アニメ『小市民シリーズ』“謎を解く側の小鳩”が犯人に?小佐内の静かな圧に…視聴者「バレるの怖くてドキドキした」
2024.8.23 16:45TVアニメ『小市民シリーズ』第6話「シャルロットだけはぼくのもの」が8月17日(土)に放送された。本作は、シリーズ累計110万部を突破する大人気「青春」×「学園ミステリ」作品。過去に推理活動により苦い経験をした小鳩くんと似た境遇を持つ同級生、小佐内さんは、互いに平穏な高校生活を求めるのだが、なぜか不可解な事件や災難が次々と舞い込み2人は事件の謎に挑む事となる。
(以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます)
◆小佐内スイーツセレクション・夏
縁日を散策していた小鳩常悟朗(CV:梅田修一朗)は、突然狐面を付けた浴衣姿の少女に首根っこをつかまれた。小鳩は「どうしたの?お嬢ちゃん、お母さんとはぐれたの?」と問いかけると、その少女は下駄を履いた足で思いっきり小鳩のすねを蹴った。
「蹴りが強すぎるよ、小佐内さん」。狐面を付けた浴衣姿の少女は、小佐内ゆき(CV:羊宮妃那)だった。「ごめんね。下駄なんて履きなれてないから、上手く蹴飛ばせなくて。痛かった?でも私、小鳩君の言葉にとっても傷ついたの。だから、許してくれるよね?」と小鳩を見つめた。別れる前に小佐内は「ところで小鳩君。夏休み、なにか予定ある?」と尋ね、小鳩の“ない”という答えにほほ笑んだ。「私ね、なんだか素敵な予感がしてるの」
翌日、突然小鳩の家へ来た小佐内。そして、お菓子屋さんの場所に印が付けられた地図を広げ、真剣な表情で話し始めた。「これはね、私のこの夏の運命を左右する…小佐内スイーツセレクション・夏」。小鳩にその地図を渡し、「今年の夏の計画を完遂するにはどうしても小鳩君みたいな人がいてほしいの」と伝え、2人は明日一緒にスイーツを食べる約束をした。
次の日、急きょ家を離れられなくなったと小佐内から連絡があり、“マンゴープリン2つとシャルロットのグレープフルーツのせを4つ買ってわたしの家まで来てください”と頼まれた。しかし、“シャルロット”は売り切れで“3つしか”買えなかった。
◆おいしさのあまり…
小佐内の家に到着し、外がとても暑かったとハンカチで汗を拭きながら、小鳩はもらった麦茶を飲んだ。2人は席に着き、スイーツの箱を開けようとした瞬間…小佐内の携帯に着信が。「ちょっと待っててね」と、小佐内は別の部屋へ行ってしまった。
その間、小鳩は買ってきたスイーツを並べたりしながら小佐内を待つも、中々戻ってこず…お腹の音が鳴り、空腹に耐えられなくなった小鳩は、スイーツを先に食べる事に。 “シャルロット”を一口食べ、そのおいしさに満面の笑みを浮かべ食べすすめた。食べ終えてしまったが、小佐内はまだ戻ってこない。すると、小佐内の席に置いた残り“2つのシャルロット”を見つめ…「小佐内さんにこう思い込ませるのだ。シャルロットは最初から2つしかなかった」と、2つ目のシャルロットを食べる計画を練り始めたのだった。
◆“シャルロットは僕のもの”
小鳩は、スイーツが入っていた箱を確認すると、スイーツが動かないための滑り止めが入れられていた。その配置で小佐内に“シャルロットは元々3つ”であった事に気づかれる可能性があるため、箱の中の保冷剤の位置を動かし、細工をした。「最小の作業時間で、滑り止めからの推理を不可能にするには…」
小鳩は先ほど食べ終えたシャルロットの受け皿とフィルムを“ハンカチに包み隠し”、「シャルロットは僕のもの」と食べたスプーンの痕跡を消すため、2個目のシャルロットにスプーンを刺した。他に証拠がないか確認すると、「こんなに暑いのに…なぜ麦茶よりコーヒーを…」と、先ほど飲んで減ってしまったコーヒーに目をやり、コーヒーの量をごまかすため、仕方なく麦茶を入れごまかした。
◆狼(おおかみ)ににらまれる狐
戻ってきた小佐内と一緒にシャルロットを食べていると、小佐内は口を拭くため紙ナプキンを取り出す。それを見た小鳩は、紙ナプキンがケーキの数分用意されている可能性があると気づき、わざとコーヒーをこぼし、紙ナプキンで拭いた。紙ナプキンの数を数えられる前に使ったのだ。無事に証拠隠滅を遂げ、汗を拭くためハンカチを取り出そうとしたが…ハンカチには先ほど食べたシャルロットの受け皿とフィルムを隠している事を思い出し、仕方なくティッシュペーパーで汗をぬぐった。
シャルロットを食べながら、小佐内は「このケーキ、奥の方にソースが隠れてるんだけど、何のソースかな?」と尋ねた。「ソースがあるの?まだそこまで食べてないんだ」と小鳩が答えると、小佐内は小鳩を真っ直ぐ見つめて聞いてきた。「そう?でも…食べたことはあるんでしょう?」
「そうだね、あるよ…マーマレードみたいなソースだった」。小佐内の静かな圧に耐えられず、小鳩はシャルロットを食べた事を白状した。“小佐内と2人だと思う存分知恵試しができ、欺けたら楽しいと思ったこと”、“シャルロットは元々3つ買ったこと”、全て見抜いた小佐内は、「夏休み、付き合ってね。昨日のランキング第1位まで全部まわるから」と笑顔で伝えた。
小佐内はなぜ小鳩の隠蔽(いんぺい)に気付いたのか。「だって小鳩君、ティッシュで汗を拭いたから」「私がいない間にハンカチは汗を拭くのに使えなくなっちゃったんだなって分かったの」。小鳩は“ハンカチを使わなければバレなかったな”と言うと、小佐内は「でも、私が全然気付かなかったら、きっと何かヒントを出してくれたよ?鑑賞じゃ面白くないって。小鳩君のことだから」と笑顔を見せた。
◆謎を解く存在だった“小鳩”が犯人へ
普段、推理をする側の小鳩が“される側”になった第6話。SNSでは、小鳩の新たな一面に「小鳩君がやらかす側になるとは!」「犯人目線で新しい展開」など、小鳩の犯人としての行動に驚く声が。さらに、静かに怒る小佐内に「笑顔で怒っている小佐内さんこわい」「バレるの怖くてドキドキした」など、“小佐内さん”らしさ全開の行動に反応する投稿が多く見られた。
TVアニメ『小市民シリーズ』
毎週 深夜1時30分からテレビ朝日系全国24局ネット“NUMAnimation”枠ほかにて放送予定