日本文化への愛があふれる『ベイマックス』 監督が参考にしたのはあの超有名な日本映画だった…!?

2024.9.6 09:45

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9月6日はアカデミー賞で長編アニメ映画賞を獲得、日本でも91億円を超える興行収入を記録したディズニーの大ヒットアニメーション『ベイマックス』が登場。
かけがえのない大切な人を失った時、ぽっかりと胸にあいた穴はどう治せばよいのだろうか…。兄の死に心の傷を負った主人公の少年・ヒロが、形見となったケア・ロボット“ベイマックス”との交流の中で立ち直っていく。架空の都市を舞台に、壮大なスケールでふたりのきずなの物語が繰り広げられる、愛に満ちたファンタジー作品だ。

物語の舞台となっているのは、東京とサンフランシスコを合体させた架空の都市「サンフランソウキョウ」。

2人の監督、ドン・ホールとクリス・ウィリアムズは、日本でリサーチ旅行を行った際、街ごとに異なるマンホールの蓋など、美的感覚のこだわりに感銘を受け、その精神を映画に取り入れようと考えたという。
ちなみにリサーチは他にも、日本独特の電柱や自動販売機、車道の歩道との比率など、細かいところまで行われたのだとか。

また彼らは、「日本のポップカルチャーはキュートなキャラクターに敬意を払っている」と、ドン・ホール監督が語ったように、日本のKAWAII文化にも共鳴。
ベイマックスの顔は新宿にある花園神社の境内にあった“鈴”のイメージからデザインされ、シンプルゆえに深い感情を受け取れるものとなっている。

さらに「僕らは若い頃に日本のポップカルチャーの影響を受けた最初の世代」と語るクリス・ウィリアムズ監督は、この作品の参考にしたというある映画の名前をあげた。
「『となりのトトロ』のキャラクターや人間関係は、優しくシンプルで素晴らしかった。優しく心の奥底に響くストーリーという意味で、『ベイマックス』は『となりのトトロ』を参考にしている」とのこと。「『ベイマックス』で日本文化に恩返しをしたい」とも語った監督。どうやら日本文化への愛がこの作品の世界観を支えているようだ。

【ストーリー】
謎の事故で最愛の兄タダシを失った天才少年ヒロ。深く傷ついた彼の心を救ったのは、人々の心と体を守るために兄が開発したケア・ロボットのベイマックスだった。兄の死の真相をつかもうとする2人だったが、彼らの前に未知なる強大な敵が立ちはだかる。ケア・ロボットとして人を傷つけることを禁じられているベイマックスに、大切なヒロを守り切ることはできるのだろうか?そして、兄がベイマックスに託した、驚くべき“使命”とは…?

『ベイマックス』(2014米)

監督:ドン・ホール、クリス・ウィリアムズ
製作:ロイ・コンリ
製作総指揮:ジョン・ラセター
脚本:ジョーダン・ロバーツ、ダニエル・ガーソン、ロバート・L・ベアード
音楽:ヘンリー・ジャックマン

声の出演()内は英語版
キャスおばさん:菅野美穂(マーヤ・ルドルフ)
タダシ:小泉孝太郎(ダニエル・ヘニー)
ベイマックス:川島得愛(スコット・アツィット)
ヒロ:本城雄太郎(ライアン・ポッター)
フレッド:新田英人(T.J.ミラー)
ゴー・ゴー:浅野真澄(ジェイミー・チャン)
ワサビ:武田幸史(デイモン・ウェイアンズ・Jr.)
ハニー・レモン:山根舞(ジェネシス・ロドリゲス)
ロバート・キャラハン:金田明夫(ジェームズ・クロムウェル)
アリステア・クレイ:森田順平(アラン・テュディック)

写真提供:(C)日テレ

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