秋アニメ『村井の恋』声優インタビュー!島﨑信長が“相手をキュンとさせる手法”を告白「“ブレ”みたいなものが大事」

2024.10.7 11:10

髙橋ひかると宮世琉弥による2022年の実写ドラマ化も話題となった『村井の恋』が、2024年10月6日(日)よりついにTVアニメ化(ディズニープラスにて独占先行配信中)。「次にくるマンガ大賞2019」Webマンガ部門で2位に輝いた島 順太の同名作品を原作とする本作は、2次元の“推し”に恋する教師と、その教師に猛烈なアプローチをする男子生徒の恋愛模様を描いた“エクストリーム胸きゅんラブコメ”。entaxではこの度、ヒロインが推す“乙女ゲーム”『戦国恋絵巻』のキャラクター・春夏秋冬(ヒトトセ)を演じる島﨑信長(しまざき のぶなが)にインタビュー。これまで数々の恋愛シミュレーションゲームでファンを魅了してきた島﨑ならではの“相手をキュンとさせる手法”や、まさかの“戦ラブ”商品化(?)についてまで幅広く聞いた。

『村井の恋』あらすじ
様子のおかしい男子高校生・村井は、担任教師の田中に恋をしていた。しかし、田中の想い人は乙女ゲームのキャラクター「春夏秋冬(ヒトトセ)」。そんなこととはつゆ知らず、村井は告白!「黒髪ロン毛は恋愛対象外」と一蹴されてしまうが──…翌日、髪型を一新して現れた村井はなんと田中の”推しキャラ”そのものの姿となっていた! 激しく動揺する田中と猛烈にアプローチをし続ける村井…果たしてこのおかしな恋の行方は!?

島﨑信長
春夏秋冬役 島﨑信長

◆島﨑信長流 相手を“キュン”とさせるには…?

──まずは、春夏秋冬(ヒトトセ)役に決まった時のお気持ちを聞かせてください。

島﨑 彼はそもそも、アニメーションだったり漫画だったりの“2次元”と言われる作中世界で、さらに2次元の“ゲームの中の存在”なので、“これは遊びどころがあるぞ…?”と、まず思いました(笑) “濃いものになるなぁ”と! ストーリーもコメディで、すごい勢いなのでたまに見失いかけますが、人間ドラマもあり、その緩急の付け所にやりがいがあったので、役が決まって嬉(うれ)しかったです!

村井と春夏秋冬

──“遊びどころがある”、というと?

島﨑 まず、この作品ってとても“アニメーションらしさがある作品”だと思うんです。作中世界でいくらあり得ないことが起ころうが、必殺技を撃とうが、その作中に出ている人たちが“生きている“と感じられる説得力とリアリティを生んでいるのが、“アニメらしい”ことだと個人的に思っているんですけど──。

島﨑 その点から考えて、ヒトトセは、ただでさえキャラが濃い村井くんや田中先生の居る現実世界側の人たちの中にいて、なおいじられるほど強烈なキャラクターだから…、たぶん(演技する上で)どれだけやっても、やりすぎで止められることはないんだろうなって(笑)

島﨑 あと、ヒトトセはいわゆる“乙女ゲーム”の中のキャラクターなので、ゲームのシーンとかは“ゲームっぽさ”みたいなものを意識しました。“ゲームっぽさ”ってなんだよって話ですけどね(笑) これは僕のいち考えですが、例えば、主人公がプレイヤー自身で声が入っていない乙女ゲームの場合、他のキャラクターが主人公と話していても、ゲーム内ではそのキャラだけがしゃべっている状態なので、それを成立するために1人のパフォーマンスでちゃんと聞かせられるものに整えて演じる、みたいな! ですので、ヒトトセのゲームシーンでは若干“投げっぱなし感”というか、単体でも“仕上がってる感”というのは意識したかもしれません。

『戦国恋絵巻』のゲーム画面 突拍子もない発言も春夏秋冬の特徴だ

──ちなみに、相手を“キュン”とさせる手法は何か意識してますか? 田中先生のように…(笑)

島﨑 “キュン”とさせる手法!?(笑) そうですねぇ…月並みだけど、やっぱり“ギャップ”って大事じゃないかなって! わかりやすいギャップだけじゃなく、なんだろう…違和感とか引っかかり? そういうものって、お芝居において大事なことだと思うんです。

島﨑 生きているんだから、ずっと同じじゃなくてもいい、変化したっていいというか。むしろそのブレみたいなものは大事で、本当に魅力的に思ってもらうための手法だと思うんです。そうじゃないと、代わりがいくらでもいることになるし、やっぱりヒトトセのような“代わりが居ない人物”をつくる芝居が出来たらいいなって思います。

島﨑信長
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