前田公輝がお腹の張りに苦しむ教育実習生を救う医師を熱演薬の効かない症状が起こったまさかの原因とは

2024.8.23 11:15

俳優の前田公輝が、22日放送の『THE突破ファイル人体ミステリー＆海上税関真夏の大突破SP！』の再現VTRに出演。教育実習生を襲った謎の病を推理し、その謎を究明する“突破ドクター”を演じた。

私立恵比寿中学の中山莉子演じる教育実習生の中山明日香は、小学校での実習中に突然腹部への痛みを感じ、前田のもとへ受診に訪れる。聞けば4日ほど前からお腹に張りがあるとのことで、前田が中山の患部を確認すると、お腹が異常なほどの膨らみを帯びていた。「（教育実習が）始まったばっかりなので、休みたくなくて…」と言葉を漏らす中山のため、前田はこの症状の原因を探る。

“腹水”と呼ばれるすい臓などの炎症によってお腹に大量の水がたまる症状を疑った前田だったが、触診の結果水の揺れる波動はなし。続いて大腸ガンなどの可能性を考え、CTスキャンと大腸カメラの検査を実施すると、体内に大量のガスがたまっていることがわかった。ガスを抜く薬を処方し「明日の午後にはスッキリしてくると思いますよ」と声をかけた前田に、中山は安心した表情を浮かべていた。

こうして事態は解決したかに思えたが、1週間後前田のもとに再び中山が訪れる。診察を待つ待合室でも時間を無駄にしないように授業のシミュレーションを行う中山だが、そのお腹は再び膨らみを帯びていた。処方されていた薬を飲んでいた期間は、一時的に収まっていたという張りだったが、どうやら症状は改善されていなかったようだ。

ここで前田は、中山のここ数日のスケジュールを確認。すると教育実習のため、朝6時に起き夜中の2〜3時ごろまで食事などの合間もひたすら授業の準備をする多忙な日々が明らかとなった。さらにレントゲン検査の結果、ガスが腸だけでなく胃にまで拡大していることが明らかに。薬だけでは根本的な解決ができないと判断した前田は入院を提案するも、中山は「今、教育実習の真っ最中で休んでるわけにはいかないんです…」と拒否。中山の思いをくみ取った前田は「…わかりました。ただ2日間は安静にしてください。それまでに私たちが原因を見つけますので」と、ガスの溜（た）まる原因を探り始めた。

早速、中山が実習を行っている小学校を訪れ、生活習慣をより詳細に調べた前田。給食のメニューなどを確認するも、腹痛や下痢を繰り返す“過敏性腸症候群”を引き起こすような、栄養バランスが偏った食事は見られなかった。ここで、ボールを持って中山をドッジボールに誘いに来た生徒数人の様子から、中山が子どもたちに人気を集めていることを知った前田は、続いて中山の自宅へ。教育実習のため、授業の練習に余念がない生活の様子を探るなか、中山はふと「やっと教育実習が始まって子どもたちと仲良くなれたのに…授業できずに終わっちゃうのかな…」と声を漏らした。

すると前田は突然「お腹が膨らむ原因、わかったかもしれません！」と叫ぶと、「お腹が大きくなった原因はずばり“呑気（どんき）症”です！」と解明。呑気とは空気を吞（の）むという意味で、中山は学校で生徒たちとしゃべりながら給食を食べたり、自宅での食事中に授業のシミュレーションをするべく声を出していたことで、通常より大幅に呑み込む空気量が多くなってしまい、体内に空気が溜まるこの症状を発症していたのだった。ストレスが多い人がなりやすいというこの症状は、十分な睡眠やストレス発散が予防に効果的だという。