小泉孝太郎「僕、ますます結婚できなくなりますよ」…神様の手によってよみがえった“愛犬”を前に思わず涙ぐむ
2024.8.5 06:30ヒロミと小泉孝太郎の2人がMCを務める『オー!マイゴッド!私だけの神様、教えます』が8月3日に放送された。スタジオには羊毛フェルト界の神様が登場。羊毛フェルト界の神によって忠実に再現されたそれぞれの愛犬の姿に、ヒロミも小泉も感動しきりだった。
道ゆく人に、その人にとっての神様のような人を聞き、実際に会いに行くこの番組。浅草で声をかけたのは、犬を散歩中の女性2人組。そして、羊毛フェルトを習っているというそのうちの1人が神として名前を上げたのは、自身が通っている羊毛フェルト教室『ウールーシュシュ』代表・榎添恵子(えのきぞえ けいこ)さんで、かつてテレビ番組にも取り上げられたほどの腕前とのこと。その番組は、“ぬいぐるみと本物の犬と榎添先生の羊毛を並べて本物の動物はどれでしょう?”というクイズにタレントが答えるという内容で、その時の出演者も「どれだろう?どれだろう?」と頭を悩ませるほどだったという。
後日、スタッフが榎添さんの教室を訪れた。都内を中心に20か所、約150人の生徒がいる榎添さんのリアルで忠実な羊毛フェルト作りに密着した。生徒さんいわく、ワンちゃんごとの骨と筋肉の付き方を全部把握しているという榎添さん。生徒さんにもまずは、骨格模型を見せ、「動く時の筋肉の位置を意識して作って」と教えており、生徒さんが「実は理系なんです。めちゃくちゃ」と羊毛フェルト作りの奥深さを語る場面も。
大まかな作業工程として、針金で骨格を作り、そこに羊毛を巻きつけ、さらに羊毛の塊を針で差し固め肉付けしていくが、その中で榎添さんの神ポイントがいくつか見られた。
1つは、顔を制作していく時に「ボタンだけだと命が吹き込まれない」とし、目の上にまぶたを作るというもの。そして、もう1つは、「動物なので(毛の色が)一色ということはないので」と、毛並みを再現するために様々な色の毛を調合していくというもの。
教室の生徒さんの中には、飼っていた愛犬の毛を亡くなる前にブラシでとっておき、羊毛フェルトでそのワンちゃんを再現する際に本物の体毛を混ぜることで愛犬の命を吹き込むという人も。
羊毛フェルトで作られたリアルなワンちゃんを抱きながらスタジオに登場した榎添さん。「うちのマリちゃん」とあやす榎添さんに、ヒロミも「これリアルだわ」と感嘆の声をあげると、小泉もまた「全部がすごいですね。毛並みから、瞳、生きてるみたいじゃないですか」と静かに驚きの反応を見せた。
またVTRでも言われていた“筋肉の骨格、動きを把握することが重要”という内容に触れ、「どこで学んだんですか?」とヒロミが尋ねると榎添さんは「筋肉は獣医の先生に教えてもらいました」と返答。
また小泉が「今まで芸能人の方にもお作りになったんですか?」と質問。これに榎添さんが「デヴィ夫人に。チャリティーパーティーがありまして、その時に亡くなっちゃった“フィオナちゃん”を作らせていただいて、すごい喜んでいただいて、ずっと抱っこして」と答えると、そんなデヴィ夫人の口ぶりを真似てヒロミが「あぁた素敵じゃない〜あぁたかわいいわ」と再現。これにスタジオも爆笑。榎添さんも「すごい似てる」とほほえんだ。
ここで、2月に亡くなったヒロミの愛犬トイプードルの“はなちゃん”の話題に。16年も飼っており「この子がもしよみがえったらママ(妻・松本伊代)喜ぶなみたいな…」というヒロミに、榎添さんが「はなちゃんを連れてきたのでぜひ会っていただけたら」と切り出す。「ドキドキしちゃうな」と緊張するヒロミが、いよいよ榎添さん作のはなちゃんと対面。あまりの再現度に思わず「はなだー!」と大感激のヒロミ。さらには「おうち帰るよ」と優しい口ぶりで話しかけた。
特に似ているところを聞かれるとトイプードルの中でも「ちょっと口元が白かったりとか…その当時、流行りというか、なんかあるのよ。それでママ(松本伊代)がこれ(頭をフワフワ)にして」とうれしそうに話した。また、動かすこともでき、“お手”を再現。あまりのリアルさに「やばっ!やばっ!これママ泣くまであるな」と興奮しきりだった。ヒロミの愛犬を1か月で急いで仕上げたという添さんは、感謝しきりのヒロミに「飲み会も全部キャンセルして」と冗談交じりに語り笑いを誘った。
さらに、榎添さんにより、小泉の愛犬・“ベルちゃん”も羊毛フェルトで再現。亡くなるまで16年飼っていたというベルちゃんと対面すると小泉もまた「ベル~!」と大感激。ただ榎添さんいわく「まだ完成していない」とのこと。「完成してない?」と驚く小泉に榎添さんは「アイラインを引いてあげることが大事で、アイラインを引くと本当に命が吹き込まれたようになるので、ぜひベルちゃんに命を吹き込んでいただけたらと思うんですけど」と仕上げのアイラインを入れる作業を小泉に託(たく)した。ここで自信なさげにする小泉にヒロミが「やれ!お前やれ!」とヒロミ流の後押し。
まずは榎添さんが、ベルちゃんのタレ目気味のアーモンドアイを仕上げ、それに習って小泉もアイライン入れに挑戦。「命が入った感じがするよね」とヒロミも声をかけながら、作業を進めていると、そのうち「見つめられて泣きそうになってきましたよ」と涙ぐむ小泉。「“あー夏だし、一緒に海行ったな”とか」と愛犬との思い出を回想しながらなんとか完成。
完成した羊毛フェルトのベルちゃんを前に「完璧だ。これ」と息をのむ小泉は「何人もの方を救ってますよ。ペットロスになった方の」と感動しながら榎添さんを讃(たた)えた。最後に「僕、ますます結婚できなくなりますよ」と小泉が嘆きスタジオの爆笑と共に締めくくった。
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