岡部大が暴走行為『パト鬼』を続ける青年たちを魂の説得 奥平大兼演じる白バイ隊員をも唸(うなら)らせたその言葉とは
2024.8.9 11:25お笑いトリオ・ハナコの岡部大と俳優の奥平大兼らが8日放送の『THE突破ファイル 海上税関&突破交番 暴走集団を撃退2時間SP』の再現VTRに出演。危険な暴走行為を繰り返すバイク集団の一斉検挙を目指す、白バイ隊員を演じた。
ある日、警察に寄せられた1本の110番通報を受けて、夜の倉庫街にかけつけた岡部巡査(ハナコ・岡部大)と兼近巡査(EXIT・兼近大樹)の2人。しかし通報のあった現場に異常はなく、2人は怪訝(けげん)な表情を浮かべる。すると突然、暗闇から無数のハイビームライトが2人を照らし、爆音とともに暴走バイク集団が出現。バイクはパトカーで追跡を開始した2人を煽(あお)ると、危険な運転を続ける。その後、交通機動隊の奥平も白バイで追跡に加わるが、暴走バイクを捕まえることはできなかった。
後日、事件について話し合う岡部巡査らに、奥平は暴走バイクの目的が「虚偽の110番通報をして一斉に逃げる、捕まるか捕まらないかのスリルを楽しむ」ための『パト鬼(パトロール鬼ごっこ)』だと告げる。近年、SNSの呼びかけなどで見ず知らずの人間が集まり、即席のゲリラ暴走族を結成し、こうした行為を繰り返す事件が発生。集団はSNSだけの繋(つな)がりで結成されており、現行犯でなければ検挙することは難しいという。
「バリケードを張って一斉検挙する」と強硬手段に出ようとする奥平に、岡部巡査は「バリケード…それだけの大人数を力ずくで止めれば、事故につながらないですか…」と心配。この発言に奥平は「では他に彼らを一斉検挙する有効な手段が何か?」と不服そうな態度を取る。
警察がSNSで予告された『パト鬼』の決行日に大規模作戦を行うことを計画するなか、岡部巡査たちはとあるガレージで見覚えのある派手なバイクを発見。中にいるのが暴走集団のメンバーだと確信した岡部巡査は、青年たちに暴走を止めるよう説得するも、青年たちは聞く耳を持たなかった。
説得虚しく予告された日に再び行われた『パト鬼』。警察はバリケードを張り、暴走バイクを止めようとするが、バイクはそのバリケードをすり抜け、またしても一斉検挙は失敗。『パト鬼勝利』の投稿に沸くSNSの様子に、奥平は「人員を増やして、バリケードの規模も拡大しましょう。その場で一人残さず力ずくで止めるしかなさそうですね」と語気を強める。しかし、またしても岡部は「危険を伴わない暴走の止め方は他にあると思うんです」と、青年たちを案じる態度を取る。
こうした岡部巡査の態度について兼近巡査が理由を聞くと、岡部巡査は「実は俺も同じくらいの歳の頃、ヤンチャしてた時があって、親友がバイクで…」と辛い過去を明かした。岡部巡査は過去の経験から、同じような思いを青年たちにしてほしくないと、説得を続けていたのだった。
青年たちの未来を守るため、安全に青年たちを一網打尽にする手段を考えた岡部巡査は、ここでとある案を思いつく。迎えた3度目の『パト鬼』決行日。前回同様バリケードが張られた場所で暴走バイクを待ち構えた岡部巡査らは、なぜかバイクに向けて水鉄砲を噴射。しかし水をかけただけで暴走が収まるはずもなく、こうして今回も青年たち検挙することはできなかった。
その後、人気のない地下駐車場で暴走のために集まった青年たちを発見した岡部巡査たち。岡部巡査は「今ならまだやり直せる!認めてくれ!」と暴走行為をしていることを自ら認めるよう再度説得。さらに「俺も道を誤った時もあった。でも、夢が見つかって皆が平和に暮らせる社会を作る!同じ想いをもつ仲間が出来た。俺がやり直せたんだ、君もやり直せる」と続けたが、青年たちは反抗的な態度を取る。証拠があるのかと詰め寄る青年たちに、岡部巡査は「証拠ならある」と、ブラックライトを照射。すると、青年たちや彼等のバイクが青白く発光。実は先ほどの水鉄砲には蛍光塗料が混ぜられており、これが暴走行為の決定的証拠につながった。
こうして誰もけがをさせず、検挙に成功した岡部巡査。事件を解決した岡部巡査のもとに駆け寄った奥平は「おかげ様で全員摘発することができました。ありがとうございました!岡部さんの言葉、自分にも響きました」と声をかけていた。
岡部の心温まる突破劇をスタジオで見届けたお笑いコンビ・サンドウィッチマンの富澤たけしは「岡部のやんちゃしてて更生したきっかけがあると思うんですけど、突破交番外伝みたいなの見てみたいです」と続編に期待を寄せた。
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