野田クリスタル 「友達を“素人”、先生を“回し”」 芸人デビューでひねくれすぎた高校時代を告白

2024.10.28 06:30

野田は自身の高校生時代について聞かれると、「高校はね、なんかね…嫌な思い出しかないんですよね」と少し話しづらそうに話し始めた。お笑い芸人となり、嫌な方向にトガってしまったという野田。「友達のことを“素人”と呼び出し、先生のことを“回し”と呼び出し、親を“つまらない”と言い出し、トガりにトガッてなんか、陰(いん)に入っていった感じですね」と振り返る。これをスタジオで聞いていた今田も、「最悪や」「あーもう、にわか」と、思春期と芸人デビューが合わさったが故の、痛々しい若さに苦笑した。

そんな当時、やりたくてもできなかったことを、今回やってみることに。中野に通っていた頃は、まだ未成年。かつ終電も早かったことから、ご飯に行く機会などなかった。「憧れてたんですよね、中野で飯食うの」と言い、芸人っぽい中野飯を探してみることに。訪れたのは、『焼きとりよね田 中野店』。店先に赤ちょうちんをぶら下げた、渋めのたたずまいに、かつての憧れを重ねて野田も興奮する。

大きめの焼き鳥とビールを堪能しながら、中野でお世話になった先輩芸人について話す野田。「モダンタイムスっていう、僕の師匠にあたる先輩」と話し、『モダンタイムス』をはじめ、ともにステージに立ったインディーズ芸人たちの、「すごい変なことをやる」お笑いに、正統派の漫才をやっていた野田は影響を受けたという。「それを見てトガりだした。トガっちゃったっていうか、“理解されたらおしまい”みたいな笑いがあったんですけども、それがスゴいカッコよく見えちゃって」。そんなことを話していると、「いやーどもども」と、赤い背広のユニフォームで店内にヌルっと入ってきた2人組。野田がちょうど話していた、モダンタイムスの、としみつと川崎誠だった。

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