BE:FIRST・SOTA「辞めてく仲間を横目にしながら..」“世界一ダンサー”時代の葛藤を告白…あの一日のためだけに、ほかの364日をささげた

2024.9.15 10:00

「(メガクルー部門は)全部の部門のいっちばん最後なんですよ。だからもう、フィナーレみたいな気持ちでやって、多分今後、あんな緊張感じることはないんじゃないかっていうぐらい、緊張しますね。やっぱ」。当時はチームで指導と振り付けも担当していたSOTA。だからこそ、一人のダンサーとして最高のパフォーマンスを披露する以上の責任と重圧を抱えていたという。「辞めてく仲間とかが楽して遊んでいるのとかを横目にしながら辛い思いずっとしてきた」といい、世界一となった、あの一日のためだけに、ほかの364日をささげた。「負けたら、遊べばよかった、もっと楽すればよかったって、肯定しきれないっていう、100-0の生活だったんで、優勝して初めて「全部我慢してきて良かったな」みたいな安心。安心が一番ですかね。うれしいというよりかは」と、赤裸々に当時の思いを語った。

まさに人生をささげていたダンス競技。今後も大好きなヒップホップダンスを極める道もあった。しかし、アーティストとして踊る道を選んだ背景には、世界一となったからこそ頭をよぎった、ある疑問があったという。「世界大会で優勝して、僕は世界一幸せだったんですけど、伝えるダンスとして、見てる人ってどこまで幸せなんだろうって考えたときに、ちょっと幅が狭いなというのは正直感じていて」と話す。「スポーツ化してきているダンスの素晴らしさもあるんですけど、やっぱり本質的に音楽だと思っているので、ギタリストだったり、ドラマーだったり、シンガー。その音楽の部類の方に入るダンスっていうのが、僕は魅力的だなって気付いたんで、もっと音楽として体現、ダンスをできる環境が欲しいと思った」。

スポーツではなく、音楽表現として踊る。それは音を楽しむ面白さを誰よりも知っているSOTAだからたどりついた答えだった。だからこそ、SOTAはこれからの活動について、こう話す。「音楽が嫌いにならないように、仕事だったり周りの目に絶対だまされないで、やりたい音楽をやり続けないと、ダンサー辞めた意味がない」「ダンサーの頃の俺の方がかっこよかったよ、という人ももちろんいましたけど、でもやっぱり、今の居場所が僕は大好きなので、それを胸張ってずっと言い続けられるように、曲がらないで定めた目標に真っすぐ行きたいですね」と静かに、しかし力強く語った。

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写真提供:(C)日テレ

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