【最終回】アニメ『エルフさんは痩せられない。』果たして絵留札はダイエットに成功するのか？

TVアニメ『エルフさんは痩せられない。』第12話『筋骨の兵と夢の跡』が、9月21日(土)に放送された。

本作はシネクドキ原作、同名人気漫画のアニメ化。街の整体サロン『スマイリーボア』で働く直江友厚(なおえともあつ)は、異世界から来てフライドポテトの魅力にどっぷりハマり太ってしまったエルフの絵留札(えるふだ)と出会う。体重をこちらの世界にきた時と同じ重さに戻さなければ、元の世界に帰れないという絵留札の悩みを解決すべく、ダイエットを手伝うことに。直江が様々な異世界人の悩みにドタバタと巻き込まれていく、“ぽっちゃりエルフのダイエットコメディ”。

（以下アニメ最新話までのネタバレを含みます）

◆絵留札の本当の気持ち

絵留札（CV:伊藤彩沙)は、叔母である大江田(CV:石上静香)の指導のもと、 “過酷なダイエット”に取り組んでいた。ダイエットに関して口出ししない約束をしてしまった直江友厚（CV:石井孝英）は、その様子を見守りながら「確かに瘦せてるけど、こんな健康を損ねるダイエットは…」と絵留札のことを心配する。

そんな直江の表情を見て絵留札は、「人間、何を難しい顔をしているのだ。悩みごとがあるなら聞こう、私と人間の仲だ」と直江のことを逆に心配。そんな優しい絵留札の行動に感化された直江は拳を握りしめ、大江田の前に立ちはだかると、こう言った。「絵留札さんは僕の患者です！瘦せるための手助けは僕がします！」

さらに直江は大江田に対し「体や心をむしばむようなあなたのやり方は間違っている」とはっきり伝える。両腕を広げ絵留札を守るように大江田の前から退こうとしない直江。すると大江田は「ならば仕方ない…力ずくだ」と剣を振りかざす。しかし、直江は瞬（まばた）きもせず１歩も動かない。そんな直江に大江田は「瞬き1つしないか…だが君のやり方が本当に正しいとは限らない」と言い放つ。

その言葉にすかさず絵留札が「人間は正しいです！１度私は瘦せましたので。間違っているのは私の生活態度です」「私は人間を信頼しています。その信頼に人間は、色んな知識や手法で答えてくれる。だから、もう１度瘦せるなら、人間のもとで瘦せたいのです！」と、思いを真剣に伝える。自分の意見をはっきり主張する絵留札に、成長を感じた大江田は「分かった…人間くんに任せるよ」と2人の思いに感化され、元居た世界に戻ることとした。

2人に別れを告げ、異世界へのゲートに向かう大江田。しかし「あれ？ゲートを通れない。なぜだ？」と言って戻って来る始末。その手にはソフトクリームが…。直江と絵留札は声を合わせて「（理由は）それだー！」と叫ぶ。トレーナーの大江田も絵留札同様に、人間界の食べ物にはハマっていたのであった。