多部未華子 「グサグサと心に刺さって共感ばかり」記録的大ヒット映画『インサイド・ヘッド2』で蘇った思春期とは
2024.7.22 13:008月1日に日本で公開される映画『インサイド・ヘッド2』のスペシャルイベントに声優を務めた多部未華子が登壇。自身の思春期に重ね合わせ、キャラクターを演じた思いを語った。
この物語の舞台は、主人公の少女・ライリーの“感情たち”の世界。ヨロコビ、カナシミ、イカリなどさまざまな感情のキャラクターが繰り広げる冒険を描き、”ピクサー史上最も泣ける”映画と評された前作。今作は、思春期を迎えたライリーに新たな“大人の感情”のシンパイ、ハズカシなどが現れ、複雑な“感情の嵐”が巻き起こる中で、自分らしさを失っていくライリーを救う物語となっている。日本に先駆けて6月に世界各国で公開されると、アニメーション映画史上最速となる19日間で10億ドルを突破。記録的大ヒットとなっている。
そんな中、シンパイの声を務めた多部は、「前作を映画館に観に行って、すごく印象的で素敵な作品だと知っていて、今回初めて参加したので緊張しながら演じました。この作品に携わることができて幸せです」と思いを語った。
来日したエグゼクティブプロデューサー、ピート・ドクター氏が日本語吹き替え版について、「ファンタスティック!本当に最高でしたね!英語バージョンよりももしかしたら良いと思うくらい素晴らしかったですね!」と大絶賛すると多部は、「声を録った日から今日まで、そして公開されてからもきっと“シンパイ”でいっぱいだと思うんですけど、今褒めていただいたので、ちょっと調子に乗りたいなと思います」とユーモアを交えて答えた。
そして、自身の思春期時代と主人公・ライリーを重ね合わせて、「心配したり恥ずかしかったり羨(うらや) んだり、それがグサグサと心に刺さって共感ばかりなんです」と多感な時期を思い返した多部。続けて、「どの感情になった自分も自分らしさに繋(つな) がるんだってことを鮮やかな映像で教えてくれます。共感できるところがたくさんあるなって、大人になった私も思いました」と締めくくった。
『インサイド・ヘッド2』
8月1日(木)全国劇場公開
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン