子どもへの性教育はいつから? どこまで話す?“学校では教えてくれない”正しい性教育について考える
2024.9.5 18:159月3日放送の『上田と女がDEEPに吠える夜』では、“今知っておくべきテーマ”として、子どもへの性教育について改めて取り上げた。
漠然と扱いが難しいと認識のある子どもへの性教育。実は、中学校の保健体育の授業では“妊娠の経過は取り扱わないものとする”という『はどめ規定』が文部科学省によって定められているため(文部科学省「中学校学習指導要領」より)、学校で教えられる内容はごく限られたものになりがちという現状がある。
この状況を受けて、タレントのSHELLYは「(子どもたちに)性の体験でネガティブな体験をしてほしくない」という思いから性教育に関するYouTubeチャンネルを開設。評判は上々で、若槻千夏も自分の小学生の子どもに性について聞かれたら「SHELLYさんのYouTube見な」と答えることに決めていると言うほど。
親が直接話すのは気まずいというケースもある一方、タレントのゆうちゃみはオープンに親と性についてこと細かく話をしてきており「避妊しーや!」「ゴムしーや!」といった会話も自然だという。家庭によって、環境によって、性教育の方針にも大きな差があり、一概に語るのは難しい。
現在はインターネットで検索すれば何でも出てくる時代。それだけに正しいかどうかわからない情報を信じてしまったり、パートナーを大切にできないことにもつながってしまう。SHELLYは「早い段階で正しい知識をつけるのが大事」と語り、スタジオメンバーも共感を示した。
■5~8歳の間に“赤ちゃんがどうしてできるのか”を伝える
続いて、子どもにはいつ頃から性教育をすべきか、という話題に。上田は“あまり早いうちから性教育はしない方がいい”という話をどこかで聞いたことがあったため、自ら子どもたちにはそれらしい話をしてこなかったという。
実は、国際的に定められた基準では、5~8歳の間に赤ちゃんがどうできるかをわかっておくべきだという。とはいうものの、いざ子どもに聞かれたらどう接して良いかわからなくなりがち。若槻は子どもが自身の性器などの“プライベートゾーン”の話で騒いでいるときは、それを“面白い話題”と思わせないため「絶対に笑わない」と決めていたという。
一方で、ゆうちゃみの家庭では親に対して「初体験も全部しゃべった」と性の情報共有についてオープンな関係だという。自分がどんな環境で性知識を得てきたかによって子どもと親との接し方も変わってくる。SHELLYは「困ったときにすぐ(親に)言える関係性を作ることも大事」と語る。そのためには普段から質問を受けたときにオドオドしたりせず、きちんと向き合うことで「扉開けてるよ」という姿勢を示しておくことが大切と熱弁。
自身の育ってきた環境や経験によってとらえ方が様々にある“性教育”。そんな中でも、早い段階から正しい情報をきちんと伝えることの大切さや、そういった話題が出たときの親の姿勢を決めておくことが子どもを守っていくことにもつながるなど、親や子どもとして、現代における性教育の必要性を考えさせられるテーマとなった。
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