アニメ『小市民シリーズ』冒頭から“小佐内さん”が涙?新たな謎解きの犯人に視聴者「笑ってごめんなさい、でも…小佐内さん“おさかわ”」
2024.8.16 16:45TVアニメ『小市民シリーズ』第5話「伯林あげぱんの謎」が8月10日(土)に放送された。本作は、シリーズ累計110万部を突破する大人気「青春」×「学園ミステリ」作品で、過去に推理活動により苦い経験をした小鳩くんと似た境遇を持つ同級生、小佐内さん。互いに平穏な高校生活を求めるのだが、なぜか不可解な事件や災難が次々と舞い込み2人は事件の謎に挑むこととなる。
(以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます)
◆小佐内が流した涙は…
小鳩常悟朗(CV:梅田修一朗)は、廊下の窓辺に佇(たたず)む小佐内ゆき(CV:羊宮妃那)に声をかけると…振り向いた小佐内は、なぜか涙を流していた。「これって私が悪いのかな…?」
小佐内と別れた小鳩は、アンケートを提出するため新聞部の部室へ。すると、新聞部の部員達がなぜか浮かない表情で、テーブルの上に置かれたお皿を囲んでいた。友人の堂島健吾(CV:古川慎)に声をかけると、堂島は「ちょうどよかった」と、新聞部で起きた“不可解な出来事”を話し始めた。
◆マスタード入りの揚げパン
近くのドイツパンの店で、ドイツ風の揚げパン『ベルリーナー・プファンクーヘン』を購入。そのうちの1つに“マスタード”を入れ、誰に当たるか遊ぶゲームがあるという。マスタード入りのものを食べた人が、パン屋の取材記事を書くという賭けの元、お皿に乗っていた4つの揚げパンを、部員の堂島、門地譲治(CV:新祐樹)、真木島みどり(CV:瀬戸麻沙美)、五日市公也(CV:大鈴功起)の4人が1つずつ食べた。だが、揚げパンを食べた4人は、自分が食べたものはマスタード入りではないと答えたのだった。
その話に興味をそそられた小鳩は、謎解きを開始。揚げパンを食べる前に部室に訪れた人物を聞くと、堂島が「部長のセバさんだよ。揚げパンをもらってきたのはあの人だからな。でも俺は会ってない」と答えた。小鳩は“記事を書きたくない人がいたのでは?”と推理したが、“強制参加ではない”という。
小鳩は犯人が名乗り出ない理由を4つにまとめた。
「1つ、元々マスタードが入ってなかった。2つ、マスタードは入ってたけど、それに気づかなかった。3つ、当たりを引いたけど言いたくない隠された動機を持っている。4つ、外部犯の可能性」
しかし、門地が「俺はここでずっと原稿を書いてたんだ。誰か来たら気づいたはずだ」と、4つ目の可能性はないと答えた。
確認のため、マスタードを入れたという家庭科部員(CV:梶原岳人)に話を聞いた。家庭科部員は“セバに「詰めるマスタードは何がいい?」と聞いたら、何でもいいから辛いもの”と言われたので、“激辛のハバネロソース”を揚げパンの中に入れたという。小鳩は、“誰かがソースの辛さに気づかなかった”という可能性を確かめるため、ハバネロソースを4人になめてもらった。しかし、4人とも辛さに耐えられないという反応を見せた。
すると小鳩は、冷蔵庫の上に、“このお菓子はお礼ですからご自由にお取りください。”という紙が貼られた “菓子が入った木皿”を見つけた。そのお菓子は、アンケートを届けてくれた生徒に、ささやかなお礼として配っているものだった。
◆新聞部での出来事
小鳩は、改めて部室で起きた流れを、門地から順にさらいはじめた。門地は部室で記事を書いていた。その途中、部室へ来たセバに“いきなり肩を叩(たた)かれ”驚かされたという。その後、部室から出てきたセバと会った五日市は「テーブル上にアンケートの回収箱があったから、何枚かとって読んでました」と話し始め、「揚げパンがあったので…写真を撮りやすいように、テーブルの上を片づけました」と答えた。その次に部室に来たのは真木島、最後は堂島。
◆デスソース入りの揚げパンを食べた犯人
当たりの揚げパンはどこへ行ったのか…。「そもそも、パンは4つだったんだぞ」と門地が言うと、小鳩はこのゲームに参加しなかった新聞部員・ウリノの存在に気がついた。すると、誰も“セバにウリノが来ないことを知らせていないこと”が発覚。さらに、セバが部室に来た時、門地は“肩を叩かれてビックリした”と言っていたこと、2人は記事について話し合っていたことから、「その間は、門地君もセバさんも、誰かが部室に入ってきても気づかなかったかもしれない」と推理した。
そして、五日市がテーブルの上を片づける前、揚げパンを乗せてあった皿以外に、アンケートの回収箱とお礼のお菓子が入った木箱があったことがわかった。そこから小鳩は、“ウリノの分も含めて“揚げパンは5つ”“犯人はアンケートを提出しにやって来た”“五日市が部室に来る前に訪れた犯人は、揚げパンもお礼のお菓子だと思って持ち去った”と推測。
小鳩が提出されたアンケートの名前を確認すると、途端に思いっきり笑いはじめた。「そうか、そうだったんだ」。小鳩は小佐内の名前を見つけ、廊下で涙を流していた小佐内を思い返した。その涙は、お礼のお菓子と勘違いして揚げパンを食べてしまい…ハバネロソースの辛さによっての涙だったのだ──
◆見事な伏線回収にSNS「1話完結で、満足度が高い」
小佐内の謎の涙から始まった第5話。SNSでは「小佐内さんが冒頭で泣いていた理由が、ラストでしっかり判明したのがおもしろかった!」「小佐内さん、またしてもついてなくて可哀想 (笑)」「犯人小佐内さんかーい!最初泣いてた姿思い出したら笑えてきた」「笑ってごめんなさい、でも辛さで泣いてる小佐内さん“おさかわ”…」など、“小佐内さん”のかわいさに“おさかわ”と盛り上がる声や、小鳩と同じく最後の結末に笑ってしまったという投稿が多く見られた。さらに、次回から始まる新章『夏期限定トロピカルパフェ事件』の新ビジュアルと、PVが公開され、放送が待ちきれないとさらに盛り上がりを見せた。
TVアニメ『小市民シリーズ』
毎週 深夜1時30分からテレビ朝日系全国24局ネット“NUMAnimation”枠ほかにて放送予定