アニメ『夜桜さんちの大作戦』髪をかき上げた嫌五の目に桜の紋章が…カッコ良すぎる開花にSNSも沸く「ハートを射抜かれた」

2024.9.17 17:45

しかし、アオヌマは効率よく嫌五の分身を始末していく。勝利を確信し勝ち誇るチャチャ。彼は常人離れした頭脳を持っていたが、生まれつきの障害によって寝たきり状態でコミュニケーションも取れず、親からも見放されて施設に押し付けられていたところを皮下にスカウトされ、タンポポに加入したという過去を持っていた。

皮下にスカウトされたチャチャ

自分は他のタンポポのメンバーや夜桜一家とは違い、付け焼き刃ではない才能を持っていると豪語するチャチャ。しかし四怨はその歪んだ性格を看破し「どんなにオツムが良くても視野が狭ければバカ同然さ」とチャチャを挑発する。チャチャはそんな四怨の言葉を鼻で笑い、アオヌマに指示を出そうとする。しかしその瞬間、アオヌマとチャチャを結ぶ回線が突然混線状態に。アオヌマとチャチャの声があちこちから聞こえるようになり、2人は大混乱に陥る。

実は四怨と嫌五は隙を見て、アオヌマとチャチャのフェイク音声と分身を投入。四怨がチャチャを挑発している隙に、システムに侵入しそれらを流していたのだ。四怨と嫌五のチームワークによってコミュニケーション不全に陥ったアオヌマとチャチャ。その隙に嫌五があっという間に電源の復旧に成功。

髪をかき上げた嫌五の目には桜の紋章が浮かび上がっていた。同時に開花した四怨と嫌五は、アオヌマとチャチャにとどめを刺すべく動く。

開花した四怨

右往左往するアオヌマの前に現れた嫌五。嫌五の開花能力は「同化」。相手に共感することによって相手の記憶まで知ることができる、というものだ。アオヌマに同化した嫌五は、アオヌマの閉ざされていた記憶の扉をこじ開ける。

少年時代、親に捨てられ、ホームレス状態だったアオヌマは、青い半纏(はんてん)をきたハコ婆というホームレスと縄張り争いをしていた。「ハコ婆さえいなくなればもっと楽に暮らせる」と思っていたある日、アオヌマの住む街を大寒波がおそった。あまりの寒さに死を覚悟しながら、眠りにおちたアオヌマ。しかし翌朝、目覚めたアオヌマの体には、青い半纏が巻かれていて、傍には薄着のままうずくまり、雪に埋もれ冷たくなっていたハコ婆の姿があったのだった。

青い半纏を着たアオヌマ

自分が心にしまい込んでいた“人の優しさ”の記憶を掘り起こされたアオヌマは戦意を喪失。チャチャにもう戦えないと告げる。アオヌマの離脱に慌てふてめくチャチャは、隙をつかれ、四怨の開花能力“解析”によって完全にシステムを破壊され、敗北するのだった。

一方その頃、太陽と凶一郎はアジト内部を次々制圧し、ついにタンポポの長である皮下と対峙していた。

SNS上では「四怨&嫌五のコンビいいね」「ハートを射抜かれた」「もうほんとにあざとかっこいい」と2人の開花シーンに沸く声が上がった。

『夜桜さんちの大作戦』第25話
9月22日(日)午後5時〜 MBS/TBS系にて放送
9月23日(月)夜10時30分〜 BS日テレにて放送

©権平ひつじ/集英社・夜桜さんちの大作戦製作委員会・MBS

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