伝説の家政婦・志麻さんが無茶振りリクエストにも完全対応!全14品の絶品料理を華麗に創作

2024.4.7 11:30

伝説の家政婦・志麻さんが4月5日放送の日本テレビ『沸騰ワード10 伝説の家政婦志麻さんvs大食い芸能人&学校企画!菊池風磨のサプライズ授業2時間SP』に出演。ゲストからの難しいリクエストに見事に応え、絶品料理に仕上げた。

今回志麻さんに料理をリクエストしたのはお笑いコンビ・チョコレートプラネットの長田庄平と松尾駿、お笑い芸人のとにかく明るい安村、モデル・女優の松村沙友理の4人。彼らの無茶ぶりともいえるようなリクエストに志麻さんはどう対処するのか。

通常このコーナーでは特定の食材や料理のジャンルなどがリクエストされるが、安村からのリクエストはズバリ「カツ丼」。まさかの料理そのものまで指定されるリクエストとなったが、志麻さんは動じない。

豚肉に塩コショウ、小麦粉、卵液、パン粉をつけていき、フライパンの表面を覆う程度の少ない油で揚げ焼きのようにしていく。油の量も節約できるうえ、ひっくり返して両面を揚げれば通常のトンカツと変わらない仕上がりになる。

トンカツが揚がると志麻さんはおもむろにポン酢を用意し、それを水で割ってフライパンで煮詰めると、切り分けたトンカツをポン酢の中に入れ、卵でとじてご飯の上に乗せて『ポン酢カツ丼』の出来上がり。ポン酢が既に味が整っているものなので他の調味料は一切使わなくても十分なのだという。仕上げに水でさらしたタマネギとネギを乗せ、仕上げに“追いポン酢”をかけて完成。リクエストした安村も一口食べて「うめえ!」「さっぱり!」「めっちゃうめぇ!」と箸が止まらなくなっていた。

松尾からのリクエストは「かた焼きそば」。普通なら中華丼のような餡(あん)がかかるところ。しかし志麻さんはまずタマネギと豚肉を煮込み、さらに豆腐をちぎって入れ、仕上げにカレールウを投入。これをかた焼きそばの麺の上にかけて、ラー油を回しかけると誰もが驚く『カレーかた焼きそば』が完成。松村も「この組み合わせ初めて見た!」と叫んでしまうほどの意外なレシピだが、味の方はもちろん抜群でリクエストした松尾も「豆腐が入ってるから麻婆豆腐っぽさもありがならも、めっちゃ合う!」と大喜び。中華風なこのメニューだが、粉チーズをふりかけるとイタリアン風に味変することもでき、さまざまな味を楽しむことができる。

安村からのもう1つのリクエスト「レバニラいため」では、家でもお店のような味に仕上げるための5つのポイントを志麻さんが伝授してくれた。

1つ目は「牛乳に漬けずに水分を拭き取る」こと。これにお酒を加えてもみこみ、さらに塩としょうゆでうまみを引き出してやれば、十分臭みが抜けるという。さらに片栗粉でコーティングし、香りづけにゴマ油をもみ込んだ。

2つ目は「レバーの焼き上がりに食材を合わせる」こと。ついレバーから焼きがちになってしまうが、最終的な仕上がりから逆算してまずもやしから炒めていく。そのもやしの炒め方がポイントの3つ目で「もやしは強火で蒸し焼き」にする。もやしに油がからんだら水を入れて蓋をし、蒸し焼きにするのがコツ。焼きあがったら一旦火から上げておく。

4つ目は「レバーは広げて中火で焼く」こと。“焼いてあるところ”と“焼いていないところ”があるとそこが臭くなる原因になってしまうので、焼きムラが無いように1枚ずつ広げ、かつ中火でしっかり焼くのが大きなポイントとなる。その間に、空いたスペースで、ニンニクなどの薬味をゴマ油で炒める。

レバーが焼きあがったら火を強め、ニラともやし、合わせ調味料を入れて仕上げるのだが、ここで最後のポイント「調味料を入れたらすぐ混ぜない」。混ぜてしまうともやしから水分が出てしまうので、片栗粉に火が通り、アルコールが飛ぶのを待つという。調味料や片栗粉が煮詰まってきたらフライパンを振ってさっと混ぜてやると、家でも作れる臭みの無い志麻さん流『レバニラいため』の完成。試食した長田は「全然臭みない!めちゃめちゃ食べやすい!」と舌鼓を打ち、リクエストした安村も「うまぁ~!」と感動していた。

長田からのリクエストは「ラーメン」。志麻さんはしきりに「難しい」と言ってはいたが、オイスターソースをタレ代わりにしてトマトで取ったダシと合わせスープを作り、麺を入れた上から細かく刻んだカキを煮詰めて作ったカキ油を投入して『カキトマトラーメン』を仕上げた。志麻さんは “タレ”“スープ”“油”がラーメンの三大要素だと考え、それをどうやって作るかを他の料理を作りながらずっと考えていたという。志麻さんこん身の一品となったこのラーメン、リクエストした長田は一口すすると「うま!」と思わず体をのけぞらせて満面の笑み。カキとトマトの風味が絶妙なバランスを作り上げ、絶品に仕上がっていた。

今回、志麻さんを最も悩ませたであろうリクエストが松尾からの「赤飯」。通常であれば小豆のゆで汁にもち米を一晩浸すという手間暇のかかる料理だ。

志麻さんが用意したのはレトルトのご飯と市販の切り餅。ご飯に軽く塩を振り、切り餅は米と同じぐらいの大きさに刻んでレトルトご飯に混ぜ込んだ。その上に缶詰入りのゆで小豆を乗せ、5分レンジでチン。レンジから出して小豆とご飯をよく混ぜると、それまで白いままだったご飯がまるで本物の赤飯の様に赤く小豆の色に染まっていった。まるで魔法のようなアイデアを目の当たりにした松尾は「ウソだろ」とあっけに取られていたが、一口食べてみた感覚は赤飯そのもの。口にした誰もが「赤飯だ!」「めっちゃ赤飯!」と驚く仕上がりとなった。

さらに志麻さんは白ごま、すりごま、クミン、コリアンダーを調合して作った『デュカ』という中東起源のスパイスを用意。これを赤飯にかけると、安村が「インドっぽい感じがする!」と言うほど、いつもの赤飯とは一味違うメニューへと仕上げてしまった。

無理難題のようなリクエストにもすべて応え、想像以上の料理に仕上げてしまう志麻さんの料理。この日4人で食べた料理はデザートを含めて14品だったがすべて完食し、さらに5合炊きの炊飯ジャーも空っぽにしてしまっていた。

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写真提供:(C)日テレ

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