小泉孝太郎「高知の皆さんにとっては…」神振付師が挑む年に1度の大勝負“よさこい祭り”奮闘記

2024.9.10 10:45

本番2日前のリハーサルの時を迎え、妹のあんずさんと一緒にいるかりんさんに話かけると「仕上がり的にはいい感じになってるんじゃないかなと思うんですけど、まだ、不安と楽しみが色々あって複雑な心境ですね」と本音を明かした。

リハーサルで緊張の解けなかったメンバーたちに山本さんは「緊張は止めようとしたら無表情になるから、テンションで上げていって!」とアドバイスを送った。

練習の最終日、各メンバーは笠のかぶり方にも気を配っていた。通称“笠番長”こと、よさこい歴20年の西岡さんが、笠のかぶり方・角度を細かく見てくれるとのこと。西岡さんは、笠の角度を統一させて、前から見た時にそろうようにしているとその重要性を解説。踊ると笠が上がってきたりするが、位置がズレても本祭中はずっと鏡を見て直したりと、笠の見え方や角度にも細かいこだわりがあることを明かした。

こうして3か月間の最後の練習が終了。祭りが終われば同じ150人のメンバーで踊る機会はないため感情的になる参加者も。中でも帰り際に大粒の涙を流す女性が。スタッフが近づくと「練習大変やったなぁと思って」と感情を爆発させた。続けてその女性は「キツかったです。心が折れそうになって、辞めようと思いました。何回も」と何度も挫折しかけていたという苦悩を語った。

「普段は何されてるんですか?」と尋ねると、「今、ニートで、よさこいが仕事と思ってこの数か月頑張ってきたんです」と話すと「よさこいニートです」と女性は、涙目ながらも明るく語った。その後、「この涙は最後です。エイエイオー!」と元気そうに涙をぬぐって見せた。

また別の女性の方に、「何でこんなに皆さん熱中できるんですか?」とスタッフが質問。その方は「“よさこいが大好きだから”じゃないですかね」と答えると、「“踊る阿呆に、見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損!損!”という言葉があるように、みんな好きなんです。よさこいが」とうれしそうに続けた。

小泉は「高知の皆さんにとっては、1月1日よりも“よさこいの日”がスタートみたいな…」と口を開くと、これにヒロミも「(VTRの中で)“よさこいがなかったら死ぬ”って言ってたけど、それくらい大事なものなんだろうね」と高知の人のよさこいにかける思いを察した。

また、『とらっくよさこい(ちふれ)』のメンバーだったが、山本さんと踊りたいと『十人十彩』に移ってきた人もいる、という情報が小泉から語られると、「そりゃまた、とらっくよさこい(ちふれ)も“イーッ!”ってなるよね」と察する一幕も見られた。

そしていよいよ、本番を迎える。最優秀チームに贈られる『よさこい大賞』に輝くチームは…。

<次の記事>ヒロミ「もう家で観てたら泣いちゃいますよ」高知の“よさこい”優勝を目指す神の振付師チームによる圧巻演技に感動

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写真提供:(C)日テレ

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