アニメ『ばいばい、アース』第7話 猫耳美青年アドニスが突如ベルに“求婚”?「いつかオレの子を産んでみる気はないか?」
2024.8.29 17:15◆アドニスの告白
一方、アドニスはキール=ロワイヤルのもとを訪れていた。自身が試す者(エグザミナー)であることを明かすアドニス。試す者(エグザミナー)とは、剣が折れた剣士のもとを訪れる王の使者。試者の灰を使って折れた剣をつなぎ、その際、剣が持ち主の“正義”と“悪”を試すという。
アドニスは、キールの剣とティツィアーノの剣を試者の灰を使って試験魔法(エグザミネーション)を施すことに。すると2つの剣は融合し、新たな刻印が刻まれた。それを見たアドニスは、ティツィアーノが“魔(ニドホック)”に落ちたのは、剣のせいではないということを確信するのだった。
その出来事をベルに伝えたアドニスは、ティツィアーノとのことは自分の中で一区切りついたと話す。そんなアドニスにベルは、“ガフがシェリーの肩を抱いている姿を見てモヤつきを感じた”ことを相談した。決してガフに恋心を抱いているわけではないと言うベルに、アドニスはガフにではなく、“のっぺらぼう”と呼ばれているベルが決して同じ存在になることはできないシェリーに対しての気持ちではないかと答えた。そして「いつかオレの子を産んでみる気はないか?」と突然申し出るのだった。戸惑うベルを見て、「お前のような姿をしたオレの子が生まれてくるかもしれない」「要するに抱きたいんだよ」とアドニスは告白。ベルは戸惑いながらも「ほれたらいいよ…」と照れながら答えるのだった。
アドニスに「お前、剣を育てられないんじゃないか?」と尋ねるベル。アドニスは自分の生まれる前に、旅の者(ノマド)の血を受けた父親からその呪いを継いでしまっていたため、剣に触ると腐ってしまうのだった。旅の者(ノマド)になるために生まれてきたアドニスは、その意味を見出せず、未だにつかめずにいるという。「結局は誰もが、生きる意味など分かってはいないんだ」その言葉を聞いたベルは、自分自身の思いとアドニスの思いを重ねるのだった。
ベルはアドニスの手を取った。「旅に出よう、アドニス。私と一緒に旅の扉を開こう!」。ベルの手を握り返したアドニスは「お前となら、旅に出たあとも色々と面白いことがありそうだ」と笑顔で見つめ返すのだった──