもこちらも気がある…というテイで考えます。まずご飯行きます。イタリアのベネチアに。

メンバーたち:え?イタリア行くのが流行ってるの?(笑)

深掘:そう(笑)あえて、おしゃれなレストランには行かず、何気なく小物のプレゼントと自分の思いを詞に書いた曲をCDにしてプレゼントです。

メンバーたち:うわぁ。曲なんだ!アーティストだなぁ!いいね。

松井:僕は、何かハートにまつわるものをお返しにあげたいですね。ピアスとかペンダントとかハートのモチーフのアクセサリーを「これに思いが詰まってます」って渡します。ディナーの時とかに。

メンバーたち:うおー。ハート喜んでくれそう。おしゃれすぎる。

日髙:僕は愛情をしっかり伝えたいんで朝一番に会って、恋人にまず手紙を読んで…

メンバーたち:え?手紙をあげるんじゃなくて?

日髙:読むの読む。そしてランチ行って、手紙読んで…

メンバーたち:また?(笑)2通目?まさかの2通目? ※ザワつくBALLISTIK BOYZ

日髙:そう、2通目。そして欲しいものを買ってあげたいから買い物に出かけて買ってあげて、そこで手紙を読んで…

メンバーたち:え? 3通目?(爆笑) ウソでしょ?

日髙:そこからディナーですね。食べた後、今日の感想をデート中に書いて、最後別れ際に渡して帰ります。「絶対に、他の人には見せないでね♡」って。

メンバーたち:(爆笑) なるほど言葉にできない人なんだね。 照れ屋さんだからね。重たい系じゃない?大丈夫?

加納:僕はですね、最近忙しくさせてもらっていたのでちょっと自然に触れたいなと思うので、友達カップルとグループデートで自然を堪能して温泉なんかで卓球とかしたいですね。「俺に3勝したらホワイトデイツアー代はタダです」とか試合を盛り上げて。

メンバーたち:えーーー?ホワイトデイのお返しなのに? 勝たないともらえないの?

加納:と、思わせて、実は支払い済んでるよってパターンです。

メンバーたち:びっくりした(爆笑)

左から 奥田力也、深堀未来、松井利樹、海沼流星、砂田将宏、日髙竜太、加納嘉将

―――みなさんの個性が光るお返しでしたね。ご回答ありがとうございました(笑) では最後に、これからBALLISTIK BOYZのファンの方に向けてメッセージをお願いします。

日髙:今ボーイズグループが戦国時代と言われていて、タイに行ってもいろんなボーイズグループがいるなと思いましたし、自分たちの中でも僕らの強みや良さをなんだろうねと話し合ってきました。7人みんなが歌って踊れてアクロバットができることや、音楽を自主制作しているのは僕たちの強みです。

いろんな音楽や流行もある中で、自分たちがかっこいいと思うものや、表現したいもの、自分たちの自信があるものを貫いて「メイドインジャパン」という価値を自分たちが体現して発信していけたらと思っています。ぜひ応援していただけたらうれしいです。

【BALLISTIK BOYZ PROFILE】
日髙竜太・加納嘉将・海沼流星・深堀未来・奥田力也・松井利樹・砂田将宏で構成された7人組ボーイズグループ。EXILE TRIBE 初、メンバー全員がマイクを持ち、ダンス、ボーカル、ラップを披露する。2019年5月デビュー。2022年8月からタイに拠点を移して半年間に及ぶ武者修行を経て、2023年2月に帰国。英語・ポルトガル語・中国語を話せるメンバーが在籍するなど、グローバルなバックグラウンドを持っている。リアルな音楽、ライブパフォーマンスで、日本国内に留まらず、海外展開を視野に入れて活動の場を広げてきており、次世代を担う“世界基準”ボーイズグループとして成長を続けている。

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